在宅ワーカーが用意しておきたい21のもの

by アニー・パイロン

 

居心地の良い自宅で働くことは、夢のように思えるかもしれません。

けれども自宅を職場にする際、必要なものをそろえておかないと、

生産性やあなたの健康、生活までもが損なわれてしまう可能性があります。

良い照明

仕事の中身を見るためだけでなく、気持ちのためにも明かりは重要です。

できれば自然光が入る窓辺にあなたの仕事場を置いてください。

もしそれが無理なら、できるだけ暖かみの感じられる人工照明を用意します。

部屋の隅に蛍光灯の明かりがひとつだけ、ということがないように。

 

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高さの調節できる机

座り心地の良い椅子

1日中座っていることは、たとえ自宅であっても、健康に悪影響を与えます。

高さが調節できる机があると、立ったり座ったりしながら仕事できます。

また人間工学に基づいた椅子を選びましょう。

お気に入りの置物

ホームオフィスを自分のパーソナルスペースとするために、

快適で居心地良く感じられるような、個人的なものを置きます。

植物

オフィス空間に視覚的な変化を与える植物は、オフィスに必要なものです。

空気浄化の効果も期待できます。

仕事に合ったコンピューター

ホームオフィスにおけるコンピューター選びは、生産性に大きな影響を与えます。

あなたのニーズに完全に合致するものを選んでください。

モデルやハードウェア、ソフトウェアもあなたの仕事の習慣に最適であることを確かめてください。

高速のインターネット環境

仕事に合ったプリンター

プロバイダーは信頼できるところを選びましょう。

また、プリンターは、あなたのビジネスニーズに従って、

スキャナー、コピーなどの機能が備わった複合機がいいか、

スキャナーのみで十分か、などを見きわめます。

通信システム

チームのメンバーやクライアントと連絡を取るためにも、

信頼できる通信システムは必要なものです。

スカイプはビジネスにとって役に立つツールです。

サージプロテクター

ホームオフィスをセッティングするために、

電子機器や機材には多くのお金を投資したことでしょう。

サージプロテクターはあなたの装置を雷などの電圧異常から守る、簡単な方法です。

 

運動器具

1日のうち、運動する時間を取ることは、健康的に在宅ワークをこなしていくために、大切なことです。

カレンダー

カレンダーを必ず目立つ場所に置いておきましょう。

 

文書保管システム

重要な文書をファイルし、保管するための場所も必要です。

よくあるファイリング・キャビネットは便利ですが、場所を取るのが難点です。

文書をスキャンしてデジタル・コピーを取っておくというやり方もあります。

 

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金庫

仕事や人によっては、本当に必要なアイテムです。

重要な文書を保管したい時、長期にわたって家を空ける時など、あると便利かもしれません。

事務用品のストック

プリンターのインクが切れた、ペンがない…

そのたびに私たちの集中力はとぎれてしまいます。

すぐに補充できるように、定期的に使う事務用品は、十分にストックしておいてください。

ラジオ、メディアプレーヤー

音楽があると、家の周りの騒音に妨げられず、仕事に集中できるかもしれません。

ヘルシーな軽食

仕事をするためには燃料が必要です。

ファーストフード店に駆け込む必要がないように、健康的な軽食を用意しておいてください。


コーヒー、紅茶

適量のカフェインは生産性を押し上げます。

コーヒー・ブレイクを取りたいときはすぐに用意できるようにしておいてください。

温度調節ができるもの

ちょっとした温度の変化に対応できるようなものを、身の回りに用意しておいてください。

目覚まし時計やタイマー

規則的な仕事時間を保つことは、在宅ワーカーにとって必須です。

毎朝、同じ時間に起床するためにアラームを使用し、

仕事時間が終わる時間にもアラームを使用してください。

ドア

ホームオフィスを成功させる最大の要因は、自宅からホームオフィスを切り離す能力です。

あなたがベッドからホームオフィスに、ただ移動するだけであれば、

あなたの周囲の日常のために、簡単に集中力が殺がれます。

ドア、または何らかの壁になるものを用意することで、日常生活からの切り離しを図ってください。

もしそれが無理でも、仕事をする特別なスペースを確保するようにしてください。

 

