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女性のためのBizワークショップ大阪が行われました

4月12日、大阪で開かれた「島藤真澄・女性のためのBizワークショップ」に参加しました。

メンタークラブでの勉強会から派生した女性向けのワークショップがスタートしたのは、この4月からです。4月8日に博多で第1回が開催され、私が参加した12日の大阪は、その第2回でした。お目にかかるのも初めての方ばかりということで、少し緊張しながらの開始でした。

まず、みんなでワークをやって緊張をほぐします。
初めて言葉を交わす人でも、ひとつのワークに取り組むことで、あれこれと考える間もなく、自然と言葉を交わしています。気がつくとずいぶん前からの知り合いのように、気軽に話ができるようになっているのです

全員のワークが終わったら、今度は自己紹介。
自分がこれまでやってきたこと、現在やっていること、そうして行き詰りを感じていること。

この「自己紹介」も、単に自分を紹介するだけには留まりません。自分が感じている行き詰り、物足りなさの中に、「本当の自分」「本当に自分がやりたいこと」が隠れています。ふだんは自分自身でも気が付いていない、「本当の気持ち」に気づくきっかけになります。

そうしてこのワークのおもしろいところは、それをほかの人と共有することによって、自分が行き詰まりを感じていることが、今度は別の人の「解決策」につながり、それがこれまでにはなかった新しいビジネスへとつながっていく、というところです。

自宅で「在宅秘書」(この言葉を作ったのもその方だそうです!)をしながら、400人にも上るシングルペアレントの会を結成された方、これまで事務職をされていたけれど、結婚を機にこれまでの職を離れて、もっと自分が生き生きとできるような新しい仕事、新しい働き方を求めておられる方、離婚後、「食」のスペシャリストになるために、栄養士の資格を取ろうと、子供を育てながら短大に行き、資格を取られた方、フラワーアレンジメントの有資格者で、フラワーショップの経営の経験もお持ちの方…

それぞれの経歴、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方が、できること、持っているものを出し合い、足りないところを、別の人の持っているものやできることで補い合う話し合いをしながら、新しいビジネスの可能性がいくつも生まれていきました。そうしてこの話し合いをもとに、実際に動きが始まっています。
かつて日本では、女性は二十代の半ばには結婚し、家庭に入り、専業主婦となることが、「当たり前」のライフコースだった時代がありました。男性が一家の「稼ぎ手」となって会社で働き、女性は家の中で家事・育児を担う、という分業体制が、社会にとっても望ましいことだったのです。

ところが現代では、社会の側が「働き手」としての女性の力を求めています。不況や労働環境の悪化によって、女性の経済力がなくては家庭が成り立たない、という厳しい背景もあります。にもかかわらず、女性の給与は依然として低いまま。女性の貧困、とりわけシングルマザーの貧困が問題になっていますが、問題なのは彼女たちが働いているのに、貧困を余儀なくされている、ということです。

その一方、従来から女性の役割とされてきた「家事・育児・介護」の役割の中心を担うのは、依然として女性が期待されています。とりわけ、女性にしかできない「出産」は、女性のキャリアを考える上で、避けては通れない大きな問題でもあります。

現代の日本で、女性が「自分らしく生きていく」ためには、何が必要なのか。そうして自分に何ができるのか。自分のできることは、誰の、どんなことに役立っていくのか。ワークショップでは、さまざまなことが話し合われましたが、その根本にあるのはそういうことなのだ、と強く感じました。

もちろん、実際の雰囲気はまったく堅苦しいものではなく、和気藹々とした中で、活発に意見や感想が出し合われていました。そのときが初対面であったにもかかわらず、私自身、皆さんとずいぶん以前からの友達のように感じられ、今後もぜひ集まりたい、と思いました。「他者紹介」のワークの効果を、みなさんもぜひ体験してみてください。

これからもこのワークショップは全国で続いていきます。
4月23日は四日市で開催です。
もう一歩先へ進みたい、つぎの扉を開けたい、という気持ちをお持ちの方の参加をお待ちしています。


ハットリサトコ
ShimaFuji IEM 翻訳チームの一員です。出産・退職後、在宅で働ける資格を身につけるために翻訳を学び始めました。
約5年フィクション/ノンフィクションの下訳、ウェブ・ライターを経て、『限界はあなたの頭の中にしかない』に巡り合い、深い共感を覚え、ShimaFujiIEMのチームに加わわっています。

島藤真澄・女性のためのBizワークショップ:(子連れOK)

ジェイエイブラハム勉強会から派生した、女性向けワークショップです。

思うように働けなかった頃、育児の経験がきっと人生の飛躍に役立つよと、地域の女性コミュニティを作り、『キャリアダウンのすすめ』を執筆。各地の図書館や男女参画の参考図書となるなどしました。

育児中のスローダウンから、その後、リアルに、育児終了後にきっちりとキャリアアップした島藤自身が、ママ向けワークショップを行います(シングルも大歓迎)。

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テーマは「自分の才能の掘り起こし方」

普段気づいてない、ご自身の能力を引き出す方法や、グループワークによる気づきの連続を体験していただきます。
できないことや努力していることに目を向けがちですが、実は自身でも気づいてない部分に能力があることが多いです。

そんな意外な能力の掘り当て方を学びましょう。
誰にでもできます。

その才能を、ビジネスにつなげる方法も得ましょう。

また、せっかくの機会ですので、島藤が育児中にやっていたこと。どのようにして50歳で社会復帰して今の仕事を手に入れたのか等、女性に関心ある話題にも触れていきます。

子連れOKの楽しい会にしましょう。
子育ての悩みも解決しちゃいましょう!!

