7つのステップで自信にあふれる人になる

by マインダ・ツェトリン

 

 

怖れは不景気よりもあなたのビジネスに悪い影響を及ぼします。

怖れを克服する方法をお教えしましょう。
もっと自信を持ちたくありませんか?

そう尋ねられれば、ほとんどの人は、イエス、と答えるでしょう。

日常生活でも仕事でも、自分の前に立ちはだかる怖れや不安を克服できれば、

もっと多くのことができることを、私たちは知っています。
著作家であり、ロシア系マフィアの専門家でもあり、このほど

『怖れを克服する:大胆になり、夢を生きるための50のレッスン』

を著したジョー・セリオによると、

私たちはかならず怖れを克服できると言います。

 

世間では、わずか20%の人しか、日々を全力で生きていません。

これは悲劇的なことではないでしょうか?

セリオ自身、若い頃、怖れに苦しめられたと言います。

けれどもある日、もうたくさんだ、と心を決めたのです。

 

彼は政治学と犯罪学を学んでいましたが、やがてロシアに魅了されるようになり、

言葉を学び、ロシアで暮らし始めました。

そうして数ヶ月、モスクワでクロール調査事務所を開くようになったのです。

 

私のおもな仕事は、欧米の企業が、ロシア・マフィアを避ける手助けをすることでした。

やがて、起業には、独特の恐怖感があることに気がつくようになりました。

起業し、会社を経営するということは、怖ろしい冒険であるとも言えるのです。

 

けれども、怖れはビジネスに、不景気やまずいビジネス・モデルよりも大きなダメージを与えかねません。

 

あなたが怖れに飲みこまれてしまえば、それで終わりです。

利益を上げることも出来ないし、会社を閉めてしまうしかなくなるのです。

 

それを避けるためには、あなたも自分の怖れを克服し、

勇気を出してビジネスの問題に取り組むことを学ばなければならない、と彼は言います。

あなたにはできます。

そうして、これがその方法です。

 

1. 自分が怖れを抱いていることを認めるところから始めよう

 

自分に言うのです。

『そうだ、私は怖れている』と。

そうすることで、無用な完全主義をなくすことができますし、

問題の先送りを回避することもできます。

 

世間に向かってそのことを告げる必要はありませんが、

あなたが信用している人、大切な友人や、

その方がよければ、自分自身でもかまいません。

 

2. 自分が何を怖れているか、具体的に明らかにする

 

自分が怖れているものの正体を、正確に見きわめるように、と彼は言います。

 

その怖れは、間違いを犯すことなのか、

それとも間違えた結果、自分が抱く感情を怖れているのではないか?

それをはっきりとみきわめることが重要です。

本当の問題が何であるか、自分がわかっていないと、解決することはできません。

 

3. 自分の怖れに点数をつける

 

あなたの怖れを、それぞれ比較しながら点数を付けてみてください。

 

数年前、人前で話すことは、10点の恐怖でした。

けれども、オオカミに食べられることと比べてみると、

人前で話すことの恐怖感は7-8点へと変わっていったのです。

こうすると、怖れは扱いやすいものになります。

人前で話すことがビジネスの根本であるビジネスを始めようとするる場合にとっては、

言うまでもありません。

 

 

4. 最悪のシナリオを想定してください

 

起こりうる最悪のことは何ですか?

その質問に答える前に、少し考えてみてください。

 

あなたの想像は現実より悪いことが非常に多いのです。

マーク・トウェインはこんな風に言っています。

「私は人生で何度も大惨事に遭ってきた。

ほとんどは実際には起こっていない大惨事に」

何が危険にさらされているのか、

あなたの怖れは根拠があるものかどうか、突き止めてください。

その多くは、しっかりとした根拠などないはずです。

 

5. 少しでも知識を持つ

 

経験のある人と話をすることは、怖れを減じる大変良い方法です。

あなたの状況のとらえかたに、別の視点やバランス感覚を持ちこんでくれます。

しかも、彼らもまた始めたばかりのときは、怖れを抱いていた可能性が高いのです。

あなたがしようとしていることについて、

何でも良いので、本や雑誌の記事を読むよんだり、セミナーを受けたり、

その領域に関連するグループを探したりしてみてください。

知らないからこそ怖れを抱くので、知識が多いほど自信が生まれてくるはずです。

 

6. 過去の成功体験をふり返る

あなたはこれまで数え切れないほどの成功を収めてきました。

話し方を覚えたり、歩けるようになったり。

セリオは言います。

 

あなたは自分が強いことを忘れてしまっていることが多いのです。

そのことを思い出したければ、あなたが良い仕事をしたことに対する

感謝状やメール、カードなどのファイルを用意しておきましょう。

あなたの内側に怖れが生まれたら、そのファイルを開いて、

自分はできるということを思い出してください。

 

7. あなたの成功を、たとえ小さなものであってもお祝いしてください

 

仰々しいものや、これみよがしのものである必要はありません。

良い仕事だったと、自分の背中を叩くような、

せいぜいがあなたの身近な人と喜びを分かちあうようなもので良いのです。

私たちは、お祝いにふさわしいのは、大きな成功でなければならないと思いがちですが。

小さな成功を、忘れないでお祝いするということは、

あなたが自分のなした努力に報いるということです。

そうすれば、つぎにその努力が、もっと楽にできるようになるでしょう。

 

 

 

著者:Minda Zetlin(ビジネス・テクノロジー関連著作家)


元記事:http://bit.ly/1gPyktI

(翻訳:服部聡子)