 

スモール・ビジネス・トレンド


元記事:http://bit.ly/1PzDEQd(抄訳)

 

(翻訳:服部聡子)

本:『存在感 最大の試練に最強の自分であるために』

Presence: Bringing Your Boldest Self to Your Biggest Challenges

『存在感 最大の試練に最強の自分であるために』

著者:エイミー・カディ

 

人生最大の難局を前に、どうすれば最強の自分自身であることができるのでしょうか?

就職の面接や、むずかしい話し合い、自分を弁護しなければならなくなった場合など、

私たちは、きわめて困難な情況に立ち向かわなくてはならないことがあります。

そんな際に、不安を抱えたまま臨み、後悔と共にそこを去ることも多いもの。

 

自分が本物であり、自分には力があることを示さなければならない場面なのに、

逆に、自分がインチキ臭く、無力感に襲われることがあります。

そんな状態では、決して最高の自分を発揮することはできません。

ハーバード大学の教授エイミー・カディは、

自分が他人に与える印象のことを思い煩うのをやめ、

自分が自分に与える印象を変えていかなくてはならないと言います。

 

最先端の科学は、私たちが力と強さを反映した行動を取ることによって、

自分を妨害する怖れや疑念から自由になれることを明らかにしました。

私たちの思考や行動、生理機能までもが、方向を変えてやることによって、

最高の自分であるために、自分の思いのままにできるというのです。

エイミー・カディはTEDの講演「ボディ・ランゲージが人を作る」

で世界中の人に刺激を与えました。

本書でカディはこうした科学を基礎に、

互いに影響を及ぼし合う、身体と脳の働きについて、多くのことを説明してくれます。

そうして、プレッシャーがかかる時でも、自信を持って対処できるように、

この科学を利用する方法を教えてくれるのです。

情熱的な語り口と簡潔にまとまった研究が一冊の本になった『存在感』は、

現実の障害に直面し、強い抵抗に遭いながらも成功した人々のストーリーも

数多く紹介されています。

読者はストレスに満ちた場面に直面しても、

怖れも後悔もなく、それを乗り越えていく方法を学ぶことでしょう。

 

 


 

元記事:http://amzn.to/1NO2ZGM

(翻訳:服部聡子)

スタートアップの創設者が過小/過大評価しがちな9つの過ち

by ボリス・ワーツ

 

 

まさに会社を創ろうとしているただ中にあっては、

さまざまな活動や決定の意味するところを、しっかりと評価することはむずかしいものです。

とりわけ、起業が初めての経験である人にとっては、過去の失敗から学ぶことができないのですから。

投資家として、そうしてかつては初めての起業も経験した私が気がついた、

いくつかの重要な問題があります。

創設者が会社を築いていく上で、過大評価したり、逆に過小評価したりすることがあるのです。

 

ここではそれを挙げていきましょう。

 

創設者が過小評価する5つの大切なこと

1. しっかりした採用プロセスを作ること

 

仮にすばらしいアイデアがあったとしても、

チームがパッとしない状態では、あなたの会社は生き残っていけません。

創設者は可能な限り長く、社員の採用決定には関わるべきです。

会社の規模が大きくなり、ひとりひとりの採用に実際に参加できなくなったとしても、

採用基準などの採用プロセスを、しっかりと体系化しておくことが必要です。

たとえばジェフ・ベゾズが採用している「バー・ライザー」

(※面接の中で志望者に厳しい質問を投げかけ、対応能力やストレス耐性を見る人)は、

アマゾンの会社文化にふさわしくない人を、早い段階でふるい落とすために

設置されたシステムです。

2. 身元照会の重要性

多くの人が、身元照会がきちんとなされないまま、採用されていることに、

私はいつも驚いています。

志望者に対して良い印象を持つと、入念なチェックがなくても、

採用したい、という誘惑にかられるかもしれません。

けれども、非公式な身元照会でわかることもあります。

とりわけ面接では十分にはわからない部分を、もっと知ることができるのです。

 