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ファシリテーター:島藤真澄
ShimaFuji IEM代表取締役。
世界No.1マーケターで、フォーブス誌選出全米TOP5コンサルタントの
ジェイエイブラハム東アジアディレクター。日本エージェント。

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日時:

4月8日 14~16:00 博多 ENJOY SPACE 天神 レンタルスペース505号
0https://www.facebook.com/events/1872642553015587/

4月12日 14:00~17:00  場所: 大阪:中之島中央公会堂
http://osaka-chuokokaido.jp/map/
https://www.facebook.com/events/1198096203644098/

4月23日 四日市 14:00 – 16:00 MG四日市
https://www.facebook.com/events/231978090542088/

 

以下はメンタークラブです

4月8日博多:アクロス博多
https://www.facebook.com/events/1589011284465494/

*5月は、13日の出版直前の開催となります。ふるってご参加ください
5月8日(月):東京 日比谷図書館小ホール 18:30〜21:00
5月9日(火):名古屋 :県産業労働センター特別会議室 18:30〜20:30
5月10日(水):大阪 中央公会堂 大会議室18:30〜21:00

6月3日(土):新刊出版記念来日講演(神戸)
6月5-6日:少人数セッション(本人によるマーケティング診断)

7月12日 (水):大阪 中央公会堂 大会議室18:30〜21:00
7月20日 (木):東京(場所未定)
9月、11月もそれぞれの地域で開催します

本:『男女平等のデザイン』

What Works: Gender Equality by Design

著者:アイリス・ボーネット

 

男女平等は、道徳的にも、ビジネスの上でも、達成されなければならない原則です。

けれども、私たちは無意識のうちに偏見を抱いており、

偏見から脱することは困難で、大きな犠牲を払わなくてはならないことは、

これまでにも証明されています。

 

多様性のためのトレーニング・プログラムの効果には限界があり、

個人的な努力は、しばしば手厳しい反発を招きます。

そこで、行動デザインが新しい解決策を提案するのです。

 

個人ではなく、偏見から自由な組織によって、

私たちは大きな影響を与えるような変化を起こすことができます。

作者のボーネットは研究に基づいた解決策を提案します。

教室や重役室、雇用や昇進、ビジネスの利益、政府など、

何百万という人々の生活に大きな変化をもたらすような大きな変化が引き起こせるような

ツールを、私たちに提供してくれるのです。

 

『男女平等のデザイン』は、人間の精神に対する新たな洞察に基づいています。

また、企業や大学、オーストラリア、インド、ノルウェー、イギリス、アメリカ、

ザンビアその他諸国のデータが集められており、

無作為比較試験によるデータにも言及されています。

本書が指摘するのは、性的偏見は、今すぐにでも、

科学的根拠に基づいた介入で是正することができるということです。

また、研究がどのように性的偏見について言及しており、

生活や行動を向上させているかについても示しています。

 

『男女平等のデザイン』が明らかにするのは、もっと多くのことができる、ということです。

しかも、それが驚くほどコストがかからず、驚くほどの速やかさで可能なのです。

 

 

 


元記事:http://goo.gl/kaWP9d

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

 

 

 

 

本:『幸せを超えて』

Beyond Happy: Women, Work, and Well-Being

『幸せを超えて 女性、仕事、幸福感』

著者 ベス・カブレラ

 

 

ポジティブ心理学の権威であるベス・カブレラ博士は、

10年間にわたって1,000人を超える女性にアンケートを取り、面談を重ねて、

仕事と家族の責任をバランス良く取る方法を研究してきました。

その集大成である『幸せを超えて 女性、仕事、幸福感』は、

女性が本当に意義のある人生を送るための、確かな戦略を示してくれます。

多くの女性が共通して経験してきたことを通して

カブレラは、女性が直面する難題を、思いやりをもって調べ、

幸福感を高める単純ではあるけれども強力なモデルを紹介していきます。

幸福感こそが人生を向上させ、変えていくことができる原動力だからです。

本書の自己評価の項目は参考になり、感情と行動を改善する助けになります。

そうして章ごとに提示されている方法は、

女性のさまざまな役割、困難で、時には互いに対立する役割を何とかして果たそうとして、

実際に多くの女性たちが試行錯誤してきた経験に裏打ちされたものです。

自分の価値を高め、強さを伸ばしていき、

そうして何よりも大切な、家族の絆と心の通い合いを強くするための

カブレラの確かな戦略を実行することによって、

ストレスを軽減し、より大きな喜びを味わい、

自分の人生により大きな意味を見つけてください。

 

 


元記事:http://amzn.to/1S8cDCr

(翻訳:服部聡子)