起業時に大切なのは事業の拡張可能性ではない

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1cdFbeK
(※著者の承諾を得て翻訳しています)

あなたのスタートアップは「ニワトリが先か、卵が先か」 という問題に直面していませんか?

起業して間もない時期に、事業規模が拡張できるかどうか、という問題は、多くの人が考えているほど重大な問題ではありません。
 
「スケールする」という言葉を聞いたことのない人のために言っておくと、
スケールするとは、やがて数十億ドルの収益を生み出す何百万人もの顧客が現れるから、
今のうちに、速く、安く、再現性のあるプロセスを築いておこう、という考え方のことです。
 
たとえば、もし市場に出た中古のプリンターを、ピエール・オミダイアが1台ずつテストしなければならなかったとしたら、
eBayの事業規模は拡張できません。
 
もしマーク・ベニオフが、すべての売り込みの電話をかけていたとしたら、セールスフォース・ドットコムも「スケール」できません。
 
もしジェームズ・ホンの両親が、ポルノであるかどうか写真を全部チェックしなければならなかったとしたら、
「ホット・オア・ノット(*1)」もスケールするようなことはなかったでしょう。
(*1. Hot Or Not:ユーザーが提供した自分の顔写真をほかのユーザーが評価するサイト。カリフォルニア大学に在学中のジェームズ・ホンが2000年に立ち上げると、すぐに1日あたり20,000pvにも上る人気サイトになった。)
 
立ち上げ間もない時期に、自分自身で大量のテストをしなければならない、と考えるのは、思い違い、いわゆる本末転倒というものです。
複数の場所では、ひとりの料理長が完璧に取り仕切ることができないから、といって、
レストランを一店しか開店しないのと同じようなものです。
 
レストランのスケールを検討する前に、30キロ圏内の人が料理を好んでいるかどうか、まず確かめるべきです。
つまり、ビジネスがうまくいっているかどうか、しっかり見る、ということです。
 
Shop scales
Photo by:Ben Salter
 
一例をあげると、私がアドバイスしている「チューター・ユニバース」という会社があります。
ここではスマートフォンを使った個人指導をおこなっています。
タクシーの配車サービス・アプリであるユーバーの、家庭教師版だと考えてください。
長期計画は、学生はどんなトピックでも質問でき、15分以内の指導を受けることができる、というものでした。
 
ところが当初、すべての科目を教えることができる必要最小限のチューターがいなかったのです。
多くのスタートアップは、こうした「ニワトリが先か、タマゴが先か」の問題に直面します。
 
十分なチューターがいれば、多くの学生を引きつけられる。
多くの学生が利用してくれれば、多くのチューターを引きつけられる。
 
こうした問題に直面したら、あなたならどうしますか?
 
答えは簡単です。
ちょっとしたトリックを使うのです!
あなたは社員を使って質問に答えたり、市場で採算が取れる最低限の規模になるまで
フィリピンで、高い教育を受け、英語を話せ、しかも安い人をチューターとして雇うのです。
 
疑い深い人や、経験の浅い人は反対するかもしれません。
「コストがかかるからといって、社員や外国人のチューターを雇うぐらいなら、
そもそも規模を拡大することなんてできないんだよ」と。
 
確かにこれは正論かもしれませんが、意味のないことです。
大切なのは、つぎの3点を確立することなのです。
 

  • 多くの人に知らせること
  • 学生に喜んでアプリをインストールしてもらうこと
  • 学生が助けに対して対価を払ってくれること

 
要するに、何よりも大切なのは、みんながあなたの商品を買ってくれるかどうかということなのです。
買ってくれそうにないなら、あなたが規模を拡大できなくてもどうということはありません。
もし買ってくれそうなら、スケールの方法は見つかるでしょう。
 
私はスケールすることに遅れて、失敗したスタートアップを見たことがありません。
その代わりに私が目にしたのは、何百というスタートアップが
自分の商品に全力を注がずに立ち消えになった姿でした。
 
The_Art_of_the_Start_2.0
このコラムはガイ・カワサキの最新刊
『スタートの技術 2.0』(原題)の一部分を元にしたものです。
一読後、飛躍されんことを。

 

 

 

 

 


元記事:http://linkd.in/1cdFbeK

(翻訳:服部聡子)

 

パネルディスカッションをうまくこなすには

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1RJDc2l
(※著者の承諾を得て翻訳しています)
 
どんなパネルディスカッションでも、基調講演者の10倍はパネリストがいます。
ですから、あなたも基調講演者になるより、パネリストになる確率の方が高いでしょう。
パネリストをうまく務めることも、エバンジェリストにとっては、重要なスキルなのです。
パネリストは、一見、簡単なようにも見えます。
4、5人の人と一緒に、たかだか60分ほどをこなせばいいだけなのですから。
どうしてむずかしい、などということがあるのでしょうか。
 
問題はそこなのです。
誰もがパネルディスカッションは短いし簡単だと思っているので、その準備をしません。
ところが実際はスピーチをするより、パネルディスカッションの方が大変なのです。
 
というのも、基調講演のように自分がコントロールすることができないし、
しかもあなたがしゃべる時間はずっと少ないからです。
パネルディスカッションが終わったあと、参加者の誰もが集まってくるようなパネリストになりたければ、
以下のことが参考になるはずです。

テーマをよく知っておく

もし、あなたがよく知らないテーマでパネリストを依頼されたなら、断らなくてはいけません。
それがどれほどすばらしいチャンスであっても、関係ありません。
やらなくてすむのであれば、自分が無知だとふれまわるようなまねはやめておきましょう。

自己紹介文の準備をしておく

ほとんどのパネリストが、まずつまずくのは、司会者が最新の正確な経歴を知っていると思いこんでいることから起こります。
司会者はあなたのことをほとんど知らないか、知っていたとしてもグーグルでとおりいっぺんの検索をして、
いいかげんな経歴に目を通しているのがせいぜいです。
したがって、パネルディスカッションが始まる前に、司会者に3行ほどにまとめた経歴を渡しておき、
それを正確に読み上げてくれるよう、頼んでおきましょう。

大きな声で話す

あなたの口元とマイクの間の最適な距離は3センチです。
あなたはすわっていますし、 前屈みになっていますので、声を張り上げることができません。
ですからマイクに顔を寄せて、声をマイクに乗せるのです。
マイクを味方につけてください。

情報を伝えるのではなく、楽しませる

基調講演と同じく、あなたの最終的な目標は、情報を伝えることではなく、観衆を楽しませることにあります。
おもしろいことを言うには知性が必要なので、
あなたがおもしろければおもしろいほど、人はあなたのことを頭がいいと思います。
私も、司会者やほかのパネリストに向かって、親しみをこめて言い争いをしかけることもあります。
あなたがまず楽しんでください。
 
panel discussion
Photo By:tylerhoff

本当のことがはっきりしている場合は、それを言う

運が良ければ、司会者があなたを挑発しようとして、厳しい質問を投げかけてくるかもしれません。
これは大変すばらしいことです。
というのもあなたが
(a) ユーモアがあり
(b) 真っ正直なひとがらだということを、示すチャンスだからです。
 
