投稿

本:『ビッグ・マジック』

Big Magic: Creative Living Beyond Fear

『ビッグ・マジック 怖れを超えてクリエイティブな生き方を』

 

by エリザベス・ギルバート

 

本書は、多くの人に愛されてきた著者のエリザベス・ギルバートが、

彼女の知恵と、創造性についての独自の視点を、広く分かちあうために、

創造のプロセスを、深く掘り下げたものです。

神秘的な「ひらめき」というものの本質に対する深い洞察を、

共感と優しさをこめて明らかにしているのです。

 

ギルバートは、私たちに、好奇心を抱くこと、

そうして必要のない我慢はしないことを訴えます。

私たちが愛するものと取り組み、怖れているものと立ち向かう方法を、

教えてくれるのです。

 

著者は、創造的な生活を送るために必要な態度やアプローチ、習慣について

考察していきます。

深い精神性と、明るい現実主義との間でバランスを取りながら、

ギルバートは私たち誰もが持っている「秘めた宝石」を発見するよう、うながすのです。

 

本を書きたいと考えている人、絵を描きたいと考えている人、

仕事で挑戦する新しいことを探している人、

長いこと我慢していた夢を、実現しようとしている人、

あるいは、ただ単に、毎日をもっと充実し、生き生きと過ごしたいと思っている人、

この『ビッグ・マジック』は、驚きと喜びの世界のとびらを開いてくれることでしょう。

 

 

 


元記事:http://amzn.to/1Xmmrzr

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

あなたの好感の持てる点は何ですか

by デボラ・シェイン

 

 

評判を気にするより、自分の性格をもっと気にすべきだ。

評判は、ほかの人があなたのことをどう思っているかに過ぎないが、

性格は、実際のあなたがどんな人物か、ということだからだ。

― ジョン・ウッデン

 

これは秘密の情報でも、暗号でも、内部情報でもありません。

しかも単純なことです。

好感が持てることは、職業人にとって、無形の強力なツールです。
人がどのようにネットワークを作っていくか、時間をかけて見ていると、

その人の好感の持てる点が、会話や新しい関係を築く糸口になっていることがよくわかります。

また、セールスにつながるコネクションを、どのように作ったら良いか、

聞かれることがよくあるのですが、

あなたの好感の持てる点こそが、そのドアを開くカギなのです。
私たちが他の人との間でつちかっていく好感や信頼、人間性、経験は、

仕事の面において絶対的なものです。

好感度は、大統領選挙さえ左右し、カムバックに火をつけ、

何百万ドルという映画の興業やコンサートのチケット販売となって現れ、

商品や本の売上にも影響するのです。

ロヒート・バーガバの『ライクノミックス(※好意と経済を合わせた造語)

―信用を勝ちとり、態度に影響を及ぼし、行為をうながす背景にある予想外の真実』

という本は、一貫してこのように主張しています。

「個人的な人間関係こそ、考慮すべき唯一の通貨である」
会社やクライアントがあなたを雇ったり、紹介したりするのではありません。

雇ったり、紹介するのは、人間です。

ですから、あなたの好感の持てる点が、あらゆることの起点になっていくのです。

あなたの好感の持てる点を活用しよう

 

知識や経験を豊富に持っている人

聡明であり、EQが高く、自分の仕事について豊富な知識や経験がある人は、

仕事の土台を作ったり、建築や設計をしたりすることに向いています。

あなたの業界について深く学び、できるかぎり深く知るようにしてください。

ごまかしは禁物です。

自分が知らないことは、すぐにばれてしまいます。

あなたの目標は、その分野の「最高の人」になることです。

説得力のある人

時間をかけて、あなたの専門知識を積み重ね、

あなたが関わる人々に影響を及ぼし、助けてあげてください。

本やブログを書いたり、講演をしたり、ボランティア活動をしたり、

人々を行動に駆り立てるようなプロジェクトを立案してみてください。

正直な人

真実を大切にしてください。

そうしていれば、あなたは自由でいられるはずです。

もし失敗したり、誤ったりした場合は、適切なやり方で、自分の非を認めてください。

マーサ・スチュワートやロバート・ダウニー・Jr、ビル・クリントンなどの謝罪は

参考になるでしょう。

楽しい人

みんなで楽しめるような場を作ってください。

そうすれば、楽しむことを通して、多くの人があなたのことを覚えてくれるでしょう。

チャンスがあれば、いつでもそんな場を用意してください。

楽観的な人

コップに半分しか水が残っていない、といつも不平を言っている人ほど、

残念な人はいません。

そんな人は周りを意気消沈させるばかりです。

どんな時にもあなたのポジティブな面を発揮して、希望の光を見いだしてください。

良いエネルギーは、伝播していきます。

粘り強い人

今日にあっては、この資質が何よりも、成功に結びつくものであるといえるでしょう。

粘り強い人は、何をすべきかを誰よりもよくわかっており、

自分を常に最高の状態に持っていくことができるのです。

飛び抜けた人でなくても、粘り強ければ、良い仕事ができ、良い結果を残すことができます。

やる気のある人

ジェネレーションC(※デジタル革命以降の世代で、モバイル機器を手放さず、いつも誰かとつながっている若い世代)