 

3. 最初期から企業文化を築くことの必要性

 

創設者の中には企業文化のことを、早朝ヨガや、

会社にフリークライミングの壁を設置することや、

昼食用に移動販売車が回ってくることを想像する人もいるかもしれません。

けれども文化というのは、そうした無料の特典より、ずっと深いもので、

企業文化を導入するために、スイッチを入れれば広まっていく、

というようなものでもないのです。

最初から、あなたはどんな会社を築いていきたいか、考えていなければなりません。

そうしてそのビジョンを現実化していくようなシステムと決定を

準備していかなければならないのです。

4. 投資家やアドバイザーと良い関係を築いておくことの重要性

 

この点は、もしかすると利己的なものなのかもしれませんが、

私はこれまで、出資者のことを金づるとしか見ていない創設者をあまりに多く見てきました。

お金は確かに重要ですが、会社の初期段階から、

出資者やアドバイザーと良い関係を築くことがどれほど重要か、

繰りかえし目の当たりにしてきたのです。

5. 焦点化することの重要性

万人があなたの会社や商品を気に入る、ということはあり得ません。

そうして長い目で見れば、あらゆる顧客や機会を追求する価値がある、というわけでもありません。

あなたは重要度の高い2,3の商品に焦点をしぼり、

会社全体で繰りかえし、この焦点品目を訴求していく必要があります。

 

創設者が過大評価している4つのこと

 

1. お金の重要性

 

世界中のお金を集めても、あなたの商品を市場に適合させることはできません。

また、商品と市場が適合する前に、あまりにたくさんの資金を集めておくと、

たいていスタートアップは失敗してしまいます。

 

2. 新製品の発売や資金調達を告知することの重要性

スタートアップの創設者は、新製品を発売したり、

資金調達のためのラウンドが終了したりすることの告知を、

大々的にやりたがる傾向があります。

たしかに大がかりな発表は、瞬間的には話題になるかもしれません。

けれども、15分間だけ有名人になることよりも、

継続的な需要を生み出すことに焦点を当てる方が、ずっと重要です。

同様に資金調達のための告知は、将来に向けて、投資家の興味を引きつけることはできますが、

たいていの場合は、最初は目立たつことをせず、堅実に会社を築いていく方が

良い結果となるようです。

3. 業界経験を持つ年長の社員の価値

若いスタートアップは、立派な経歴と、深い専門知識を備えた社員が

どうしても必要である、と思い込んでいることが少なくありません。

確かに、特定の専門的知識が役に立つこともありますが、

採用に当たっては、その人の知性や情熱、一生懸命に働くことの方が、

経験よりも重視されるべきでしょう。

4. 特効薬の魔法

特効薬さえ見つければ、あなたのビジネスが次のレベルまで飛躍できるのだとしたら、

すばらしいことでしょう。

ただ問題は、そうした特効薬など、ほとんどない、ということです。

創設者が、すべての問題を解決してくれる、(実際には存在しない)特効薬を探して

時間を無駄にしている間というのは、

実は、小さな事を付け加えながら、徐々に事態を改善していき、

本物の違いを生み出すという努力をなおざりにしているのです。

 

 

このリストですべてを言い尽くしたと私は思っていません。

私は何を見逃しているでしょうか?

創設者が何を過大評価し、何を過小評価しているか、あなたの考えを聞きたいと思っています。

 

 

 

― Version One Blog


 

元記事:http://bit.ly/1LFsrxP

(翻訳: 服部聡子)

本:『超予測能力』

Superforecasting: The Art and Science of Prediction

『超予測能力 予知の技術と科学』

著者:フィリップ・E・テトロック、ダン・ガードナー

 

株を買ったり、法律を作成したり、新製品を発売したり、

あるいはただ、来週の献立を立てるだけでも、

未来を知ることができれば、

誰もが大きな利益を得ることができます。

 

残念ながら、人間の予知能力というのは、お粗末なもの。

ウォートン校の教授であるフィリップ・テトロックは、

2005年に行われたこの分野での画期的な研究でも、

専門家の予測さえ、偶然をわずかに上回るに過ぎなかったことを明らかにしています。

 

ところが、その研究の結果報告ではほとんど触れられていなかった、重要な事実があったのです。

それは、専門家の中には、真の予知を達成した人がいたということです。

テトロックは10年間を費やして、その理由を突き止めようとしました。

なぜある種の人々は、正しく予測ができるのか?

