12ステップのライティングGPS
by アン・ハンドリー
長編ロマン『砂と霧の家』を書いた作家のアンドレ・デュバスは、
書くことを、果てしなく暗い、長いトンネルを1センチずつ、進んで行くことにたとえました。
あなたの前にも数メートルが待ち受けているのかもしれません。
あなたはこの数メートルなら、うまくやることができるでしょう。
けれども、どこまで行けばよいのか、
また、それがいつのことになるのか、よくわかってはいません。
仕事が不確かだったり、よくわからなかったりするときは、
そこへ至るプロセスを、まずはっきりさせることです……
プロセスだって?
まあ、そうね。
プロセスというと、私のこれまでの人生でも、多くの場合、ぞっとするくらい退屈なものでした。
缶詰をアルファベット順に並べることや、ビーツの皮をむくことのように。
けれども、ライティングの際には、プロセスが重要です。
というのも、あなたが行きたいところに行くためには、ロードマップが必要だからです。
ですから、ここに12のステップに基づくライティングGPSというインフォグラフィックを用意しました。
私の本『誰でも書ける』のアウトラインを示したものです。
このGPSはごちゃごちゃした思考を、首尾一貫した説得力のあるライティング、
読者を引きつけ(もしかしたら好きになってくれるかもしれない)記事にまとめていく上で、
あなたの道しるべとなってくれるでしょう。
(翻訳:服部聡子)