のつながりの文化と顧客に接触してください。

ソーシャルメディアにつながっていることは、今日、価値ある資本です。

影響力やコミュニティを利用して、人を教え、インスピレーションを与えることは、

あなたばかりでなく、同僚や、もちろんセールスを前進させる

ブランド資産となっていきます。

思いやりのある人

優しさや思いやり、がまん強さといった性質は、決して時代遅れになったりしません。

ですからその性質を、ブランドにも活かしてください。

とりわけジェネレーションCの文化や若い世代にとっては、

この資質は不可欠であると言えます。

ですから、こうした面を強め、その評判を取るようにしましょう。

権威ある人

自分らしくあってください。

あなたの性格やユーモアのセンス、態度や価値観が、周囲をいつも明るく照らし、

みんなが目標を目指して進むようにしてください。

謙虚さを忘れなければ、障害も最小限に抑えることができるでしょう。

 
あなたが大好きな人のことを思い出してみてください。

その人たちが好きなのは、どんな性質や長所があるからですか?

そうして、どうしてなのですか?

あなたの好ましい点は、秘密の資源であり、武器です。

そうした点を伸ばし、人のそれをまね、より望ましい方向へ向かっていってください。

 

 

 

関連記事:ガイ・カワサキの起業術「好感の持てる人になるために」


元記事:http://bit.ly/1I7LMkC

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『マインドウェア 鋭い思考のツール』

Mindware: Tools for Smart Thinking

『マインドウェア 鋭い思考のツール』

著者 リチャード・E・ニスベット 

 

私たちは、問題を解決したり、何らかの決定を行ったりする上で、

半ば無意識に、頭の中に蓄積されている知識や手順を利用しています。

こうした頭の中に蓄積されている知識や手順を「マインドウェア」と呼びます。
このマインドウェアに科学的思考や哲学的思考を導入することによって、

自分の行動や、自分を取り巻く問題を解決する方法を、

より効果的に改善することができます。

ところが驚いたことに、その有用性にもかかわらず、

科学や哲学を「ツール(道具)」として利用する方法を、私たちはほとんど知りません。
『マインドウェア』の中で、世界的に高名な心理学者リチャード・E・ニスベットは、

こうした「ツールとしての科学や哲学」を、明快に、わかりやすく説明してくれます。

ニスベットはこれまで、

「大数の法則(※より多くのデータから集めると、数値は一定値に近づく、というもの)」や、

「統計的回帰(※ある場面では極端な数値が現れても、次回は平均値に近づいていく、というもの)」、

「費用対効果分析」、「埋没費用」と「機会費用」、

「相関関係と因果関係」などの概念を、

いかに日常生活において効果的に用いるか、

多くの人に教えることを通して、めざましい功績をあげてきました。

 

そうして、この画期的な本の中で、ニスベットはこれらの科学的・統計的な法則を、

私たちのありふれた問題の枠組みに、どのように当てはめていけば良いのかを教えてくれます。

 

その結果、論理的思考のために必須のツールの、実践的で役に立つガイドとなりました。

これによって、専門やビジネスの上で、また個人として、

論理的思考に裏打ちされた決定が、容易にできるようになるはずです。

 

 


元記事:http://amzn.to/1KxtWru

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

起業家にとっての周到さと情熱

ハーバード・ビジネス・レビュー  2015年 6-8月号

 

 

起業を目指す人の多くは、情熱こそが成功のための鍵と思っていることでしょう。

たとえば、クラウドファンディング・サイトでも、

プロジェクトに対する情熱だけは誰にも負けないとばかりに、

起業家同士がお互いに張り合っているのが見られます。

そして、資金集めについて言えば、このやり方でも実際にうまくいくものです。

情熱というものは、芽の出そうな新しいアイディアを探している

ノン・プロの投資家にはアピールするものなのです。

   
ですが、長期的な成功という観点で見ると、話は違ってきます。

何百人もの起業家を対象に新しい研究が行われ、数年単位での未来の成功は、

情熱とは何の関係もないことが明らかにされたのです。問題となるのは、周到さでした。

つまり起業家が、自身の事業のアイディアを具体的に思い描けているか、

狙いをつけた市場を深く理解しているか、

また、障害を乗り越え不測の事態が起こってもそれを利用できるような計画を作成できているか、

ということがポイントだったのです。

Marketing Huddle

   
ライス大学のウトパル・M・ドラキアの研究チームは、

大学レベルを対象にした全米最大の起業コンペの研究を行いました。

参加したプロジェクトは、バイオ技術からライフサイエンス、

消費者向け製品や小売りにまでおよびます。

当初、プロジェクトの成否を判断するポイントを聞かれた参加者は、

情熱の有無をあげていました。

そして研究チームは、その3年後に、まだベンチャーが好調な一部の参加者に同じ質問をしたのです。

研究チームの分析で、プロジェクトの運命を左右する上で、

情熱は何の役割も果たしていないということが明らかになったのです。

全てではないにせよ、ビジネスが飛躍するために必要なのは、周到さだったのです。

   
研究チームはまた、全世界で資金集めに利用されているクラウドファンディング・サイトの最大手、

インディーゴーゴーに掲載されている522のプロジェクトを調査しました。

サイト上の起業家のビデオと文章の声明を、2つの要素から分析したのです。

 

1つ目は情熱の表れ方、例えば「非常に真剣です」や「全てを捧げています」のような言葉で

(「情熱」という言葉そのものはもちろん含めます)、

2つ目は周到さを証明するもの、

例えば、アイディアを実現させるために必要なものやリソースを発見したことが報告されているかなどです。

 