この才能は、教えられて身についたものなのか?

 

『超予測能力』の中で、テトロックと共著者のダン・ガードナーは、

10年間にわたる研究と、政府資金による大規模な予測トーナメントの結果を明らかにします。

 

この「予測プロジェクト」には、何万もの一般人が参加しました。

その中にはブルックリン在住の映画制作者や、引退した配管工、

過去、社交ダンスのダンサーであった人なども含まれています。

 

ところが、こうしたボランティアの中に、驚くほど予測能力の高い人がいたのです。

彼らは基準値をはるかに上回っただけでなく、挑戦者や予測市場をも上回りました。

彼らは機密情報を入手できる情報アナリストさえも打ち負かしたのです。

彼らは「超予測能力者」でした。

 

この画期的で、しかも入手しやすい本の中で、

テトロックとガードナーは、予測のエリート集団から、

私たちがどのように学ぶことができるのかを明らかにしていきます。

 

また、成功した予測(オサマ・ビン・ラディン一派への急襲)と、

失敗した予測(ピッグス湾事件)や、

元陸軍大将であるデヴィッド・ペトレイアスや、財務長官を務めたロバート・ルービンなど、

高い地位で政策立案に当たった人々とのインタビューを織り交ぜながら、

正しい予測には、巨大なコンピューターも、不可解な方法も必要ないことを明らかにしていきます。

 

予測とは、さまざまな情報源から証拠を集め、確率論的に思考を重ね、

チームとして取り組み、スコアを記録し、

誤りや、方針の転換を認めることが必要なのです。

 

『超予測能力』は、それがビジネスであろうと、財政的なものであろうと、

政治や国際情勢、あるいは日常生活であろうと、

私たちの将来を見通す能力を向上させていく効果的な方法を示した画期的な本です。

 

おそらく本書は現代の古典となっていくでしょう。

 

 

 

 


元記事:http://amzn.to/1Wq6BQs

(翻訳:服部聡子)

あなたのパーソナルブランドを作りだすために

by デービッド・アーカー

 

 

あらゆる人が、名前と顔によって体現されているブランドを備えています。

ブランドは、多くのものを連想させます。

ブランドは、あなたの人間関係のあらゆる局面に影響を及ぼし、

あなたが人に気づいてもらえたり、尊敬されたりすることに、大きく関わっていきます。

あなたのパーソナルブランドは、時間をかけながら人の間に広まり、

しっかりしたものに創りあげられていきます。

あるいは、どこにも行き着かず、漂流してしまうこともあります。

 

ブランドを積極的に運用していくことは、大きな見返りがある反面、大きなリスクもあるのです。

ここに、あなたがパーソナルブランドを創りあげていく上でのロードマップを明らかにしましょう。

あなたがターゲットとして発信する相手を見きわめる

あなたについて、正しい印象を持ってもらいたい人々を思い描きます。

あなたと一緒に過ごしたがっているのは誰ですか?

おそらくあなたにあこがれているであろう人は誰ですか?

あなたは誰に尊敬してもらいたいですか?

