米国ベストセラー:『Hit Refresh』

(※この記事はhttps://www.amazon.com/Hit-Refresh-Rediscover-Microsofts-Everyone-ebook/dp/B01HOT5SQAを翻訳したものです)

Hit Refresh: The Quest to Rediscover Microsoft’s Soul and Imagine a Better Future for Everyone

『ヒット・リフレッシュ:マイクロソフトの魂を再発見し、よりよい未来を想像するための探求』
著者:サティア・ナデラ

――『ヒット・リフレッシュ』の根底にあるテーマは、私たち人間と、私たちが共感と呼ぶ独自の性質についてである。テクノロジーの急流が現状をかつてないほど激変させるであろう世界において、共感はこれまで以上に重要になる。」-本書より

――サティアは、テクノロジーによってもたらされた難題に正面から立ち向かいながらも、同時にチャンスを最大限に活用する方向へ導いてくれる。-ビル・ゲイツ(本書序文より)

『ヒット・リフレッシュ』のテーマは、私たち個々人の変化についてです。
そして、マイクロソフト社内において起こっている変革や、すぐに私たちの生活にも影響を及ぼすであろうテクノロジー、つまり人工知能、複合現実感、量子計算といった人類が経験してきた中で最も刺激的で破壊的なテクノロジーの波の到来についてでもあります。同時に、人々や組織、社会が、新しいエネルギー、新しいアイディア、そして絶え間ない変化とそれへの対応のあくなき探求において、どのように変革し「更新する」ことができるか、またするべきであるか、についてでもあります。

マイクロソフト社のCEOが、インドで過ごした自らの子ども時代から始まり、このデジタル時代において、いくつもの重要なテクノロジーの変化を導くに至った道のりをたどりながら、マイクロソフト社の絶え間ない変革にまつわる知られざるエピソードについて語ります。

サティア・ナデラは、アメリカへ移住する前の興味深い子ども時代からこれまでに、どのようにリーダーシップを学んできたのかを振り返ります。さらに、聡明なビル・ゲイツやエネルギッシュなスティーブ・バルマーといった前任者と比べるとほとんど知られていない存在である彼が、マイクロソフト社の現職のCEOの座にあることについての深い思索を語ります。そして、マイクロソフト社がどのようにその魂を再認識し、文化から熾烈な競争環境、産業パートナーシップまでの全てを変革したのかという知られざるエピソードを語るのです。人道主義者であると同時にエンジニアであり経営者でもあるナデラは、次に来るテクノロジーの波についての自身の展望と、それによる社会への潜在的な影響を探り、世界的なリーダーたちへ行動を呼びかけて締めくくります。

「アイディアは私をわくわくさせる」と、ナデラは言います。「共感は私の土台であり、軸でもある」とも。
改善を探求し、信念を持って考え抜くリーダーは、振り返りや内省、助言をもとに、彼自身や著名な企業、そして社会に向けた一つの道筋を示しています。


元記事:https://www.amazon.com/Hit-Refresh-Rediscover-Microsofts-Everyone-ebook/dp/B01HOT5SQA
(翻訳:高橋裕子)

本:『理想のチーム・プレイヤー』

The Ideal Team Player: How to Recognize and Cultivate The Three Essential Virtues

『理想のチーム・プレイヤー 3つの重要な長所をいかに認め 伸ばしていくか』

著者 パトリック・レンシオーニ
 
かつて『あなたのチームは、機能してますか?』で、著者のパトリック・レンシオーニは、
チームワークを破壊し、集団行動を危機に陥れる行為といかに闘うか、独創的なアプローチを示しました。
本書では、個々のメンバーに焦点を移し、理想的なチーム・プレイヤーに欠くことのできない、3つの長所を明らかにします。
 
『理想のチーム・プレイヤー』においてレンシオーニは、ジェフ・シェインリーという架空の登場人物の物語を描きます。
彼は、チームワークを大切にする企業文化を、懸命に復権させることによって、危機に瀕した叔父の会社を救ったのです。
 
ジェフは、現実のチーム・プレイヤーが備えている「3つの長所」という暗号を解読しなければなりませんでした。
そうして、その長所に基づいた企業文化によって、従業員の雇用と育成を図ったのです。
 