研究の結果、情熱的な起業家は、資金の目標金額に達する可能性が約3倍となる一方、

周到さは、目に見えていても何の影響もないことが分かったのです。

 

GearUP Sessions: LEAN & TEAM

   
さらに研究では、職業投資家は、ノン・プロの投資家とは全く別の見方をしていることが明らかになりました。

職業投資家は一般的に、起業家の情熱は割り引いて考え、周到さに最も注目するというのです。

ですが、起業家が職業投資家を通さずに一般の投資家に直接アピールするようになっていることを考えれば、

また、一般の投資家が情熱的な起業家を好むというのであれば、起業家がするべきことは自明でしょう。

   
研究チームは、起業家は情熱に頼るべきではないと言っているのではありません。

結局のところ、情熱を前面に押し出さなければ、十分な出資を得られないこともあるでしょう。

ですが、起業家本人の頭の中でも、出資者向けの広報でも、

情熱が過度に強調されるとネガティブ要素となってしまうことが、ままあるのです。

そのかわりに起業家は、情熱を表しながらも、周到さとのバランスをうまく取る必要があります。

適切な人材の確保や、その他、成功を左右する細かい課題にも気をまわしていることを、

明確に伝えていかなければならないのです。

起業家も、起業家を値踏みする投資家も、周到さを欠いた情熱だけでは、

価値は少ないということを意識する必要があるのです。

 

ハーバード・ビジネス・レビュー  2015年 6-8月号)


元記事:http://bit.ly/1Hc3vf9

(翻訳:角田 健)

偉大な起業家を目指すなら理想を手放してはならない

by ピーター・シムズ

 

 

理想主義の必要性

 

一般的に、若い人々は理想的である、

?目を大きく見開き、やる気に満ちあふれている、と考えられています。

それも、世間でもまれておらず、現実を知らないからだ、と。

 

けれども、長年、起業家精神について学び、

ベンチャー・キャピタルの投資家でもあった私は、

多くの成功した起業家にあっては、それが逆であることを見てきました。

 

あなたが真の意味で立派な企業を設立することを望むのなら、

たとえどれほど多くの困難に見舞われても、

現実の厳しさを思い知らされるようなことがあったても、

あなたの理想は守りとおさなければなりません。

 

スティーブ・ジョブズがその好例でしょう。

ウォルター・アイザックソンの『スティーブ・ジョブズ』を見ても、

ブレント・シュレンダーとリック・テッツェリの新作

『スティーブ・ジョブズになるまで 無謀で横柄な青年が洞察力に満ちたリーダーへと遂げた進化』

を見ても、ジョブズはお金を儲けることより、

はるかに「宇宙にくぼみ」を作ることに意欲を燃やしていたことが、明らかになっています。

 

ジョブズの同僚が登場するドキュメンタリーや映像では、

自分たちが何か重要なものの一員、世界を変えていく中の一員であると考えていたから、

ジョブズの気むずかしい人となりをも容認したことを、繰りかえし伝えています。

 

最高の起業家は、説得力をもって会社の使命と存在意義を語ることのできる人々です。

彼らの言葉は、つぎからつぎへと伝えられていき、

多くの関係者、従業員から潜在的パートナー、顧客が、強い感銘を受けるのです。

それこそが、理想の持つ力です。

 

考えてみてください。

あなたの情熱をかきたてるようなブランドのことを思い浮かべてみてください。

どうしてそうなのだろう、と。

その答えを、真相にたどりつくまで、問いつめてみてください。

そうすれば、おそらくあなたはひとつのことに気づくでしょう。

それが、理想です。

 

1980年代半ば、エド・キャットムルはハード・ドライブの会社を経営していましたが、

世界初の前編デジタル・アニメーション映画の制作を夢見ていました。

その夢は、当時ディズニーを解雇されたアニメーター、ジョン・ラセターに感銘を与え、

ふたりは共に進むことになったのです。

 

ふたりは大変な苦労を重ねましたが、スティーブ・ジョブズの資金的なサポートと、協力体制を得ることができ、

誰もが知っている会社、ピクサーが誕生し、映画の世界に革命を起こしました。

幸運にも私は、何年にもわたってキャットムルと親しくしているのですが、

キャットムルは現在もピクサーの社長であると同時に、ディズニー・アニメーションの社長でもあります。

彼のすばらしい会社、永続的な会社を作りたいという理想は、いまなお、いきいきと燃えています。

 

catmull_jobs_lasseterjpg

 

近年のマーク・ザッカーバーグから始まったイノベーターの世代は、

会社を作っていくさまざまな段階で、

自分たちのミッションを、非常にはっきりと打ち出すようになっています。

世間がザッカーバーグについて何を言おうと、

世界を結ぼうと願う彼のフェイスブックにかける思いは、純粋なものです。

フェイスブック社で働く社員たちは、たとえ彼に1年間で1度か2度しか会えなくても、

ザッカーバーグの情熱は、はっきりと理解しています。

 

理想主義は、真の意味で、力を持つものなのです。

 

「なぜ?」から始めよう

 