あなたが望む相手は、仕事上の関係者かもしれないし、家族や友人かもしれません。

また、それぞれの領域で、数人の代表的な人を思い浮かべるかもしれません。

けれども、少なくとも最初のうちは、あなたがもっとも重要視する相手や、

注意を引きたい相手が属する領域を、1つか2つに絞り、はっきりさせることが大切です。

ブランドの理想としては、多岐に渡る領域の人々が、

共通のイメージを抱いてくれることですが、

たったひとつの領域での理想とするものができてくるかもしれません。

たとえば、他の領域ではそうではなくても、同僚との関係の中では、

指導者として見なされることを目的にする、というように。

いくつかの要素は、異なった関係の中では、異なって解釈されるかもしれません。

仕事の中で「熱心な」というイメージは、

家族関係の中では、「向こう見ずな」という風に解釈されることもあります。

あなたのイメージを評価する

 

自分のことを容赦なく見てください。

あなたの長所は何ですか?

あなたはなぜ尊敬されているのですか?

あなたと一緒にいる人は、なぜあなたといるのが好きなのですか?

あなたの短所は何ですか?

なぜあなたのことを軽んじている人がいるのでしょうか?

あなたに関心を持たない人は、どうしてそうなのですか?

人に迷惑をかけてしまうのは、あなたのどんなところですか?

周囲の人は、あなたという人の個性や好感度、外見、スキル、

財産について、どのように考えていますか?

なぜその人たちはあなたとつきあっているのでしょうか?

頭の中にある自分のイメージを書き出してみたあと、

あなたは自分が何か見逃していないか、ほかの人に話を聞きたくなるかもしれません。

ほかの人からの話は、良いことであれ、悪いことであれ、ハッとさせられるようなものが多いはずです。

 

リストを作る

 

次は、あなたがどのように受け止められているか、

あなた自身がどのように受け止めてほしいかを理解する番です。

 

「刺激的な」、「政治や映画などに詳しい/興味がある」、

「流行の服を着ている」、「すっきりした」、「ユーモアのある」、「やさしい」、

「思慮深い」、「人好きのする」、「大胆な」、「危機的状況でも冷静な」、

「競争心旺盛な」、「有能な」、「創造的な」、「やるべきことをきっちりやる人」、

「アウトドアタイプの人」、「環境意識の高い人」など、

何であれあなたにとって重要なことや、あなたが好きなことをあげていきます。

あなたの名前を聞いたとき、人はどのようなイメージを心に抱いてほしいですか?

リストをパーソナルブランドのイメージ・コンセプトに転換する

リストを評価してください。

あなたの対象とする人々に印象づけられないようなイメージ、

あなたが実際にはその人々に届けることのできないようなイメージは、

削除するか、リストの下の方に置き直します。

それから残りの特徴を、6~12のコンセプトに分類してください。

重複しているものはまとめ、

それぞれのカテゴリーは、異なる視点や次元のコンセプトが感じられるようにすることが、

あなたと関連づけるために重要です。

要素を優先させる

2つから4つのもっとも重要な要素を、あなたの中心的なブランド構想に据えてください。

その要素は、周囲との関係の中で、もっとも決定的な要因でなければなりません。

それ以外のものは、周囲の人が混乱しないように、残しておかなければなりませんが、

ブランドを構築する際の、他者と差異化する要因ではありません。

 

あなたが取り組む必要のあるものを見きわめる

ブランドとして届けるあなたのイメージや、あなたの交流パターンを開発し、

成長させる計画を立ててください。

もしかすると、あなたの要素のひとつは「積極的」かもしれません。

そうであれば、あなたの計画は、毎日、積極的な行動を目的とするものを

含んでいなければなりません。

あるいは、あなたは「思いやりが深く親切」であろうとするかもしれません。

そのためには、毎日親切な行為を実行する習慣をつける必要があるでしょう。

コミュニケーション・プランを立てる

あなたが作ろうとしているブランドを、どのように伝えることができますか。

とりわけそれが未だ信頼を得ていないものだった場合は。

おそらくそれはむずかしいことでしょう。

感じ取ってもらうには、時間がかかるものです。

いくつかそのためのアドバイスをします。

・ロールモデルを見つける

あなたの仕事上や友人関係の中や周辺で、

あなたが目指したくなるようなブランドを構築している人はいませんか?

その人は、どうやってそれを達成したのでしょう?