物語を超えて、レンシオーニは、人を見抜き、雇用し、理想のチーム・プレイヤーへと育成する、
実践的な体制づくりに向けた、実行可能な手段を提供します。
 
あなたがチームワークに基づく企業文化の創造を目指すリーダーであるにせよ、
また、自分自身を成長させようとするチーム・プレイヤーであるにせよ、
本書は、きわめて魅力的であると同様に、実用的であることも、実証されることでしょう。
 

 


元記事:http://goo.gl/RMjE5I

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

本:『ストーリーテラーの秘密』

The Storyteller’s Secret: From TED Speakers to Business Legends, Why Some Ideas Catch On and Others Don’t

『ストーリーテラーの秘密 :テッド講演者からビジネスレジェンドへ なぜヒットするアイデアとそうでないものがあるのか』

著者 カーマイン・ギャロ

ベニスのビーチでTシャツを売っていた露天商は、
どのようにして、テレビ界で最も成功したプロデューサーになったのでしょうか?

ガレージで第一歩を踏み出した起業家は、
どのようにしてビジネスの歴史を塗り替える、伝説的な商品を世に出したのでしょうか?

内気な牧師の息子が、どのようにして人前で話す恐怖心を克服し、
2度もヤンキースタジアムを満員にしたのでしょうか?

1人の人権弁護士は、どのようにしてTEDで誰よりも長い
スタンディング・オベーションを受け、
フェイスブック重役は『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』を発表し、
どのようにして何百万人もの女性を勇気づけたのでしょうか?

彼らはみんな、すばらしいストーリーを語ったのです。

『ストーリーテラーの秘密 テッド講演者からビジネスレジェンドへ
なぜヒットするアイデアとそうでないものがあるのか』の中で、
基調講演者であり、ベストセラー作家であり、コミュニケーションの専門家でもある
カーマイン・ギャロは、力強いストーリーを語る秘訣を明らかにしていきます。

力強いストーリーは、人にインスピレーションを与え、モチベーションを与え、
ブランドを構築し、ムーブメントを起こし、人の生活を変えていくのです。

ニューヨークタイムズは、うまく語られたストーリーを
「否応なく引き込まれる力を持った戦略的ツール」と呼びます。

その証拠となるのが、本書に収められた成功を遂げたリーダーや、伝説となった50人です。
リチャード・ブランソンやサラ・ブレイクリー、イーロン・マスク、シェリル・サンドバーグのような起業家、
聞く者を魅了してやまないマーチン・ルーサー・キング・ジュニア、
ブライアン・スティーブンソン、マララ・ユスフザイ、スターバックスやサウスウェスト・エアライン、ウィン・リゾーツ、
ホール・フーズ、ピクサーなどの、ビジネスリーダーを輩出した有名ブランドなど。

あなたの目標とするものが教育であろうと資金の調達であろうと、
チームを鼓舞したり、表彰されるような文化を生み出すことであろうと、
あるいは、記憶に残るようなプレゼンテーションをすることであろうと、
ストーリーはあなたの最大の資産であり、競争における強みとなります。

この『ストーリーテラーの秘密』の中で、ギャロは、なぜラブストーリーが脳の中に生まれつき備わっているのか、
とりわけ貧乏人と金持ちのストーリーが、もともと組み込まれているのかを説明します。
そうして、最新科学がどのようにして、心と頭脳を口説き落とす、説得力のある語りを作り出すのを助けてくれるのかを、教えてくれます。

「ストーリーを語る技術は、変化を引き起こすために用いることができる」
そう語るのは、億万長者の起業家であるリチャード・ブランソンです。

次の10年間は、私たちの文化が未だ経験したことのないほどの巨大な変化を目の当たりにすることになるでしょう。
そのせいで、あなたのストーリーは、あなたのビジネスや生活を劇的なまでに変えていくはずです。

多くの人に受け入れられるアイデアは、ストーリーで包まれています。
あなたのストーリーは世界を変えます。
あなたのストーリーをシェアする時ではありませんか?