私はサイモン・シネックの本 『WHYから始めよ!』 で広く普及した

「“なぜ”から始める」という考え方のファンです。

あなたも

「いまやっていることを、自分はなぜしているのだろう?」

と自問してください。

そうしてその問いかけを、あなただけの理想主義の核心にたどりつくまで、続けてください。

もしそれが単にお金でしかなかったら、あなたは同じような目標を持つ人と、

何かを作ることはできるかもしれませんが、それが長続きすることはないでしょう。

 

ここ数年来、私はゴールディ・ブロックスのCEOであるデビー・スターリングと仕事をしています。

ゴールディ・ブロックスは、おもちゃを通して女の子にエンジニアリングと創造性のスキルを伸ばすことを

みずからの使命としている会社で、私自身も投資しています。

GoldieBlox

未だ3歳にしかならない会社ですが、ゴールディ・ブロックスのミッションが、

どれだけ多くの人に感銘を与えているか、私も驚かされるばかりです。

ミュージシャンのジョン・レジェンドの共同マネジャーから、製品の販売を希望したトイザらスのような企業のトップ、

数えられないほど多くの親、ゴールディ・ブロックスに共感する投資家……。

ブランドの資産価値を数量化することは困難ですが、

ゴールディ・ブロックスは、今もぐんぐんと成長を続けています。

 

すべてはデビーと、デビーの深い信念、

日に何度となく語られる彼女の言葉と、そこからにじみ出る思いから始ったのです。

 

けれども、私たち同様、彼女もまた自分の理想主義と「なぜ?」を探さなければならなかったひとりです。

彼女はブランド戦略家として働いた後、

スタートアップのアイデアについて議論するために、

友人と定期朝食会に参加していました。

 

ある日、その席で女の子のエンジニアリングと創造性のスキルを伸ばすことができるような

会社のことを話しているとき、

デビーは雷に打たれたように感じた、といいます。

自分はこの問題とアイデアを追求しなければ、と悟ったのだ、と。

 

それが、理想なのです。

同様の話を、私はどれだけでも続けることができますが、

他の分野、たとえば政治の分野であっても、同じ原理が当てはまるのです。

もうおわかりでしょう。

すべてはこの1点です。

あなたの理想を大切にしてください。

 

確かに、偉大な起業家になろうと思えば、

あなたは実際的にならなければいけないし、

抜け目ない、リアリストでなければならないでしょう。

けれども、もしあなたが理想を失えば、そうして、あなたが存在する意味を失えば、

おそらくあなたには何も残らなくなるはずです。

あなたの理想を見つけてください。

そうして、その理想に生きてください。

自分の生涯をかけて、その理想を追求してください。

 

世界はあなたを必要としています。

 

 


?元記事:http://linkd.in/1DUT9OZ?

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

ダニエル・ピンクのセールス成功戦略

by ブルーナ・マーティヌッチィ

 

 

たとえあなたが本来の意味での「販売」の地位にいなくても、

あなたはセールスに携わっています。

そう主張するのは、ダニエル・H・ピンクのベストセラー

人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!

です。

 

To_Sell_is_Human_

 

関わっているビジネスが何であれ、

あなたは自分のアイデアを取り入れてもらおうと、

人を説得し、おだて、動かそうとすることに、

多くの時間を費やしているはずです。

 

私たちはこの、ピンクが呼ぶ

「売らないセールス」

をもっとうまくやることで、

大きな成功をつかむことができる、と続いていくのです。

 

社会科学の最新研究を援用しつつ、わかりやすい言葉で、

ピンクはこの「売らないセールス」の素晴らしい新世界のロードマップを

提供してくれます。

私たちは先日、販売の心理学、セールスにおけるEQ(感情指数)の役割や、

ビジネスを成功に導くツールなどについて質問しました。

 

もし相手が何を感じているか理解できれば、

あなたはもっと効果的に、その人の役に立つことができるでしょう。

結局のところ、新しいセールスの世界とは、そういうことなのです。

 

 

今日の経済では9人のうち1人が販売に携わり、

残りの8人もまた、あなたの言う「売らないセールス」、

たとえば、購買には関係のない行為ではあっても、

ほかの人に影響を及ぼしたり、説得したりするような「セールス」に関わっている、

と述べておられます。

この極めて重要な領域で成功を収めるために、重要な戦略を3つ挙げるとしたら、

何でしょうか?

 

第1に、自分ではない人の視点から眺めてみることです。

たいていの場合、私たちは人に何かを強制することはできません。

その代わりに、彼らの視点と関心を理解し、一致点を見いだす必要があります。

第2に、比較してもらうことです。

人の決定は、絶対的というより、むしろ相対的に行われるものです。

あなたのアイデアや商品やサービス、提案を、単独で提示するのではなく、

もうひとつの選択肢と比較してもらうのです。

第3に、「出口車線」を用意してください。

誰かに何かしてほしいときは、気軽にできるようにしてあげる必要があります。

 

EQは私たちのセールスの能力を高めるために効果があるでしょうか?

相手の感情的な状態を理解するということは、有能な売り手にとってだけでなく、

立派な人であるためにも効果的な極めて重要なスキルです。

セールスの場面では、相手の気持ちを理解していれば、

相手の役に立てる機会は増えるでしょう。

「セールスの素晴らしい新世界」とは、結局のところ、そういうことなのです。

セールスのプロセスでの「視点取得」(※他者の視点から世界を見ること)とは、

共感とは違うのですか?