真実は人を喜ばせます。
誰もが本当だと知っているようなことで、嘘をつく必要はありません。
「憲法修正第5条(※黙秘権)を行使いたします」と言うより、ずっといいのです。
少なくともそう言えば、笑いは起こりますが。

聞かれた質問には答えるが、それだけに限る必要はない

質問されたら、即座に答えます。
けれども、自分の回答の方向は、自分がやりたいように決めてください。
たとえば、司会者に
「スマートフォンにも、すぐにウィルスが登場すると思いますか?」
と聞かれたとします。
あなたはこんなふうに答えてかまいません。
「そうですね。確かにそれは問題だと思います。
でも、本当の問題は、携帯電話の優良なプロバイダが不足していることではないのでしょうか」
もしあなたがこちらの話がしたければ、このように答えるのです。

話はわかりやすく、シンプルに、短く

あなたが専門家としてパネルディスカッションに参加していると仮定しましょう。
さらに、司会者も専門家であると。
司会者が質問します。
あなたは司会者と、ほかのパネリストに向かって答えます。
全員が専門家ですから、あなたも略語だらけ、最新の頭文字だらけの話になるのです。
 
これは大変な誤りです。
聞いているのは観衆であって、司会者やパネリストではないのです。
複雑で専門的なことがらは減らし、わかりやすく、シンプルに、短く話してください。
きっとあなたは目立つはずです。

興味深そうなふりをする

もしかしたら、パネリストにとって、これは一番むずかしいことかもしれません。
ほかのパネリストたちが、長たらしく退屈で、業界用語ばかりの話をしていたとします。
メールチェックがしたくなったり、なんとかうんざりするのをがまんしようとしたり。
そういうことはしてはダメです。
ふりだけでも、興味深げな顔をすること。
なにしろあなたが退屈そうな顔をしたその瞬間に、カメラマンが写真を撮ったり、
あなたのその表情を15メートルのスクリーンに映し出そうとしているのですから。

司会者を見ない

司会者は観衆の代理にすぎません。
あなたが答えるときは、観衆の方を向いて答えてください。
そうすれば、観衆が見たくもないあなたの側頭部を見せられなくてすみます。
(参考情報:良い司会者は、アイ・コンタクトをしようとはしません。
パネリストが自分と目を合わさないで、観衆の方を見るようにし向けるのです)

「前の方に賛成です」とは言わない

司会者がパネリストひとりひとりに、同じ質問をすることがあります。
あなたが最初の回答者でない場合には、「前の方が言ったことに同意します」と言いたくなる誘惑にかられるかもしれません。
けれども、これはバカな返事です。
何か別のことをひねりだしてください。
あるいは「その質問にはもう答えが出ていると思います。会場のみなさんのために、先へ進みましょう」と言ってもいいでしょう。
 
このコラムはガイ・カワサキの最新刊『スタートの技術 2.0』(原題)の一部分を元にしたものです。
 
一読後、飛躍されんことを。
 
元記事:http://linkd.in/1RJDc2l


(翻訳:服部聡子)
 
 

最高のプレゼンテーションのためのチェックリスト 

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1FnCdyj
(※著者の承諾を得て翻訳しています)
 
長年の経験に裏打ちされ、いくつもの困難を乗り越えてきた私の経験は、
あなたの最高のプレゼンテーションの助けになるはずです。
あなたが万全を望むなら、以下の10項目のヒントをチェックしてみてください。

1. 背景色を黒に変える

「厳粛さは良いものだ」と、黒い背景は伝えます。
それに対して、白が伝えるのはこんなことです。
「私は素人だし、これからしらじらと明るい画面に目をこらしてもらいます」

2. テキストはすべて白、フォントはサンセリフのボールド体に変える

アリアルが最適です。
万一、あなたがフォントで暖かさと曖昧さを表現したいのなら、
ピンタレストで何かをピンするだけにして、プレゼンテーションはあきらめてください。
 
presentation_check_list

3. テキストサイズは最低でも30ポイントに変える

すべてがきちんとおさまるように、テキストを移動させてください。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということわざを、忘れないでください。

4. 1枚のスライドに使う語数は約25ワード(※日本語だと約50字)に

スライドの目的は、スライドに語らせることではなく、あなたが話すことを定着させることにあります。
ここでも、過ぎたるは及ばざるがごとし。

5. 完全な文章を短いフレーズに変える

フレーズだけではわかってもらえないのであれば、
間違った人を相手にしているのかもしれません。

6. 箇条書きは4項目以下に抑える

4項目以上で何かを説明したければ、つぎのスライドに移るか、あまりに多くのことを言おうとし過ぎていないか見直します。

7. 箇条書きリストは、クリックして項目をひとつずつ表示できるように設計する

この設計は、話をひとつずつ段階的に展開させていくことができます。

8. 大文字は正しく使う

英語タイトルの大文字ルール(※タイトルの初めと終わりの単語は頭文字を大文字にするなどのルール)が
適用されるのは、見出し部分のみです。
他はすべて文頭の単語の頭文字だけを大文字にします。

?9. 写真はスライド1枚につき3枚までにする

大きいフォント、大きい写真、いつも大きく考えましょう。

?10. 社名やロゴを、各スライドの隅に入れておく

ABB(Always Be Branding)を忘れないで。
つまり、「どんなときもブランディングを」。
 
 
The_Art_of_the_Start_2.0

このコラムはガイ・カワサキの最新刊
『スタートの技術 2.0』の一部分を元にしたものです。

一読後、飛躍されんことを。

 

 

 


元記事:http://linkd.in/1FnCdyj

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

忙しさを賛美するのはやめよう

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1GGDpPG
(※著者の承諾を得て翻訳しています)

自分の人生をどのように生きていくか、という私たちの設計図は、
変革と修繕が必要不可欠となっています。
私たちが価値を置いているものは、私たちがどのように生きていくかということと、
調和がとれなくなっているのです。
そうして、このふたつを一致させた青写真が、いますぐ必要とされています。
――アリアナ・ハフィントン

アリアナ・ハフィントンの新しい本『サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功』は、私たちがどれほど忙しいことをありがたがり、生命を危険にさらして得た代償をありがたがっているかについて、考えさせるものでした。

成功しているかどうか、私たちが判断する基準は、お金と力です。
そうしてそのふたつを手に入れようと、私たちは長時間働き、枕元にまで携帯電話やタブレットを置いて、家族のかけがえのない時間を取り逃がし、健康にダメージを与えています。

アリアナは、成功を測る第三の基準を提案しています。
それは持続可能ということです。
持続可能であるために、人は自分の健康に気を配り、十分に睡眠を取り、仕事のためだけに生きることはしなくなります。
以下にあげるのは、アリアナと『サード・メトリック』から得た10のヒントです。

1. 成功を定義しなおす

誰がもっとも一週間で長く働いたか、大金を稼いだか、ということに対する賞はありません。
生命が終われば誰もが同じ量の塵になってしまうのですから。
問題は、あなたがどれだけの喜びを人々にもたらし、世界をより良い場所にしたか、ということです。