元記事:http://goo.gl/Nq1rNm

翻訳:服部聡子

 

 

本:『不可能との交渉』 

Negotiating the Impossible: How to Break Deadlocks and Resolve Ugly Conflicts (Without Money or Muscle)

『不可能との交渉 行き詰まりを打破し醜い争いを(お金も力も使わずに)解決する方法』

著者 ディーパック・マルホラ

 

交渉には、簡単なものもあれば、むずかしいものもあります。

さらには、まったく絶望的な状況もあります。

争いはエスカレートし、人々は攻撃的になり、

誰も引き返そうとしなくなります。

あげくのはてに、力も、効果を上げる手段や方法も、使い果たしてしまいます。

 

ハーバード大学の教授である、交渉アドバイザーでもあるディーパック・マルホラは、

どれほど危機的な状況でも、それを鎮め、

一見、不可能に思えても、うまくやり遂げる方法を明らかにしました。

 

マルホラは、行き詰まりを解消し、争いを解決するための3つの大胆なアプローチを確立しました。

そうして、アメリカ憲法の草案作成や、キューバミサイル危機の回避、

NFLやNHLでの激しい論争に終止符を打ったことや、

複雑なビジネス状況で逆境に打ち勝った話など、

現実の交渉の舞台裏での魅力的なストーリーを通してそれを明らかにします。

 

けれどもマルホラが明らかにするのはそれだけではありません。

あなたが企業間取引を行っているにせよ、仕事の提案について交渉しているにせよ、

ビジネスでの争いを回避しようとしているにせよ、

あるいはまた個人的な関係における障害を取り除こうとしているにせよ、

子供との交渉であるにせよ、こうした日常の出来事にも

さまざまな交渉と同じ原則と方針が応用できる、というのです。

 

そこに至った経緯や、何が問題になっているかにかかわらず、

交渉というのは、かならず根本的には、人と人との相互行為であることを、

マルホラは思い出させてくれます。

 

どれほどリスクが高く、争いが長引ていたとしても、

交渉の目的は、相手側の人間と、深く理解し合い、同意することにあります。

本書の原則と戦略は、あらゆる状況において、

あなたがもっと効果的に行動することを助けてくれるでしょう。

 

 


元記事:http://goo.gl/iUtqbP

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

 

本『スプリント』

Sprint: How to Solve Big Problems and Test New Ideas in Just Five Days

『スプリント:大きな問題を解決し 5日間のテストで新しいアイデアをテストする方法』

著者 ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー ブレイデン・コヴィッツ

 

グーグル・ベンチャーズの3人が、これはすでに100社以上の企業によって実証されている、

難問を解決するためのユニークな5日間のプロセスを明らかにします。

 

起業家やリーダーは、日々、大きな問題に直面しています。

全力を尽くさなければならない、もっとも重要な箇所はどこか。

どのように始めるか。

あなたのアイデアは、現実社会ではどのようなものなのか。

これで間違いないと確信できるような、間違いのない解決策を立てるためには、

何度会議を開けばよいのか。

 

こうした重要な問題に答えを出すために、確実な方法がひとつだけあるのです。

「スプリント」はデザイナーであるジェイク・ナップが、

グーグル社で作り上げた、5日間のプロセスです。

そうして、その「スプリント」は、グーグル・サーチからグーグルXへと至るまで、

あらゆる場面で使用されてきました。

 

ナップはグーグルブレイドン・コヴィッツと、ジョン・ゼラツキーの所属する

グーグル・ベンチャーズに加わりました。

そうして彼らは100種類以上のスプリントを、モバイルやeコマース、

ヘルスケア、金融、その他の企業とともに、完成させていったのです。

 

ビジネスの厳しい質問に答える実践的なガイドである『スプリント』は、

小さなスタートアップから、フォーチュン100に選ばれるような企業にいたるまで、

そうして教師から非営利団体にいたるまで、

あらゆる規模のチームのための本です。

 

大きなチャンスをつかもうとしている人、

今、答えを出さなければならない問題やアイデアのある人など、

誰もの助けとなるでしょう。

 

 

 


元記事:http://goo.gl/21OUsq

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『睡眠革命:一夜で人生が変わる』

The Sleep Revolution: Transforming Your Life, One Night at a Time

著者:アリアナ・ハフィントン

 