これは極めて重要な質問です。

社会科学者は視点取得と共感を、2卵性双生児に喩えることがよくあります。

極めて関係は深いけれども、同一のものではありません。

視点取得は、認知能力、つまり、思考に関するものです。

共感とは、情動的な反応、つまり、感情に関するものです。

どちらも極めて重要ですが、セールスに関していうなら、

視点取得がいっそう大きな力を持つ場面が多いでしょう。

 

「リーダーシップの新しいモデル」について、教えていただけますか?

新しい環境で成功するために、

ビジネスオーナーに必要な役割やスキルはどんなものでしょうか?

やがては時代遅れになるようなスキルはありますか?

リーダーシップの世界では、過去10年間で、影響力と説得の考え方が

大きく変わっていったことを、考慮に入れなくてはなりません。

第1に、リーダーはもはや従業員や仕入先、顧客に対して、情報の優位性はありません。

そのため、透明性に逆らうことは、恥ずべき行為、またはそれ以上のものである、と

考えられるようになっています。

そのことは同時に、情報にアクセスすることの重要性よりも、

私たちの周囲で渦巻く、錯綜する情報に筋道をつけることの方が

重要だということでもあります。

つまり、情報を整理し、意味づける「センスメイキング」のスキルが、

いっそう重要になっているのです。

第2に、今日では才能がある人は、組織が才能がある人を求めるほど、

組織を必要とはしていません。

この力関係の変動は、リーダーはもはや強制的であったり、支配的であってはならず、

個々人の自己主導性やチャレンジ、成長を促進するために、

より多くのことをしなければならない、ということです。

最後に、リーダーは、モチベーションとは一体何なのか、

正しく理解していなければなりません。

モチベーションとは、人が別の人のために何かをすることではありません。

自分自身のために行うことなのです。

ですからリーダーの仕事は、人々が自己主導性や創造性、生産性が発揮できるような

情況を整えることです。

あなたの最新の「ドライブ・ワークショップ」から、

小企業のオーナーが次の段階にステップアップするために、何かヒントはありませんか?

従業員が何でもやりたいことができる、

彼らが自治権を持った「小さな島」を設置してください。

「ハック・デイ」や「ハッカソン」「金曜夜の実験場」、何でも良いので名前をつけ、

1日あたり15分、日常の仕事とは別に、みんなが自分に興味のあることや、

気になっている問題の解決に取り組むことのできる時間を確保するのです。

きっと驚くほどの結果が現れるでしょう。

もうひとつ、公式の勤務評定を撤廃します。

大企業の中でもアドビやアクセンチュアなどは、すでにそうしています。

その代わりに従業員と共に、もっと定期的で、活発な、フィードバック・セッションを行うのです。

たとえば週1回のマンツーマンのセッションや、定期的な面談、

同僚間の会話でさえも、前進を手助けし、彼らの遂げた進展を見る上で、

驚くほどの成果を上げることができます。

 

 


元記事:http://amex.co/1WbI8BO

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『未完の仕事』

Unfinished Business: Women Men Work Family

『未完の仕事:女性 男性 仕事 家庭』

著者 アン=マリー・スローター

 

男性と女性 仕事と家庭の平等に向けた長い闘いに

終止符を打つ?力強く説得力のあるビジョン

 

アン=マリー ・スローターが2009年、

夢の仕事ともいえるアメリカ国務省政策企画本部長の職を、女性として初めて引き受けたとき、

彼女はワシントンD.C.での仕事と、ニュージャージー州郊外の自宅での家庭生活での責任を、

両方ともうまくこなしていく自信を持っていました。

夫と、まだ幼いふたりの息子たちも、彼女が仕事を続けることを、応援してくれていました。

しかも上司のサポートはこの上ないもの。

なにしろ当時の国務長官は、ヒラリー・クリントンだったのです。

ロースクール時代から注目を集めていた彼女は、出世コースを順調に走っていました。

ところがそこに生活が介入してきたのです。

結局、子育てのために、彼女は国務省を去る決心をしました。

そうして家族のためにもっと時間を取ることができるよう、大学での研究生活に戻っていったのです。

 

子育てのためにワシントンを去るという彼女の選択は、

彼女も属していたはずの、フェミニズムの思想に疑問を投げかけるものではないか、

という反応も見られました。

 

アトランティック誌に寄稿した彼女の記事

「なぜ未だに女性はすべてを手にすることはできないのか」は、

アメリカ中で激しい議論に発展し、

アトランティック誌の歴史をさかのぼっても、

もっとも読まれた記事のひとつとなりました。

以来、アン=マリー・スローターは、前進を続け、

仕事、生活、家族に対する長年の考え方から、自由になっていきました。

多くの女性のために「ガラスの天井」や「母親の育児ペナルティ(※注)」の解決策が

模索されてきましたが、トップクラスの女性と底辺の女性の収入の格差は、広がるばかりです。

(※注:スタンフォード大学社会学部准教授のシェリー・コレルらの研究によって、
男性にとって父親となることは、社会的に賞賛され、昇進にもつながる「育児ボーナス」
として働くのに対して、女性は出産・育児に伴って仕事を辞める場合が多く、
子供を持つことが「育児ペナルティ」として働くことがあきらかになった)