 

・あなたの行動や、外見、交友関係や交流パターンを、意識的に変える

変えてからは一貫性と持続的性を持たせてください。

 

・新しいあなたを明らかにする、はっきりと目に見える計画を立てる

もしダイエットしているのなら、チャリティ活動に参加したり

(※アメリカでは、自宅にある食料を集めて寄付するチャリティ活動がある)、

そこまで堅苦しくなくても、人に知らせたりしましょう。

説明責任が、ここでの鍵となります。

あなたのパーソナルブランドの構築を成功させようと思えば、

厳しく自分自身をかえりみることと、規律を持って毎日を過ごすことが必要です。

「オン-ブランド」の思考や行動を前面に押し出し、

「オフ-ブランド」として見られることを避けることが必要です。

むずかしいことですが、私的な関係においても、公的な関係においても、

重要なことであることがわかってくるでしょう。

 

 

 

 

著者:デービッド・アーカー(ブランド戦略家、著作家)


元記事:http://bit.ly/1GqPbdc

(翻訳:服部聡子)

 

本:『未完の仕事』

Unfinished Business: Women Men Work Family

『未完の仕事:女性 男性 仕事 家庭』

著者 アン=マリー・スローター

 

男性と女性 仕事と家庭の平等に向けた長い闘いに

終止符を打つ?力強く説得力のあるビジョン

 

アン=マリー ・スローターが2009年、

夢の仕事ともいえるアメリカ国務省政策企画本部長の職を、女性として初めて引き受けたとき、

彼女はワシントンD.C.での仕事と、ニュージャージー州郊外の自宅での家庭生活での責任を、

両方ともうまくこなしていく自信を持っていました。

夫と、まだ幼いふたりの息子たちも、彼女が仕事を続けることを、応援してくれていました。

しかも上司のサポートはこの上ないもの。

なにしろ当時の国務長官は、ヒラリー・クリントンだったのです。

ロースクール時代から注目を集めていた彼女は、出世コースを順調に走っていました。

ところがそこに生活が介入してきたのです。

結局、子育てのために、彼女は国務省を去る決心をしました。

そうして家族のためにもっと時間を取ることができるよう、大学での研究生活に戻っていったのです。

 

子育てのためにワシントンを去るという彼女の選択は、

彼女も属していたはずの、フェミニズムの思想に疑問を投げかけるものではないか、

という反応も見られました。

 

アトランティック誌に寄稿した彼女の記事

「なぜ未だに女性はすべてを手にすることはできないのか」は、

アメリカ中で激しい議論に発展し、

アトランティック誌の歴史をさかのぼっても、

もっとも読まれた記事のひとつとなりました。

以来、アン=マリー・スローターは、前進を続け、

仕事、生活、家族に対する長年の考え方から、自由になっていきました。

多くの女性のために「ガラスの天井」や「母親の育児ペナルティ(※注)」の解決策が

模索されてきましたが、トップクラスの女性と底辺の女性の収入の格差は、広がるばかりです。

(※注:スタンフォード大学社会学部准教授のシェリー・コレルらの研究によって、
男性にとって父親となることは、社会的に賞賛され、昇進にもつながる「育児ボーナス」
として働くのに対して、女性は出産・育児に伴って仕事を辞める場合が多く、
子供を持つことが「育児ペナルティ」として働くことがあきらかになった)

そんな中、アン=マリー・スローターは、男性と女性が、本当の意味で対等であるとは

どういうことか、そうして、私たちはどのようにしてそれを実現できるのか、

彼女は自分のビジョンをひっさげて、私たちの前にふたたび現れたのです。

彼女は女性解放運動を、ふたたび団結させ、

同じ旗の下、男性と女性が共に前進し、成長していくために

失われたピースの断片を見つけます。

アン=マリー・スローターは、私たち全員が、

自分の物語や、個々人の行動計画、変革に向けての広汎な輪郭を行動に移すことで、

女性と男性、仕事と家族の平等という「未完の仕事」を終わらせることができることを

明らかにするのです。

 

 


元記事:http://amzn.to/1iP6xeg

(翻訳:服部聡子)