私たちは、睡眠不足の危機の真っただ中にいます ― そう警告するのは

ハフィントンポストの共同創設者であり、編集長でもあるアリアナ・ハフィントンです。

そうして私たちの健康や、業績、私たちの人間関係や幸せは、

睡眠に深い関係があるのです。

ハフィントンは大胆に主張します。

いま必要なのは、睡眠革命にほかなりません、と。

睡眠と私たちの関係を変えることだけが、

私たちの手に生活の管理を取り戻させるのです、と。

 

ベストセラー『サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功』

の中で、ハフィントンは、私たちが、幸福、知恵、驚き、思いやりを通して

成功を再定義する必要があることを、主張しました。

 

より充実した生活を送るために、?睡眠は、その入り口として重要だという彼女の議論は、

十分な調査に裏打ちされながら、彼女が理解した睡眠の神秘と、その変革する力について、

力強く語られていきます。

 

その結論は、あらゆる角度から見て、またあらゆる睡眠の歴史から見ても

包括的で、科学的に見て厳密なものです。

私たちの生活に対する夢の役割、睡眠不足の結果や、目覚めが

さまざまな健康の側面、たとえば肥満や糖尿病、心臓疾患、ガン、アルツハイマー病などに

大きな影響を与えているのです。

 

『睡眠革命』の中でハフィントンは、私たちの文化が睡眠を、時間の無駄として、

いかに排除してきたかを明らかにします。

そうして私たちの健康や、意思決定を損ね、仕事や私生活、性生活さえも損なってきたかも。

ハフィントンは、最新科学をもとに、私たちが眠り、夢見ている間に

何が進行しているのかを探求していきます。

また、睡眠薬産業の危険や、睡眠を妨げるテクノロジーへのさまざまな依存を取り上げます。

さらに、最先端の科学者が勧める、私たちの睡眠を回復させ、より良いものにし、

その信じられないほどすばらしい力を活用する方法を教えてくれます。

 

早いペースで進み、常時インターネットに接続され、つねに追い立てられ、

睡眠が奪われる世界では、私たちにとって、

夜の深い眠り以上に大切なものはあるでしょうか。

 

『睡眠革命』は、世界規模の睡眠の危機に警鐘を鳴らし、

私たちの生活やコミュニティ、世界を変革するために役立つ

より良い睡眠と目覚めを教えてくれる、洗練されたロードマップを提供してくれます。

 


 

元記事:http://goo.gl/2JlR8C

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『プラットフォーム革命』

Platform Revolution: How Networked Markets Are Transforming the Economy–And How to Make Them Work for You

『プラットフォーム革命:ネットワーク市場がいかに経済を変え、

    いかにそれを味方につけるか』

著者 サンジート・ポール・ショーダリー、マーシャル・W・V・アルスタイン、ジェフリー・G・パーカー

 

 

私たちの生き方、働き方、遊び方を変える新しい経済に向けた実践的ガイド

ウーバー、エアービーアンドビー、アマゾン、アップル、ペイパル。

これらの企業はいずれも、創業とともに市場に大きな影響を与えました。

そうして今日では、業界のリーダーとなっています。

その成功の秘密は、いったい何なのでしょうか?

 

こうした最先端のビジネスは、プラットフォーム(基盤)の上に築かれています。

私たちのビジネスの方法を革命的に変えていった、2つの市場をつなぐプラットフォームです。

 

目下引っ張りだこのプラットフォームビジネスの専門家3人によって書かれた『プラットフォーム革命』は、

プラットフォーム・モデルについての信頼できる、事実に基づいた最初の本なのです。

 

売り手と買い手であろうが、家主と旅行者であろうが、ドライバーと車に乗りたい人であろうが、

プラットフォームが両者を結び付けます。

そうしてジェフリー・G・パーカー、マーシャル・W・ヴァン・アルスタイン、サンジート・ポール・ショーダリーは

プラットフォーム・ビジネスにおける成功を生み出すために、

プラットフォーム革命とは何か、どのようにすれば良いのか、

なぜ起こったのかを明らかにするとともに、

初めての「オーナーのためのマニュアル」を準備しました。

 

『プラットフォーム革命』は、新規参入者に対して

成功するプラットフォーム・ビジネスをいかに起ち上げ、運営するかを教えます。

また、主要な市場を見極める方法と、ネットワークをマネタイズするやり方を

説明してくれるのです。

 