そんな中、アン=マリー・スローターは、男性と女性が、本当の意味で対等であるとは

どういうことか、そうして、私たちはどのようにしてそれを実現できるのか、

彼女は自分のビジョンをひっさげて、私たちの前にふたたび現れたのです。

彼女は女性解放運動を、ふたたび団結させ、

同じ旗の下、男性と女性が共に前進し、成長していくために

失われたピースの断片を見つけます。

アン=マリー・スローターは、私たち全員が、

自分の物語や、個々人の行動計画、変革に向けての広汎な輪郭を行動に移すことで、

女性と男性、仕事と家族の平等という「未完の仕事」を終わらせることができることを

明らかにするのです。

 

 


元記事:http://amzn.to/1iP6xeg

(翻訳:服部聡子)

意味の意味

by ガイ・カワサキ
元記事:http://bit.ly/1QJhQ2M
(※著者の承諾を得て翻訳しています)

私は評判や名誉のことを考えて、曲を書いたことがない。
心の中にあるものを外に出さなければならないからだ。
だから私は作曲する。  
   ――ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

私がベンチャー・キャピタリストだったころ、
金儲けを第一目的にして起業した人々は、たいてい失敗していることに気がつきました。
 
というのも、金儲けを目指す起業家が引き寄せることができるのは、
金儲け以外には関心のないような人だけ。
 
その会社がすぐに巨額の利益を出さないとわかると、(実際、そんな新規事業があるはずがないのですが)
彼らはさっさと別の猟場を探しに行ってしまうからです。
 
会社を立ち上げる前に、厳しく自己分析することをすすめる人は、多くいます。
確かにそれは良いことではあるのですが、 起業しようとする人は、たいてい自分に対して間違った質問をしています。
 
長時間、低賃金で働くことができるだろうか?
断られ続けても、粘り強く働きかけられるだろうか?
大勢の従業員に対する責任を果たすことができるだろうか?
 
実のところ、このような質問にあらかじめ答えることは不可能です。
しかも、こうした問いには、さほど意味がないのです。
言葉だけ、強がってみせるだけなら安いもの。
「やってみせる」という言葉は、実際にやることとは関係ありません。
 
他方、自分に対する疑いの念や、不安がある人が、かならずしも企業を大きく育てられないわけでもありません。
 
こうした質問にどのように答えようと、 いいアイデアが生まれたとき人が実際にどう行動するかは、 何も教えてはくれないのです。
そのときになってみるまでは、そんなことは誰にもわかりません。
実際、そのときですら、わからないこともあるのですから。
新しい事業を始める前に、 自分自身に問うてみなければならない重要な質問はこれです。
 
自分は意味のあることがしたいのだろうか?
 
Photo:Work @ Starbucks By:Matt Kowal
Photo By:Matt Kowal

 「意味がある」 ということの意味

意味がある、とは、お金や、力や、名声のことを言っているのではありません。
そんなものでは、楽しい職場を作ることさえできません。
「意味がある」という言葉の意味は、 世界をより良いところにする ということです。
 
これには、ふたつのやり方があります。
 
第一に、何か良いものを、作りだしたり、使えるようにしたり、 増やしたりする、ということです。
たとえば、Macコンピューターは 人々の創造力と、生産性を向上させました。
グーグルやウィキペディアは、実質的に無限の情報に、
豊かな人も貧しい人も、誰でもがアクセスできるようにしました。
 
第二に、何か悪いものを防いだり、なくしたり、減らしたりする、ということです。
たとえば、テスラは大気汚染と、私たちの石油依存を減らそうとしています。
パランティアやその他のサイバー・セキュリティ起業は、私たちのコンピュータに侵入しようとする悪者を防ごうとしています。

 「意味」 を持つ人の強み

世界を変えたい、という情熱は、厳しい道を進もうとする人にとって、 とてつもないほどの強みとなります
というのも、高い目標を掲げている人は、 単に金を儲けたい、というだけの人より、
エネルギーが生まれてくるものだし、 才能ある人を引きつけられもするからです。
それに、もし意味を作りだすことができたなら、 自然な帰結のひとつとして、収益もあがっているはずです。
 
私が「意味の意味」を理解するようになるまで、20年かかりました。
 
1983年、アップル社のMac部門で第一歩を踏み出したとき、
私はIBMを打ち負かし、セレクトリック・タイプライター・ボールを作っていた頃の
タイプライター事業に逆戻りさせてやろうと考えていました。
 
1987年になると、こんどはウィンドウズとマイクロソフトを 潰してやろうと思っていました。
 
やがて私も、こうした野心が、愚かとまでは言わないまでも、 くだらないことだと気がつくようになりました。
競争心を抱いていては、ほんとうに大切なことから目がそらされてしまいます。
立派な組織のDNAには、「意味のあることをしたい」 という情熱が、含まれています。
 
顧客や従業員のために、 世界をよりよいものにしたい、という 「意味」 が。
 
この情熱は、成功を保証してくれるものではありません。
でも、仮に失敗したとしても、 少なくともその失敗には、やっただけの価値はあったのです。
ですから、会社を立ち上げようと考えている人は、 自分の送り出そうとする製品やサービスが、
どのような意味を持つのかを明らかにして、 それを出発点にしてください。

 

 


元記事:http://bit.ly/1QJhQ2M

(翻訳:服部聡子)

 

好感の持てる人になるために

by ガイ・カワサキ
元記事:http://bit.ly/1LLllX7
(※著者の承諾を得て翻訳しています)