2. バーンアウトを避ける

燃え尽きることやストレス、鬱病は、世界的な問題になっています。
「サード・メトリック・カンファレンス2013」の中で、彼女はバーンアウト症候群が、アメリカだけでの問題ではなく、ドイツやイギリス、中国、その他多くの国の労働者にとっても、共通の問題であることを知りました。
懸命に働くことが、かならずしも良い結果につながるわけではありません。
実際には正反対の結果となることも多いのです。

3. あなたの幸福をはぐくむ

エクササイズ、瞑想、音楽、美術、家族と過ごすこと、こうしたことを通して自分のケアをすることは、利己的な行為ではありません。
むしろ、良識とはこういうもののことです。
私の安全弁は、ホッケーです。
私は週に4-5時間、ホッケーをやることにしています。
そのほかにも、週に何回か、サイクリング・マシンに乗ったり、ヨガをしたりします。
それでも、これで十分、とは、とても言えそうにありません。

4. 睡眠は十分に

もっと睡眠はしっかりとってください。
睡眠不足は健康リスク、より高いストレス・レベルと関係があります。
あなたの人生のさまざまな面が、適度な睡眠を取ることによって改善されるはずです。
罪の告白:この点は私も改善する必要があります。私は毎晩6時間しか睡眠を取っていません。
Smartphones
Photo By:Esther Vargas

5. デジタル・デトックスをしよう

レストランで、向かいにすわっている相手とは、目も合わさないで、スマートフォンのスクリーンに見入っている人を見かけたことは、誰でもあるでしょう。
あなたが携帯電話の電源を切って、一緒にいる人に100%、意識を集中させたのは、いったいいつが最後でしょうか?
あなたももちろんそうですが、あなたの大切な人にも、電源を切って、デジタル機器に邪魔されないよう、頼んでください。
メールはあなたが電源を入れてくれるのを、いつまでも待ってくれます。

6. 学び続ける

私たちは人生から多くのことを学びます。
両親から、配偶者から、そうして子供からも。
両親が授けてくれたレッスンは、すべてをありがたく受け止める、というわけにはいかないかもしれません。
けれども、あなたの記憶の中のアドバイスは、あなたが困難に直面しているとき、光を投げかけてくれるはずです。
学校を卒業したから、といって、勉強を終えてはなりません。
むしろ、そのときから本当の勉強が始まるのです。

7. あなたの内なる声に耳を傾ける

これまで、何か予感を抱いたことはありませんか?
無視したあとに、ふり返って、その予感に従うべきだった、と感じた経験はなかったでしょうか。
つぎにそんなことが起こったときには、あなたの予感に耳を傾け、自分の思考の中に、その予感を織り込んでください。

8. 子供のようにふるまう

あなたの子供や孫と一緒に博物館や美術館へ行って、彼らの目を通して、命というものを眺めてください。
あなたがずっと行きたかった場所、「生きているうちにやっておきたいこと」リストの場所へ旅行してください。
やることなすことをすべて、お金を稼ぐ能力を高めたり、運動能力を向上させたり、という目的に、
関連づける必要はありません。

Spring Light Meditation
Photo By:Hartwig HKD

9. 孤独を味わう

瞑想は、ストレスをやわらげ、私たちの内なる声を解き放ちます。
自分ひとりでいるのが好きでないのなら、どうしてほかの人があなたと一緒にいることを、好きでいてくれるでしょうか?
私のアイデアのうち、最高のものの多くは、ひとりきりで車に乗っているときに得たものです。
最近、以前のようにひんぱんに長時間のドライブをすることがなくなったせいで、自分の創造力が衰えたと思っているほどです!

10. あなたのコミュニティに恩返ししよう

思いやりがあり、他者を助けることができる人は、大きな社会問題を解決するための一助となっています。
地域のシェルターや、高齢者施設、また、あなたの子供たちの学校で、あなたのユニークな才能や時間を分かちあう方法を見つけてください。
 
このように、第三の基準(サード・メトリック)を私たちの内に導入することは、自分自身を成長させ、生命にふれることにつながっていきます。
正直言って、私自身がどれだけできているかと聞かれたら、10段階評価でいうと、せいぜい7というところです。
けれども誰もがどこからかスタートしなければならないのです。
 
問題はここにあります。
あなたは忙しさを賛美することをやめ、成功を再定義する準備ができていますか?
 

 


元記事:http://linkd.in/1GGDpPG

(翻訳:服部聡子)

既存の価値を打ち破れ―起業家のための10の名言

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1zmOt0g
(※著者の承諾を得て翻訳しています)
 
多くの人は、イノベーションとは〝仲間とすわっていると、不意に魔法のような考えが浮かんできて、そこから始まる”ものだ、とでも思っているようです。
あるいは、顧客がやってきて、自分にはこれこれこういうものが必要だ、と訴え、その通りのものを作り上げればイノベーション達成……とでもいうふうに。
 
実際は、そんなに甘いものではありません。
イノベーションというのは、骨の折れる、混乱しきった作業の積み重ねであって、てっとりばやく達成する方法など、どこにもないのです。
始まりはいつも、あなた自身が、あったらいいな、と思っている何かを作りたい、
それがあれば、きっとみんなの生活がもっと良いものとなるだろうな、と思えるような何かを作りたい、
と強く願うところから。
 
そうしてつぎは、あなたの作りだしたものやサービスがここにある、と言葉を探して、声をあげていかなければなりません。
成功が訪れるのは、自分には世界を変えることができるのだ、と信じている、情熱的で、ちょっと頭のおかしい人のところです。
「専門家」や「折り紙つきの人」のところに、成功はやってきません。
 
セコイア・キャピタルのマイケル・モリッツ (彼はグーグルの出資者でもあります) は、自分が投資したいのは、どのような起業家であるか、語っています。
私の言葉で言いかえてみましょう。
「30歳以下で、自分自身が使いたいものを作っている人間だ」
そのとおり!
 
あなたにインスピレーションが新鮮なひらめきがえられるよう、ここに既存の価値を打ち砕くような名言を、10 あげておきます。
 
”人生と仕事において、世界と自分のためにできるだけ大きなことをやろうと思えば、情熱に従うしかない。”
                 (リチャード・ブランソン)
 
”すばらしいチャンスが目の前にやってきたら、自分にできるかどうか自信がなくても、やります、と言う。
どうしたらいいかは、あとで学べばいい。”
   (リチャード・ブランソン)
 
”重要なことであれば、たとえ条件が悪くても、それをやるべきだ。”(イーロン・ムスク)
 
”アイデアであれ、問題であれ、自分が正したいと思っている誤りであろうが、燃えるような思いを持つことが必要だ。
スタート地点で激しい情熱を抱いていなければ、決して持ちこたえることはできない。”
(スティーブ・ジョブズ)
 
”偉大な起業は、創業者が世界を変えたいと願ったところから歩みはじめる。
手っとりばやく儲けるためではなく。”
  (ガイ・カワサキ)
 
”世界を変えたい? 現状をひっくり返したい? 
そのためには、ありきたりの関係以上のものが必要だ。
あなたの見る夢と同じ夢を、人にも見させることが必要なのだ。”
  (ガイ・カワサキ)
 
”完璧な計画を乱暴に実行するよりも、不完全な計画を猛烈に遂行する方が、より大きな進展が得られる。”
        (ヒューバート・ハンフリー)
 