現在のビジネスリーダーに向けては、著者たちは

今日有望なプラットフォーム(たとえばティンダーやスキルシェアのような)の背後には

どのような戦略があるかを明らかにします。

そうして伝統的な企業が、変貌を遂げる市場に、いかに適応していけばよいのかを

説明していくのです。

 

また、著者たちは、セキュリティやレギュレーション、消費者の信頼といった

重要な問題を押さえるだけでなく、

ヘルスケアや教育、エネルギーといった、

プラットフォーム革命の機が熟している市場を調べていきます。

 

デジタル・ネットワークが張りめぐらされるにつれ、

プラットフォームの力を利用し、より良い仕事をするビジネスだけが、成功を収めます。

必要不可欠なガイドである『プラットフォーム革命』は

プラットフォームの輝かしい未来を描き出し、

それが数百万人の人々の生活と仕事を決定的に変えていくかを明らかしています。

 

 

 


元記事:http://goo.gl/OZ6ykQ

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『第三の波:起業家が描く未来像』

The Third Wave: An Entrepreneur’s Vision of the Future

著者 スティーブ・ケイス

 

超一流の起業家の1人であり、

インターネットを日常生活の一部に組み込んだパイオニア、

また、ビジネス史上最大の合併をまとめた人物が、

急速に変化を遂げるテクノロジーの世界で

誰でも成功できるロードマップを語ります。

 

スティーブ・ケイスのキャリアは、1985年、AOLの共同創設者になることから

スタートしました。

当時、インターネットを利用するアメリカ人は3%でしかありませんでした。

AOLが成功した企業の主流に躍り出るまで、10年かかりました。

それまでに何度も瀕死の状態や、非常に困難な状況に陥り、

そこから何とか立ち直ってきたのです。

 

AOLは1990年代に、頂点で活躍する企業となりました。

最盛期には、アメリカでインターネット回線を利用する消費者の約半数が、

AOLのサービスを利用していました。

そのAOLが、タイム・ワーナー社を吸収合併を敢行し、

ケイスはこの複合型ビジネスの会長に就任しました。

メディアと通信が一体となった一大帝国の総帥となったのです。

 

ケイスが青年期に大きな影響を受けたアルビン・トフラーの著作に敬意を払い、

同名の著作から標題を借りた『第三の波』の中で、

ケイスは起業家として、投資家として、また慈善家、超党派的政策の擁護者として

何十年間も活躍してきたことからくる奥深い洞察を提供してくれるだけでなく、

きわめて重要で、興味深くもあるビジネス上の決定がなされる舞台裏に、

私たちを連れていってくれるのです。

 

ケイスの解説を通して、私たちはインターネットの「第三の波」と呼ばれる

新しいパラダイムに入っていきます。

第一の波とは、AOLや他の企業が、消費者のインターネット接続という基盤を整えたこと。

第二の波とは、グーグルやフェイスブックのような企業が、

サーチエンジンを開発し、ソーシャルネットワークの可能性を広げ、

インターネットの頂点を築いたことを指します。

またスナップチャットやインスタグラムなどのアプリは、

スマートフォン革命を押し進めることになりました。

 

そうして今、ケイスは、私たちは第三の波に入っていこうとしている、と言うのです。

「現実世界」の主要な分野、すなわち健康や教育、輸送、エネルギー、食糧などの領域は

起業によって広範に転換していくだろう、

そうして私たちの生きる日常生活において、まさにその変化が起こっている、と言います。

けれども、第三の波で成功するためには、これまでとは異なったスキルの組み合わせが

求められる、とケイスはその先を描いていきます。

 

『第三の波』は、過去を描き、宣言であり、同時に未来への戦略の書でもあります。

情熱と明晰さをもって、ケイスは新興のテクノロジー企業(シリコンバレーに

拠点を置かない企業群が圧倒的な増加を見せている、とケイスは主張しています)は

顧客や競合、政府との関係のあり方を、見直していかなければならない、と言っています。

そのほかにも、起業家がビジネスの決定や戦略において、勝利を収める方法や、

私たち全員が、デジタル時代の変化について理解するためのアドバイスが述べられています。

 

 

 


元記事:http://goo.gl/1aXUzc

(翻訳:服部聡子)

 

本:『創造への刺激』

Wired to Create: Unraveling the Mysteries of the Creative Mind

『創造への刺激:創造力の神秘を明かす』

著者 スコット・バリー・カウフマン キャロリン・グレゴワール

創造性のように、とらえどころのないものを理解することができるでしょうか?