そこにいれば、誰もが幸せになるような人がいる。
そこからいなくなれば、誰もが幸せになるような人もいる。
―― オスカー・ワイルド

人を引きつける魅力は、ジャングルだろうと、市場だろうと、インターネット上だろうと、かならず表面に現れます。
そんな魅力は、自然に人に作用し、人の気持のありようを変化させるのです。
しかも、持続性があります。
(少なくとも気持ちを変えたテロリストが、小屋を出て行く間ぐらいは)。
 
こうして気持に生じた変化ゆえに、人の行動までもが変わっていきます。
 
人を引きつける魅力は、人を操るためのものでもなければ、ものごとを自分の思い通りにするためのものでもありません。
 
それでも、私たちは人を魅了することを通して、結果的に状況と関係を変えることになります。
少々性格に難があろうと、正当な理由があれば、それを不問にしてもらうことはできます。
けれども、もし周囲の人が好意を持ってくれたなら、人は自分の能力を、いっそう高いレベルで発揮できるでしょう。
 
ですから人は、能力を持つだけでなく、みんなに好意を持ってもらえるようになることもまた、大切なのです。
たいていの人は、気楽に、ありのままで、自由につきあえる人が相手なら、気持ちの良い人間でいられるのですから。

 他者を受け入れるということ

まずは心がまえから始めましょう。
もしあなたがある人を好きでないなら、相手も決してあなたのことを好きになってはくれません。
単純なことです。
人を好きになるためには、まず相手を認め、受け入れること。
あなたが受け入れさえすれば、相手の側も受け入れてくれるでしょう。
他者を受け入れるために理解しておかなければならないのは、その点です。

人は二進法で生きているわけではありません

人は、1 か 0 か、賢いかバカか、価値があるか無価値か、ではありません。
誰もが強さと弱さを持ち、ポジティブであると同時にネガティブでもあり、
有能なところと無能なところをあわせもっています。

誰もがあなたよりすぐれた何かを持っています

もし誰かを受け入れたことで、がまんを強いられるとき、
おそらくあなたは相手が自分より劣っているからこんな目に遭わされるのだ、と考えることでしょう。
けれども、すべての点において、あなたの方が優れているわけではないのです。

人は相違点より共通点の方を多く持っている

基本的に、ほとんど誰もが家族をもち、意味のある何かをし、人生を楽しみたいと考えています。
これは人種や宗教、肌の色や国籍を超えて、変わらないことです。
あなたがきらいな人とも多くの共通点を持っていることでしょう。

チャンスをあげましょう

ストレスにさらされ、しかも組織に属していない人が、あなたが持っているような有利な点もないまま、
自閉症の子供や、暴力的な配偶者、老いていく両親、ガンなどと向き合っているのかもしれません。
その人と同じ状況に身を置いてはいないのなら、簡単に相手に対して判断を下してはいけません。
その代わり、彼らにチャンスをあげるのです。

死は平等に訪れる

やがてあなたも骨になり、あらゆる人と同じように、塵に帰ります。
ですから、尊大な気持は捨てましょう。
死の前では、あらゆるものが平等です。
Photo:Stained glass By:Broo_am (Andy B)
Photo By:Broo_am (Andy B)

 目尻に皺を刻みましょう

良い印象を与えるには、人に笑いかけることです。
笑顔になるのに、お金がかかりますか?
とんでもない。 もし笑顔を見せないでいると、何かを犠牲にしますか?
あらゆること、とは言わないまでも、少なくとも笑わないままの人には、誰も魅力を感じません。
もし笑顔が役に立たないと思うのなら、以下の質問に答えてください。

  •  あなたは不機嫌な人と仕事をするのが好きですか?
  •  誰か不機嫌な人が好きな人を知っていますか?
  •  怒っている人が、望むものを手に入れると思いますか?

 
ジョージ・クルーニー風の笑顔になる秘訣は、頭の中に気持の良い考えを抱くことです。
心の中で腹を立てていては、部屋がパッと明るくなるような笑顔を見せることはむずかしいでしょうし、
せいぜい「愛想笑い」になるのが関の山でしょう。
 
解剖学的にいうと、愛想笑いは頬筋、つまりは顎関節から口角まで伸びている筋肉だけを使っています。
これはコントロールするのが簡単なので、愛想笑いや、いわゆる「パン・アメリカン・スマイル」
(というのも、パン・アメリカンのフライト・アテンダントは、乗客を見ても心からハッピーにはなれなかったからです)
になってしまうのです。
Photo:Smile please... By:J Kaps
Photo By:J Kaps
 
本物の笑顔は、眼輪筋も一緒に動きます。
この筋肉は、目を囲む筋肉です。
この筋肉を使うと、目は細くなり、目尻に皺が刻まれます。
本物の笑顔には、特別な名前があります。
「デュシェンヌ・スマイル」
フランスの神経科医であるギヨーム・デュシェンヌにちなんでこの名前がついているのです。
ですからあなたが人に会うときは、何か感じの良いことを考え、眼輪筋を働かせ、
水がたまるくらいに深い皺を刻んでください。
あなたの感じの良さを増すためには、ボトックスや美容整形などは無視してかまいません。
 
 

元記事:http://bit.ly/1LLllX7


(翻訳:服部聡子)

 

7つのステップで自信にあふれる人になる

by マインダ・ツェトリン

 

 

怖れは不景気よりもあなたのビジネスに悪い影響を及ぼします。

怖れを克服する方法をお教えしましょう。
もっと自信を持ちたくありませんか?