”改善とは変化のことである。
完璧になるとは、変化を繰りかえすことである。”
   (ウィンストン・チャーチル)
 
”夢の中なら、創造することも、デザインすることも、世界で一番美しい場所を作ることもできる。
けれども、人びとに求められているのは、それを現実にすることだ。”
  (ウォルト・ディズニー)
 
”世の中で大切なことのほとんどは、絶望的な状況にあっても、挑戦をしつづけた人によって成し遂げられたものである。”        (デール・カーネギー)

 
元記事:http://linkd.in/1zmOt0g


(翻訳:服部聡子)

インターネット・トロルを見分ける12のサイン

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1DesN5E
(※著者の承諾を得て翻訳しています)
 
※インターネット・トロルとは?
「主に英語圏で、電子掲示板やブログのコメントに、否定的な書き込みなどの迷惑行為を繰り返す人間のこと」
wikipedia
 
インターネット・トロル(※以下トロル)と関わりを持つことは、
ソーシャルメディアに参加する上で避けては通れない、一種の犠牲のようなものです。
 
彼らは、知識を欠いたまま、断固たる意見を持っている人々です。
彼らの怒りをあおるような否定的なコメントは、たとえほんの一握りであっても、
多数の肯定的な意見を台無しにしてしまうこともあります。
 
もしかしたらあなたはトロルと関わっているのかもしれません。
ここに、そんな彼らを示す12のサインをあげておきます。

1. 間違った言葉遣い、誤字に見られる言語的特徴

トロルたちは、文章の最初の語を大文字にせず、ピリオドやカンマも使いません。
同音異義語は、非常によくまちがいます。
 
ゲイの権利とは無関係な話であっても、すぐにその話題に反応します。
一人称と感嘆符(!!!!) を多用します。
「 大 文 字 」ばかりの単語を挿入します。
短く、単純で、まぬけな言葉をつらねて、長いコメントを書きます。
 
例:”PUHLEZE(※Please のつづり間違いだが、相手を否定する意味のネットスラングとして、よく使われている),
あんたは地球温暖化のことで「 大 ま ち が い 」してる
アル・ゴアが、本をたがってるだけだって、みんな知ってる」

2. 「当然の権利」

トロルたちは、自分の時間が貴重であり、あらゆるものが無料で使用できなければならない、という信念の下、
とんでもないレベルにまで「当然の権利」を主張します。
 
例:「どうしてフェイスブックは広告を出して、私のコンテンツで収益化しようとするんだ!!!!」
「どうして彼女は自分のページに、私には興味もない投稿をして、私の時間をムダにするんだ???」
「私が自分のファイルをフリーサービスで保管しているのだから、ドロップボックスはありがたく思うべきだ」
「もしグーグルプラスが広告でも出そうものなら、すぐに退会してやる」 など。

3. 直接経験から得られる知識の欠如

強固な意見を持っている人の中には、直接的な経験による知識を持っていない人が少なくありません。
 
確信に満ち、大声でわめきたてるトロルと遭遇した場合には、
彼らが実際に経験したことか、経験をふまえた知識を持っているか、聞いてみましょう。
そのトロルが、ただ「知って」いるだけかどうかわかります。
 
たとえば「グーグル・プラスなんてゴーストタウンだ」という人に、あなたはグーグル・プラスを使っているの、と聞いてみましょう。
「いや、だけど、あそこには誰もいないということはわかってるんだ」
Photo:Facebook boasts boost fitness By:HealthGaug

4. 貧弱なプロフィール

トロルのプロフィール欄は、きわめて貧弱なものです。
ピンぼけで光量不足のアバター写真、ヘッダーや背景はデフォルトで、
フォト・アルバムもカラッポ。
自分の経歴欄もまともに書いていません。
 
このような人々は、友だちやフォロワーを増やそうとはしていないので、
自分のプロフィールを充実させることなどには、まったく関心がないのです。
ソーシャルメディアのプロフィールは、その人の心の窓です。
 
例:私はどんなトロルにも呼びかけられるという満足感を与えたくないから、愛想を悪くしている。

5. 不寛容であること

トロルは多様性を受け入れようとはしません。
別の考え方やライフスタイル、性的傾向、それにOSにいたるまで、すべて気に入らず、受け入れられないのです。
 
例:「マックは高すぎるし、おまけにスティーブ・ジョブズはゼロックス社のパロアルトから盗んだ。
自分はどんなMacオーナーより生産的だ」

6. 前コペルニクス期の住人である

トロルは学校の理科の授業で、コペルニクスの地動説を教わった日は、欠席していました。
そのため、彼らは自分たちが宇宙の中心だと思っています。
 
例:「彼は私のブログに一回もコメントを残してくれない。
それを見ても、彼がソーシャルメディアについて無知であることは明らかだ」
「彼女はどうしてもハングアウトしてくれない」
「私がこれについてどう思っているか、彼は一度も聞いてくれない」
Photo:Nicolaus Copernicus By:Jason Riedy
Photo By:Jason Riedy

7. 世の中を完全情報ゲームと思っている

(※完全情報ゲームとは、将棋やチェスなどのように、お互いの情報がすべて公開されている中で進められるゲームのこと)
 
トロルは自分が何かをすれば、その直後に、世界中のあらゆる人が、そのことを知っていると思っています。
(前コペルニクス期と、完全情報は、最悪の組み合わせです!)
トロルの記事を読むと、「#」や「@」を使って発信されていないので、
自分たちが述べていることが相手に伝わらないこともわかっていないのがわかります。
 
例:「ブログで彼が間違っていると指摘しておいたのに、彼は返事をよこさない」

8. 臆病であること

トロルは臆病なので、攻撃したり、尊大な言い方はできても、建設的な討論はできません。
ネット上で言ったことを、面と向かって言う勇気はないのです。
彼らは人混みの中では威勢が良いものの、コンピューターの影に隠れることのできない対面の場になると、急に人見知りしてしまいます。
つまり、気持を通じさせるのはむずかしいけれど、ごくあたりまえの人なのです。

9. 法学者さながらである

トロルたちの多くは、法学者さながらなのですが、現実の法学者がトロルというわけではありません。
とりわけトロルたちは、合衆国憲法や、最高裁判決、イスラム法典といった分野でのエキスパートです。
彼らは建国の父が200年前に、今日の最先端技術を予言していたと信じています。
 
例:「ムスリムに備えて、自分で自分の身を守ることは憲法で保証されている。
大統領だってネイビー・シールズ チーム6を派遣したんだからな。
まずはウォルマートでAK47ライフルを買って、ムスリムのケツに食らわしてやる」

10. 算数:がんばりましょう

トロルたちはあまり算数が得意ではなく、ものごとを単純化しすぎる傾向があります。
彼らは「みんな」と言いますが、事実に即するならば「何人かが」というべきです。
そのような彼らの目標は、誇張して言うことで、人を怒らせることにあります。
 
例「ブログの投稿はどれもみな彼女の会社のプロモーションばかりだ」
「彼は誰にも返事はしない」
「ユナイテッドの飛行機はかならず遅れる」

11. 聖人ぶる

あなたが何をやるにしても、決して十分ということはありません。
ところがトロルは何をやっても、模範的。
このことは、しばしば悲劇を招きます。
 
「今日、ロンドンで事故があった」とあなたが投稿すると、
トロルは「それだけか? 自分は祈りを捧げたぞ」と返してきます。
本当にそうなのでしょうか。
祈りというものは、神にだけ聞こえれば良いのでは?
ネットでそのことを言う必要があるのでしょうか?

