パワフルなプレゼンテーションをデザインしよう
by アンナ・ゲレロ
90年代のクリップアートとモーションエフェクトを覚えていますか?
テンプレートを使ったお粗末なプレゼンテーションの時代は終わりました。
美しくデザインされたスライドを作ることが、これまでにないほど簡単にできるようになったのです。
仕事や学校で、プレゼンテーション資料を作ってみませんか?
印象的なデザインは、プレゼンターのアイデアを際だたせ、劇的な効果を発揮します。
コミュニケーション能力を向上させることができるのです。
プレゼンテーションデザインのスキルを向上させるために、つぎ5つのヒントを試してみてください。
01 . デザインテクニックを使う
箇条書きの点にこってみたり、タイトルを3Dにしたり……
そんなことは、もう忘れてかまいません。
プレゼンテーションが退屈なものである必要はないのですから。
メッセージが印象的に伝わるように、あなたのデザインスキルを使って
美しいスライドを作ってください。
以下のステップは、このスライドを作るために用いた方法です。
- 背景に使用した画像にはフィルター処理をおこなって、「上海」らしい雰囲気を出しました。
- 透過させた白い四角形は、テキストホルダーとして、拡大させています。
- ? 異なる色とサイズのフォントは、テキストが読まれる順に応じて、大きさを変えてあります。
- テキスト部分を切り離すために、上と下にラインを配置しています。
02. 画像はマス目状に配列する
画像をそのまま配置するのは避けてください。
画像をマス目状に配置することで、画像にプロフェッショナルなエッジが加味されます。
マス目の中に、計画的に画像を配置します。
下の2枚の写真が、斜めの線を共有しているのに対し、
上の写真が硬質の水平の線を有していて、互いに補い合っていることに注目してください。
マス目状に画像を配置すれば、テキスト用に余白部分をたくさん残すことにもなります。
そのおかげでテキスト部分が、グラフィックに印象負けすることがなくなるのです。
03. シンプルなスライドに、印象の強い表紙を合わせる
「レス・イズ・モア(少ないほど豊か)」というのは、余分なものを一切排することを通して、
より良いデザインを構築しようという考え方です。
この考えをみなさんのスライドにも応用してみてください。
多くの要素(画像や図形、異なるフォントなど)を詰め込むのを避けて、メッセージがはっきり伝わるようにします。
スライドの単純さとバランスをとるために、くっきりした印象の表紙を加えます。
上にあげた表紙のスライドの中で、画像がどのように背景として使われているか、
さらにテキスト部分の形と対になっていることに、目を留めておいてください。
04. 同じフレームを使う
フレームは、伝えたい情報を入れるすばらしい入れ物です。
上のフレームは、図形を透過させて作成しています。
自分の作ったフレームを繰りかえし使うこと。
これはよいプレゼンテーション・デザインの、カギとなる原則です。
05. スライドを繰りかえす
一度、満足できるスライドができたなら、それをテンプレートとして保存しておきましょう。
繰りかえし使うことができるし、スライド本体として、コンテンツをそれに当てはめていくころができます。
もしプレゼンテーションを定期的に行っているのなら、つながりを表すことができるし、
時間の大きな節約にもなります。
ちょっとしたデザイン上の小技なのですが、
ボールドの数字と箇条書きの点は、情報に区切りをつけるためのすばらしい道具です。
著者:アンナ・ゲレロ(canva)
元記事:http://bit.ly/1s0Yeuf
(翻訳:服部聡子)