心理学者スコット・バリー・カウフマンの画期的な研究と、

キャロリン・グレゴワールのハフィントンポストの人気連載を下敷きにした

『創造への刺激』は、きわめて創造的な人々の「入り組んだ精神」の内部を

垣間見せてくれます。

 

神経科学と心理学における最新の知見を明らかにしながら

歴史を通して、芸術家や発明家の例を引きながら、

本書は創造的思考を活性化させる実践や習慣に、光を当てています。

 

カウフマンとグレゴワールは、注意深さと白日夢、

真剣であることと遊ぶこと、開放的であることと感じやすいこと、

孤独と協力などの、互いに矛盾するふたつのことは、

私たちが創造力のもっとも深い部分を利用することによって、

受け入れることができる、と説明します。

 

それぞれの章を通して、創造的な人の10の特徴と1つの習慣を

探っていきます。

・想像力に満ちた遊び

・情熱

・白日夢

・孤独

・直観

・経験に対して開かれていること

・感受性

・逆境を強みに変えること

・発想の転換

 

パブロ・ピカソ、フリーダ・カーロ、マルセル・プルースト、

デビッド・フォスター・ウォレス、トーマス・エジソン、

ジョゼフィン・ベイカー、ジョン・レノン、マイケル・ジャクソン、

トム・ヨーク、ジョシュア・ワイッツキン(チェス・プレーヤー)、

宮本茂、その他大勢の著名人の仕事と性格の洞察を通して、

『創造への刺激』は、私たちの創造力に対する理解を深め、

人生を豊かにする方法を教えてくれます。

 

 


元記事:http://goo.gl/g6HTB0

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

 

 

 

本:『スモール・データ』

Small Data: The Tiny Clues That Uncover Huge Trends

『スモールデータ 大きなトレンドを見つける小さな手がかり』

著者:マーティン・リンドストローム

 

ビッグデータは人間の知覚を「旧態依然」のもの、時代遅れにするもの、と

多くの人が信じている現代、

マーティン・リンドストロームは、詳細な心理学的洞察を備えた検索と一致の技術的データは、

「私たちが本当は何者なのか」「私たちは本当は何を求めているのか」を

すばやく映し出すものであることを明らかにします。

 

彼は現代のシャーロック・ホームズさながらに、小さな手がかりを積み重ねていきます。

ミレニアル世代の若者の握手が、次第に弱くなっていくこと、

世界中でおしろいの使用が明らかに減っていること、

若い消費者のアイスクリームコーンの食べ方が変化していること、

こうした手がかりは、驚くほど多様な難題を解決するのに役立つのだ、とするのです。

 

スイスでは、十代の女の子のベッドルームにあった1匹のテディベアが、

ヨーロッパ20か国に1000店舗を持つ、ヨーロッパ最大のファッション小売店のひとつに

変革をもたらす要因となりました。

ドバイではパールの独特なブレスレットが、

ジェニー・クレイグ式ダイエットに対する愛着心をわずか1年間で159%も高めることによって

アメリカでの会員数の減少を、相殺することになりました。

中国では車のダッシュボードの外見に、iRobot社のデザインを導入することによって

大きな成功を収めました。

 

『スモール・データ』は、アームチェアに腰かけたままの世界旅行に、

世界中の手がかりを集めて推理を組み立てる推理小説の要素が、

巧みに結合されています。

リンドストロームは彼独自のフレームワークであるCLUESを利用します。

そこではビッグデータは単なるパズルの一部でしかなく、

もっとラディカルに消費者に接近し、

産業界全体を変革するために、時には直観に反する知見さえも明らかにするのです。

『スモール・データ』は、世界規模のブランドがどのように創設されていくのか、

その舞台裏を私たちに教えてくれ、

また、私たちが全人類としてつながっているという、

従来の経験の枠組みを超えた驚くべき真実を明らかにしてくれます。

 

 


元記事:http://goo.gl/ifsLSt

(翻訳:服部聡子)