12. アメリカ人である

このことを言うのは胸が痛みますが、これまでに遭遇したトロルのほとんどは、アメリカ人でした。
 
わたしたちアメリカ人は、アメリカ先住民を迫害したスローガン「明白なる使命」をいまだに持ち続けています。
この信念は、自分が、そうしてもちろん他のアメリカ人も、
どのように生きるか、何を考え、どのように行動するかを誰に向かっても明らかにしなければならない、
というものとして、今なお私たちを縛っています。
 
例:アメリカで悲劇が起こったら、トロルたちは全世界が停止するものと思っています。
あたかもアメリカ人の命が、ほかのどの国よりも価値があるかのように。
 
これであなたもトロルが識別できるようになりました。
それではどうやって彼らに対処したらいいか、5つの方法をあげていきます。

1. チャンスを与える

トロル的なコメントにも返事をして、どんな相手か見てみましょう。
トロルなら、怒りにまかせ、否定的で敵意を剥きだしにした反論をしてくるはずです。
けれども、一時的にトロル的な気分になっただけの人なら、理性的で知的な返信をしてくるでしょう。
 
後者のような展開になるのは、だいたい20%ぐらいですが、それでももしそうなれば、
多難なスタートを切った関係も、ほんものの友情へと発展させることができます。

2. あなたのブログのコメント欄を閉鎖する

コメントを禁じる法律はありません。
私の場合は、妊娠中絶や銃規制、オバマ大統領についてブログを書くときには、コメント欄を閉じることがあります。その結果
(a) 私のイライラは減り
(b)トロルは失望します

3. 彼らのコメントを無視する

あなたの投稿に対してコメントさせたまま、単にそれを無視することもできます。
あなたにはすべてに返事をしなければならない道義的な義務などありません。

4. コメントを削除する

プールの表面に浮いたゴミを取り除くようなものだ、と考えてください。
削除を続ければ、そのうちトロルも投稿に飽きてくるでしょう。

5. 永久に排除する

たとえば、グーグル・プラスには、コメントを削除するだけでなく、コメントができないように、特定の人間をブロックしたり、
その人のことを運営に報告することもできます。
便利なクロームの拡張機能として、Nuke Commentsというものがあります。
これならワン・クリックでそれができます。
 
さあ、ブログに投稿し、しばらく様子を見てみましょう。
でも、これだけは忘れないでください。
あなた自身がトロルになってはいけません。
もうひとつ、つねに悪いことをしていると証明されるまでは、人は善人なのだということを。
 

 
元記事:http://linkd.in/1DesN5E


(翻訳:服部聡子)

クライアントをつなぎとめておく方法 その3.

by ダン・トラヴィス

 

これまで2回に渡って、既存のクライアントはあなたの最大の資産であり、

彼らを軽視することは、お金の損失にほかならないことを見てきました。

 

その1.  あなたのビジネスには大きな穴があるかもしれない

 

その2.  ビジネスの穴はなぜできてしまうのか

 

ここではその3として、

 あなたのビジネスに生じた穴ができるのを食い止める実践的な 3つのステップ

を、見ていきたいと思います。

 

 誰とコンタクトがとれていないかをつきとめる

 

あなたのビジネスに穴が生じるのを食い止めようとするなら、

最初にすべきなのは、あなたの現在のクライアントのリストをよく確かめることです。

 

この一年(ビジネスの種類によってもこの期間は変わってきますが)で6ヶ月以上、

音信がないクライアントがいないかどうか、確認する必要があります。

私はこうした人のことを「ゴーナウェイズ(いなくなった人たち)」と呼んでいます。

 

ビジネス・オーナーの多くは、ゴーナウェイズに対して、あまり連絡をしたがりません。

というのも、長く会っていない人にコンタクトを取ろうとして、いやがられるのではないか、

また、彼らは価格やサービスが良くないせいで、離れていってしまったのではないか、

と考えるからです。

 

けれども、以前の記事で指摘したように、実際にはそのようなケースはまれなのです。

ゴーナウェイズのリストを作り、メールを送りましょう。

たとえばこのようなメールです。

 

こんにちは、レスリー。

しばらくお目にかかっていませんが、お元気でお過ごしのことと思います。

もっと早くにご連絡せず、申しわけありませんでした。

おりにふれ、どうしていらっしゃるかと思っていたのですが。

さて、大切なお客様に、8月中に無料のおもてなしをご提供させていただきます。

近日中にお目にかかるのを楽しみにしております。

 

(どうかこれをテンプレートとして、自由に使ってください。

これは実際に効果を上げていて、あなたもこのメールに返事がもらえるはずです。)

 

あなたはゴーナウェイズに、こうした種類のメールを、最大6通までは送り、

彼らを「ゴーナウェイズ・リスト」から外せるようにしなくてはなりません。

もし6通送って、何の返信もなければ、そのクライアントは去ってしまったということですし、

おそらくそれは相手側の事情によるものでしょう。

けれども、たとえそのクライアントを失ったとしても、この情報を、

新しいシステムの中に組みこんでおく必要があります。

 

ゴーナウェイズを呼び戻そうとして、何とか彼らから返事をもらおうとして、

以下のようなメールを書く人がいます。

こんなメールは、決して誰にも送らないでください。

 

お客様におかれましては、1年以上ご来店いただいた記録がございません。

お客様が、弊社の製品やサービスについての情報は今後も受け取りたい、

もしくは、メーリング・リストからは外してほしい、という、

いずれのご希望をお持ちでいらっしゃるか、教えていただければ幸甚です。

 

私は実際にこのタイプのメールを、ときどき目にすることがあって、

そのたびに信じられないような思いがします。

もっとも、なぜこうしたメールを送ることが間違っているか、

その理由がわからないような人には、私にできることは何もなさそうですが。

 

212-365 (Year 7) A new list

 

 クライアントのリストを組織化する

 

もしあなたがまだクライアントのリストを編成していないのなら、

すぐにフリーソフトをひとつ選んで、

クライアントをコンタクトの結果によって分類し、

メールをグループ分けしてください。

 

こうしたシステムを作るのに、複雑にしたり、お金をかけたりする必要はありません。

Gメールはクライアントをデータベース化するのに、非常にすぐれたものです。

ヴァージン・メディア・グループはクライアント用のメールの整理には、

Gメールを使っています。

 

Tea Shop Lao Ban at Ma Lian Dao

 

 新しいクライアントを獲得するための効果的な方法を見つける

 

これは簡単なことではありません。

しかも、役に立つアドバイスがあまりに多いために、いっそうむずかしくなっています。

その上で、私は以下にあげるふたつの方法を、できるだけ早く実行すべきだと考えています。

 

第1に、インターネット上で、潜在的クライアントが大勢いそうな場所を探すことです。

こうした潜在的クライアントを特定し、グループ分けします。

彼らを見つける最適な場所が、リンクトインです。

 