そう尋ねられれば、ほとんどの人は、イエス、と答えるでしょう。

日常生活でも仕事でも、自分の前に立ちはだかる怖れや不安を克服できれば、

もっと多くのことができることを、私たちは知っています。
著作家であり、ロシア系マフィアの専門家でもあり、このほど

『怖れを克服する:大胆になり、夢を生きるための50のレッスン』

を著したジョー・セリオによると、

私たちはかならず怖れを克服できると言います。

 

世間では、わずか20%の人しか、日々を全力で生きていません。

これは悲劇的なことではないでしょうか?

セリオ自身、若い頃、怖れに苦しめられたと言います。

けれどもある日、もうたくさんだ、と心を決めたのです。

 

彼は政治学と犯罪学を学んでいましたが、やがてロシアに魅了されるようになり、

言葉を学び、ロシアで暮らし始めました。

そうして数ヶ月、モスクワでクロール調査事務所を開くようになったのです。

 

私のおもな仕事は、欧米の企業が、ロシア・マフィアを避ける手助けをすることでした。

やがて、起業には、独特の恐怖感があることに気がつくようになりました。

起業し、会社を経営するということは、怖ろしい冒険であるとも言えるのです。

 

けれども、怖れはビジネスに、不景気やまずいビジネス・モデルよりも大きなダメージを与えかねません。

 

あなたが怖れに飲みこまれてしまえば、それで終わりです。

利益を上げることも出来ないし、会社を閉めてしまうしかなくなるのです。

 

それを避けるためには、あなたも自分の怖れを克服し、

勇気を出してビジネスの問題に取り組むことを学ばなければならない、と彼は言います。

あなたにはできます。

そうして、これがその方法です。

 

1. 自分が怖れを抱いていることを認めるところから始めよう

 

自分に言うのです。

『そうだ、私は怖れている』と。

そうすることで、無用な完全主義をなくすことができますし、

問題の先送りを回避することもできます。

 

世間に向かってそのことを告げる必要はありませんが、

あなたが信用している人、大切な友人や、

その方がよければ、自分自身でもかまいません。

 

2. 自分が何を怖れているか、具体的に明らかにする

 

自分が怖れているものの正体を、正確に見きわめるように、と彼は言います。

 

その怖れは、間違いを犯すことなのか、

それとも間違えた結果、自分が抱く感情を怖れているのではないか?

それをはっきりとみきわめることが重要です。

本当の問題が何であるか、自分がわかっていないと、解決することはできません。

 

3. 自分の怖れに点数をつける

 

あなたの怖れを、それぞれ比較しながら点数を付けてみてください。

 

数年前、人前で話すことは、10点の恐怖でした。

けれども、オオカミに食べられることと比べてみると、

人前で話すことの恐怖感は7-8点へと変わっていったのです。

こうすると、怖れは扱いやすいものになります。

人前で話すことがビジネスの根本であるビジネスを始めようとするる場合にとっては、

言うまでもありません。

 

 

4. 最悪のシナリオを想定してください

 

起こりうる最悪のことは何ですか?

その質問に答える前に、少し考えてみてください。

 

あなたの想像は現実より悪いことが非常に多いのです。

マーク・トウェインはこんな風に言っています。

「私は人生で何度も大惨事に遭ってきた。

ほとんどは実際には起こっていない大惨事に」

何が危険にさらされているのか、

あなたの怖れは根拠があるものかどうか、突き止めてください。

その多くは、しっかりとした根拠などないはずです。

 

5. 少しでも知識を持つ

 

経験のある人と話をすることは、怖れを減じる大変良い方法です。

あなたの状況のとらえかたに、別の視点やバランス感覚を持ちこんでくれます。

しかも、彼らもまた始めたばかりのときは、怖れを抱いていた可能性が高いのです。

あなたがしようとしていることについて、

何でも良いので、本や雑誌の記事を読むよんだり、セミナーを受けたり、

その領域に関連するグループを探したりしてみてください。

知らないからこそ怖れを抱くので、知識が多いほど自信が生まれてくるはずです。

 

6. 過去の成功体験をふり返る

あなたはこれまで数え切れないほどの成功を収めてきました。

話し方を覚えたり、歩けるようになったり。

セリオは言います。

 

あなたは自分が強いことを忘れてしまっていることが多いのです。

そのことを思い出したければ、あなたが良い仕事をしたことに対する

感謝状やメール、カードなどのファイルを用意しておきましょう。

あなたの内側に怖れが生まれたら、そのファイルを開いて、

自分はできるということを思い出してください。

 

7. あなたの成功を、たとえ小さなものであってもお祝いしてください

 

仰々しいものや、これみよがしのものである必要はありません。

良い仕事だったと、自分の背中を叩くような、

せいぜいがあなたの身近な人と喜びを分かちあうようなもので良いのです。

私たちは、お祝いにふさわしいのは、大きな成功でなければならないと思いがちですが。

小さな成功を、忘れないでお祝いするということは、

あなたが自分のなした努力に報いるということです。

そうすれば、つぎにその努力が、もっと楽にできるようになるでしょう。

 

 

 

著者:Minda Zetlin(ビジネス・テクノロジー関連著作家)


元記事:http://bit.ly/1gPyktI

(翻訳:服部聡子)