リンクトインにはあなたのクライアントになってくれそうな専門職の人々が大勢います。

ですから彼らとつながりを持ち、何か興味深い話題を送る必要があります。

 

リンクトインは、企業間のビジネスの場(B to B)であって、

消費者を相手にしたサービス(B to C)ではない、という意見もあります。

確かにかつてはそれは正しかったのですが、もはやそうではありません。

2015年現在、リンクトインは新しいクライアントを見つける場でもあるのです。

 

あなたができることの第2は、

あなたの潜在クライアント・リストの詳細をデータベース化して、彼らにメールを送る

ことです。

どのようにおこなわれるべきか、

どのような方法を用いると、退屈でつまらないものになってしまうか、

ここでも試行錯誤が必要です。

おそらくあなたも、これはすべきだ、とか、これはすべきではない、とか、

いつ、どこですべき、すべきでない、などということは、さんざん耳にしているはずです。

ソフトウェアを使わなければ、携帯端末のXxxxを使わなければ、失敗する、

みんなにバカだと思われる……などと言われるかもしれません。

過剰な情報や、感情的な脅し文句から身を守るために、このことを忘れないでください。

新規リストを作成し、興味深い話題を添えたメールを何度も送ること。

 

自動でフォローアップのメールを送信するのは、今すぐでなくてもかまいません。

セールスフォースをフル装備で導入していなくても、うまくやっていくことは可能です。

たしかにそうしたツールは強力ですが、スタート時にどうしてもなくてはならないことはありません。

 

 

この3回のアドバイスが、あなたの役に立つことを願っています。

 

著者:ダン・トラヴィス


?元記事:https://www.linkedin.com/pulse/how-keep-your-clients-dan-travis

(翻訳:服部聡子)

 

クライアントをつなぎとめておく方法 その2.

by ダン・トラヴィス

 

前回のコラム?「あなたのビジネスには大きな穴があるかもしれない」?で、

あなたが気づかないうちにクライアントが去っていくのは、どのようなときか、見ていきました。

そこから以下の2点が明らかになりました。

 

  1.  クライアントを軽視していることに気づかず、

     どうしてクライアントとのコミュニケーションが重要かわかっていないとき

  2.  新しいクライアントに夢中になっているとき

 

ビジネスを経営する人が、既存のクライアントが重要な資産であることを理解していないときに、

新しいクライアントと接触して、「新クライアント幸福症」とでもいうべき

根拠のない幸福感を抱きがちになる。

そのことが原因で〈ギャップ〉ができる。

そうしてこのギャップによって、クライアントはビジネスから去り、

経営者はお金を失うことがわかったのです。

 

Passion Growers on Lifetime's "The Client List"

 

今回は、ビジネスで利益を上げるためには、

思考をどのように変革させていかなければならないのか、見ていきたいと思います。

考え方を変えることによって、ビジネスの〈ギャップ〉を未然にふさぐことにもなるのです。

 

以下の2つの事実を考えてみてください。

 

「既存のクライアントがあなたから購入する可能性は、新規顧客の20-25倍である」

 

「新規顧客を獲得するためには、高いコストがかかるのに対し、

 既存のクライアントの獲得費用はゼロである」

 

こうした事実のことは、ビジネススクールでは何度となく取り上げており、

経営者の多くも、少なくとも知っているはずなのです。

問題は、多くの経営者はこのふたつのパラダイムが実際に意味するところを、

ほとんど理解していない、という点です。

彼らはこの事実が現実で何を意味しているのか、見ようとはしていないのです。

 

これらの数字は、単なる観測値にとどまるものではありません。

あなたのビジネスの成功に、きわめて大きな意味を持つ現実です。

この数字を無視すれば、ビジネスがうまくいくことはないでしょう。

 

この事実をビジネスに適用しない人が、

クライアントに誕生日プレゼントや、何かを達成したときにお祝いを贈る代わりに、

広告にお金をつぎこむようなことをするのです。

けれども、新規クライアント獲得を優先させることは、何より大きな損失につながります。

 

既存のクライアントに販売できないということは、お金を損失したということにほかならないのです。

 

ビジネスは、既存のクライアントをよく知り、価値を与え、販売するために

新しい方法を見つけ出すものでなければならない

 

Resham Asian Clothing Shop, Ashton-under-Lyne, UK

 

既存のクライアントから、より多く儲けを出す方法は、より高額な商品を売ることだけではありません。

これは、ビジネスの核心ともいえる、創造的なプロセスなのです。

 

富裕層のクライアントにハイエンドサービスを提供するように、

新しいクライアントを紹介してくれることに対する報酬を提供する戦略は、効果的です。

このようにして、既存のクライアントに販売するときに、異なる戦略を用い、組み合わせれば、

実行に移せる戦略の幅は、無限に広がっていきます。

 

気をつけなければならないのは、新規クライアント獲得に執着するあまり、

かなりの収益をそちらに注ぎこんで、ビジネス本体を危険にさらすことです。

効果のない広告費用が、この方程式に加算されると、

損失はさらにふくれあがります。

 

ここ数年、いわゆる「伝統的」広告は、どうひいき目にみても、効果的ではなくなりつつあります。

最悪の場合は、まったくのお金の無駄となってさえいます。

 

伝統的な活字広告の効果は減少し、グーグルの広告へと転換していきました。

利益率は単純に、そこには存在しないのです。

このことを見ても、既存のクライアントに対する効果的で、収益性の高い販売戦略が、

何にも増して重要であることは明らかです。

同時に、広告による利益の低減は、

新規顧客を開拓する新しい方法を見つけなければならない、ということでもあります。

 

しばらく前から、SEO固有の弱点が、明らかになってきています。

多くの人が、検索エンジン用に最適化されたデータでは、うまくかみあわないと感じるようになっているのです。

目新しくもない、コピーやスパムがらみのコンテンツは、もはや誰も引きつけられません。

?古いSEO戦略は、単にあなたをリストの最上位に置き、その特権と引き替えに、

代金を請求しようとするものでしかありません。

 

次回のコラムでは、新規クライアント獲得に向けた、創造性に富む戦略を見ていきましょう。

そこであげる戦略は、効果を上げるだけでなく、

既存のクライアントに対する戦略の増強にも役立つはずです。

 

 

著者:ダン・トラヴィス


元記事:http://linkd.in/1Dd66hI?

(翻訳:服部聡子)

 

 

クライアントをつなぎとめておく方法 その1. 

by ダン・トラヴィス

 

 

あなたのビジネスには大きな穴があるかもしれない

 

あなたのビジネスには、あなたの気づいていない穴があるかもしれません。

もし穴があれば、あなたがそれを塞ぐまで、高い代価を払い続けることになります。

私はこの穴のことを「ギャップ」と呼んでいます。

ギャップとは、あなたが気づかないうちに、あなたのビジネスから離れていく人のことです。

 

この記事では、どうしてこのような穴が存在するのか、

そうして、どうしてギャップがあなたのビジネスにダメージを与えるのか、

説明したいと思います。

 

もしあなたのビジネスに、このギャップがあるなら、

あなたには案内を送っていない、一定数の人がいるはずです。

送っていない案内には、以下のものがあります。

 

  • あなたの会社のニュース
  • 相手の誕生日を祝う
  • 相手の業績を祝う
  • 相手にオファーをおこなう
  • しばらく会っていないことを伝え、相手にいつ来訪してもらえるかたずねる

 

この種のコミュニケーションは、あなたのクライアントと、個人的に交わすものでなければなりません。

コミュニケーションを取らずにいるうちに、あなたのビジネスには、ギャップが生まれてしまうのです。

一種のクライアント軽視です。

これは大きな問題です。というのも「軽視」は、クライアントがそこから離れる最大の理由だからです。

 

67%の人が、「軽視」が原因で取引をやめている

 

経営者のほとんどは、顧客が離れていくのは、価格が最大の原因であると考えています。

これは、明らかに事実ではありません。

わずか15%のクライアントが、価格を原因としているのです。

では、クライアントが離れていく原因が、軽視にあるならば、

どうしてクライアントは軽視されてしまうのでしょうか。

 

Newcastle City Library Enquiry Desks

 

私が集めた資料に拠れば、ビジネス・オーナーがクライアントを「軽視」するのは、

自分が軽視していることに気がついていないか、

自分がどのクライアントを軽視しているのかわかっていないか、なのです。

彼らはときおり販促用のメールを送ったり、約束を確認したりしていれば、

十分「コミュニケーション」を取っている、と考えているのです。

 

こうしたギャップが大きくなる前に、既存のクライアントへの日常的なコミュニケーション不足に対して、

言い訳や合理化をしていないか、見つけなければなりません。

メールを送らない、致命的であるにもかかわらず、ありがちな合理化は、

「クライアントをイライラさせたくない」です。

 

クライアントに定期的かつ高い頻度でメールを送ることは、

ビジネスが成長していくためには、きわめて重要な要素です。

ビジネス・オーナーがクライアントとコミュニケーションを取らないことの言い訳をするようになれば、

ビジネスはたちまち不安定なものになっていきます。

さらに、こうしたマインドセットのほかに、ギャップを生む、さらなる要因があります。

 

新しいクライアントを獲得しようとしているときは、

既存のクライアントよりも、そちらとのコミュニケーションを優先してしまう、

そんなときにギャップが現れ始めます。

 

Unlock Your Future Culinary & Hospitality Internship Fair at College of DuPage 2015 12

 

この危険な情況は、どこでも起こりがちなので、非常に気づきにくいものです。

このことが見過ごされがちなのには、大きな理由があります。

新しいクライアントを獲得することは(あるいは、新しい問い合わせを受けるのは)

既存のクライアントがふたたび予約してくれることにくらべると、

はるかにわくわくするような気持ちを起こさせるからです。

こうした反応がどれほどありふれたものかは、驚くほどです。

さらに驚くのは、新しい問い合わせよりも、既存のクライアントの方が、

支払ってくれる可能性も高く、取引を続けてくれる可能性も高い、という事実です。

 

新規のクライアントに夢中になり、多幸症的な気分になることは、きわめて大きな問題です。

というのも、それこそがギャップを生むからなのです。

それを野放しにしておくと、ギャップはビジネスにとって、

金銭面での大きな損失を引き起こす原因となっていきます。

ギャップは埋めることはできます。

けれども、そのためには、クライアントに対する態度を見直し、

根本的に改めていくことが必要でしょう。

次回は、ビジネスにおける「穴」について、もっと詳しく見ていきます。

 

 

著者:Dan Travis スピーカー


元記事:http://linkd.in/1GSrjnh

 

(翻訳:服部聡子)

 

なんでもできる時間を作る5つのステップ

by ペネロペ・トランク

 

望むものすべてを手にしている人とは、

実は、みずからすすんで手放すものを、はっきりさせている人のことです。

 

あなたは自分が月に行けないことを、悲しく感じますか?

おそらくそんなことはないでしょう。

それは、自分が生涯、月に行くことはないことを、受け入れているからです。

 

ところが私たちは、自分が最高の生活を送っていると思いたい一心で、

そこまで現実離れしていないことを、ふと考え始めてしまいます。

 

それでも、たとえばタイに旅行に行くことを、

月に行くことと同じカテゴリーに入れてしまうこともできます。

そうすればタイに行けないことを、残念に思わないですみます。

自分には、なんでもやりたいことをする時間がある、と考えることもできるのです。

「なんでも」の中身をはっきりと定義しさえすれば。

 

1. 自分があきらめるもののリストを作る

 

重大なものごとのほとんどは、自分の手には入らない、

自分はそれをあきらめなければならない、と納得すれば、

人生はずいぶん対処しやすくなります。

 

その秘訣は、あきらめる何かに代わるものはないか、

試行錯誤を重ねることです。

あることをあきらめ、何かを試し、

それからまたほかのことをあきらめ、また何かを試してみる。

 

あなたは自分があきらめようとしていることの多くが、

かつては譲れないと思っていたことであったことに驚くはずです。

友だちを作ること、本を読むこと、大都会に暮らすこと……。

 

私にもそうした多くのあきらめなければならないことがありました。

実際に、多くをあきらめてきて(皮肉なことに、そうなると今度は

自分が何もあきらめてはいないような幻想が生まれます)、

やがて私は、何かをあきらめるたびに、お祝いをしようと思うようになりました。

それは、あきらめるごとに、私が自分の目標に少し、近づいていることがわかったからです。

 

2. 大きいものを手に入れることは、大きいものをあきらめること

 

私はかつて、妻は自分のキャリアの補完物だと考えているような

多くの男性とデートしてきました。

ところが、新しい時代のトロフィー・ワイフ

(※年配の男性が自分の権力を誇示しようとして結婚する、若く美しい女性)は、

頭脳明晰で自分の華々しいキャリアを、男性のために断念する女性に変わってきています。

(アマル・アラマディンはまさにジョージ・クルーニーのためにそのことをしようとしています)

 

私の夫は、生まれてからずっと必死で働いて、大富豪になりましたが、

その富とは土の中にあるものです。

ですから私も、農場と家が手に入ったものの、

生活費のために、仕事は続けなければなりませんでした。

私はそうした生き方を選び、いまの生活に満足しています。

けれども、私にそういうことができたのも、サポートしてくれる夫がいたからでした。

 

仕事で成功を収めている人は、配偶者のサポートがあることを、多くの研究が証明しています。

サポートとは、たとえば、家で家族のために、実際にあれこれする、ということです。

 

上にあげた写真が、私が一日、家を空けて仕事ができる理由です。

この写真を撮った日は、私は平和と静寂を求めて、町の図書館に出かけたのです。

(そこから抜け出したくても、農場にはコーヒー・ショップも、シェアオフィスも、

おしゃれなホテルもありません)

私が図書館にいる間、夫が子供たちとその友だちの面倒を見てくれていました。

 

夏の終わりの暑い日のことでした。

子供たちはブタの泥浴び用のどろの中で泳ぎたい、と言いだし、

夫もそれにO.K.を出したのです。

 

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3. 仕事と生活は、バランスではなくブレンドするもの

 

現実を簡単にチェックしてみましょう。

私の夫はいつも近くにいて、一日中農場で働いています。

しかも喜んで子供の世話をしてくれます。

それでも子供たちの面倒や、家事のほとんどをやっているのは、私の方です。

 

しかも、最新データに基づいた本” Overwhelmed (原題「圧倒されて」)“の著者

ブリジット・シュルテによると、

男性と女性が、オフィスや自宅で、どのように仕事を分割しているかの実態は、

私の状態が、まったくの標準だというのです。

 

男性にとっても、女性にとっても、ワークライフバランスという考え方自体が茶番なのは、

すでに明白なことでしょう。

そこにはバランスなどないのです。

全部ひっくるめてやっていくしかないのです。

知人の中の誰よりも機能的な人でさえ、

プライベートと仕事との両方にまたがるリストを持っています。

配偶者が専業主婦/主夫の、極端なワーカホリックだって、

月にひとつやふたつは私的な用件を、勤務時間中に片づけることはあるはずです。

 

在宅で仕事をする知人は、やることリストのすべての用件に

A、B、Cとランク付けしています。

あるときは、家のことがAランクのトップに、

また別の日には仕事がその位置に来ています。

やることリストというのは、生活全般のためのものであって、

生活の一側面だけのためにあるものではありません。

ひとりの人間として、統合されているという感覚は、気分の良いものですし、

しかも、リストだってひとつだけでいいのですから、

時間を大きく使える良い方法でもあります。

 

4. 時間全体に焦点を合わせたり、時間の一部に注目したり

 

私が考え出したことの中でも、なかなか賢明なことのひとつに、

仕事を「ひとりの時間にする仕事」と、「複数で処理する仕事」という観点から見る、

というものがあります。

 

私たちは、集中せずにものごとをやると、あまりうまくいきません。

ところが集中して仕事ができる時間は、きわめて限られています。

一方、多くの時間、私たちは注意をあちこちに分散させながら過ごしています。

ですから当然、そこまで集中を要さない仕事なら、

もっとたくさんする時間があるはずなのです。

 

さて、複数で処理する仕事というと、

なんでもかんでも人まかせにしようとしているのではないか、と、

当然の反論が返ってきそうです。

事実、人に仕事をまかせようとをすると、

君は他人に押しつけようと必死なんだな、などと言われかねません。

自分の手元からよそへやってしまうということにはちがいないのですから。

 

けれども、あらゆることを人まかせにすることはできないので、

まかせられないことは、「どこででもやる」ことに移していくことを

学ばなくてはなりません。

 

たとえば、子供がいる人は、ほんの少ししかない自分ひとりの時間に、

わざわざエクササイズなどしたくありません。

そこで、なんとかエクササイズを、ほかのことをしている時間にねじこもうとするのです。

 

オリンピックの有望な候補でもあるサーシャ・パチェフは、

彼の子供たちと一緒に走り始めたので、

自分ひとりの時間を苦労して捻出する必要はありませんでした。

彼は今、クロックスをはいて走っているのですが、

それは彼の5人の子供たちがクロックスをはいて走ったら速かったからなのです。

 

以前、娘を連れたお母さんと、同じホテルに泊まったこともあります。

その娘は、母親が走ることができるように、

ランニングマシンの脇でバイオリンの練習をしていました。

私は最初、このお母さんは頭がおかしいのかと思ったのですが、

すぐに、自分に必要なものをなんとしても手に入れようとする、

すばらしい解決策を編み出したのと思うようになりました。

 

こうした親は、かつては「ひとりの時間にすること」にリストアップされていたことを、

「子供たちと一緒にすること」のリストに移す方法を思いついたのです。

 

私は「ひとりの時間」リストから何かを移動させることができるたび、

とても幸せな気持ちになります。

というのも、人にはさせない仕事のために時間を作ることは、

私にとっては、ひとりになれる時間を作ることでもあるのですから。

 

5. ほかの人からどう思われるか、自分が気にしていることを認める

  ―― それが気にするのをやめる第一歩

 

同僚からのプレッシャーが気になって、それが生産性にあらわれることがあります。

カレン・ホーは “Liquidated(原題「解体」)” の中で、

「ウォールストリートでは、ハードワークはかならずオーバーワークになる」

と書いています。

 

この風潮は、私の起業家としての生活にも、忍び寄ってきています。

自分の勤務時間をチェックしてみると、怖ろしいことに、

農場に引っ越してくる前は、週に80時間近くも働いていたのです。

いったいどのように働いていたのか、

どう考えてもわかりません。

 

いまでも自分には、正気の沙汰ではないほど働かなくても、仕事でうまくやっていくことはできる、

と言い聞かせなくてはならないのです。

自分が自分に大きなプレッシャーをかけているのは、

カレン・ホーが取り上げたような人たちに、軽く見られたくないからにほかなりません。

 

ジェームズ・スロウィッキーは「ニューヨーカー」でこんなことを書いています。

「オーバーワークは成功の証明書となった」

もし自分が長く働かなければ、失敗者だと思われる、という危惧が生じる理由を、

この言葉はまさに言い当てています。

もっとも筆者は、多くの知識労働者の生産性は、

9時から5時まで働く労働者の生産性にくらべて定量化するのが非常にむずかしい、

ということも書いているのですが。

そうして、このことこそ、時間についての私たちの強迫観念の根本にあることです。

 

 

さて、もうひとつ。

私は自分がその場には居合わせなかったので、

ここにあげた写真を使わずにいるところでした。

私は一日の多くの時間を子供たちと一緒に過ごしているのですが、

それでもまだ、多くのことがらを見逃しています。

きっと多くの人はこう考えるでしょう。

「それでいいじゃないか。

誰も、24時間、子供のすべてを見ているわけじゃない」

 

でも、こんなキャプションのついた子供たちの写真を見た人はいないはずです。

「私が仕事をしているあいだ、子供たちはこんなことをしていた」

 

インターネットには、自分がどれほどすばらしい人生を送っているか、

語る人であふれています。

どれだけすばらしい仕事をしているかについて、語る人も。

自分が世界で最高の親である、と語る人も。

ついでに自分たちが仕事も、親としても、最高である、と語るばかな人たちもいます。

 

私は、理想的に見えたとしても、そんなものには意味がないということを、

なんとか理解しようとしているところです。

そうして私がすばらしいと感じるものこそがすべてだという方向に、

自分を持っていこうとしています。

 

結局のところ、私は選択をする人間なのです。

そうして、私は極めて多くのものを選択することができます。

ただ、すべてではない、というだけ。

 

だから、私は時間を完璧に管理している、と考えることにしているのです。

というのも、ここには私が図書館で仕事をしていた日に撮った、

もう一枚の写真があるからです。

私はみんながブタの泥浴び場の泥を、庭で洗い落としているさなかに、見事に帰ってきました。

そうしてこの美しい情景、泥の痕跡さえない情景を、目の当たりにできたのです。

 

y-future-wife-water-fight-blogsize

 

 

著者 Penelope Trunk :4つのスタートアップを起業。彼女のキャリア・アドバイスは、全米200の新聞に掲載されている。


元記事:http://blog.penelopetrunk.com/2014/09/29/5-steps-to-making-time-for-everything/

Penelope Trunk

(翻訳:服部聡子)