本:『断絶に普通はない』

No Ordinary Disruption: The Four Global Forces Breaking All the Trends

原題:『断絶に普通はない:あらゆるトレンドを打ち壊すグローバルな四つの力』

著者:リチャード・ドブズ、ジェームズ・マニイカ、ジョナサン・ウォーツェル

 

 

ブラックベリーのドラマティックな衰退とワッツアップの衝撃的な急成長、

中国で新しい記念日として突如として現れ、

一夜にして世界最大のオンライン・ショッピングの日となった「独身者の日(11月11日)」、

そして同じように「どこからともなくやって来た」かのように

産油国としての存在感を強大なものとしたアメリカ。

これらの重要で重大な事柄に共通するものは、一体なんなのでしょうか?

 

その通りです。

私たちの生きる時代は、不連続性の時代なのです。

今日、そして数年先の未来ではいっそうのこと、

巨大なグローバル市場のスピード、驚き、そして急激な方向転換が、

何度でも、歴史ある企業の運命を左右し、新規参入者にチャンスを与えるでしょう。

ビジネスモデルは、何ヶ月もしないうちに上下逆さまにひっくり返ってしまうかもしれません。

競合がまったく気付きもしないうちに勢いをつけ、表舞台に躍り出てくるかもしれません。

大きく深いお堀で守られていたビジネスも、いまや簡単に破られてしまうことに気づくでしょう。

新しいマーケットが、何もないようなところから魔法のように姿を表すでしょう。

テクノロジーとグローバリゼーションが、

それまでごく自然に作用していた市場競争にステロイド注射を打ってしまったのです。

 

これは、感覚的な受け取られ方というだけでなく、実際のデータにも見て取れるのです。

いろいろな長期的なトレンドの動きを表にしてみれば、

線はスムーズな上向きの傾斜にはなっていないことがわかるでしょう。

山の稜線のようにギザギザだったり、ホッケーのスティックのように上向きに急激に折れ曲がったり、

富士山のシルエットのように順調に上昇し、その後は下降を始めたりするでしょう。

私たちの生きる現代においては、傾向を読むということが徐々に困難になりつつあるのです。

 

『断絶に普通はない』では、世界を牽引するコンサルティング会社、

マッキンゼー・アンド・カンパニーの主要シンク・タンクである

マッキンゼー・グローバル・インスティテュートのディレクターたちが、

今後20年のグローバル経済を形作るキーとなる変化を読み解くために、

現代の裏側深くまで飛び込んでいきます。

なかでも、もっとも重要なのは、

ビジネスと政府のリーダーたちがこれまでの仕組みをリセットして、

未来に起こる断絶を有利に捉えるためには何が必要かを説明することです。

難解な専門用語や冗長な語句は廃して、エピソードやデータ、表を豊富に使用し、

そして経験に基づいた知識から、本書は中堅やシニアレベルのマネージャー、

投資家、政府関係者など、幅広い読者を想定して書かれています。

 


元記事:http://amzn.to/1dXm4X5

(翻訳:角田 健)

本:『トリガー 習慣をつくり なりたい自分になる』

Triggers: Creating Behavior That Lasts ?Becoming the Person You Want to Be

マーシャル・ゴールドスミス、マーク・リーター著

 

 

ベストセラー著者でありエグゼクティブ・コーチとして世界的に知られるマーシャル・ゴールドスミスが、

この最新の著書で、順調な仕事と生活から私たちを脱線させてしまう、

環境的そして心理学的なトリガー、きっかけとは何かを論じます。

    
自分自身では辛抱強く、人の気持ちが解り、問題解決のできる人間だと思っていたのに、

当てはまっていない自分に気づいたことはありませんか?

普段は動じない自分が、誰か特定の同僚がいるときだけは苛立ったり、

取り乱してしまったりすることに気づいて、驚いたことはありませんか?

また、自動車の運転中に、目の前に割り込まれてついカッとなってしまったことはありませんか?

    
マーシャル・ゴールドスミスが言うように、原因が何もないときにこういった反応が起こることはありません。

通常は、何か好ましくないトリガーが身の回りの環境のなかに現れた結果として起こるのです。

つまり、同僚として、パートナーとして、親として、あるいは友人として自分が思い描いている、

あるべき姿とは正反対の行動を引き起こさせてしまう人や状況があるのです。

    
これらのトリガーはあらゆるところに潜んでおり、現れると、いつも必ず調子が狂ってしまいます。

キッチンからベーコンの香りが漂ってくると、

医者がコレステロールを下げるように言っていたのを忘れてしまいます。

電話がなると、向かい合って座っている人の目を気にもせず、

条件反射的に光っているスクリーンに目をやってしまいます。

かくも頻繁に、周りの環境には私たちの手が及ばないものがあふれています。

しかし、たとえそうだとしても、ゴールドスミスが指摘するように、

それに対してどう反応するかは、私たち自身で選ぶことができます。

    
ゴールドスミスの著作のなかでもっとも力強く、ひらめきに満ちた本書『トリガー』では、

人生のなかでどのようにしてトリガーを克服し、

意味のある変革を起こしそれを継続さればよいのかを示します。

Angry sketch

    
変革というものは、どれだけ切迫していて、それが明らかに必要な状態であっても、難しいものです。

やらなければならないことが判っていたとしても、それを実行することとは異なります。

ゴールドスミスは、私たちは計画立案者としては優秀でも、

進むにしたがって環境が邪魔立てをするようになり、実行者としては不得手となってしまうと言います。

私たちは、当初の意思を忘れてしまうのです。

疲れ果て、穴の開いたバケツから水が漏れるように、自制心が流れ去ってしまうのです。

    
『トリガー』では、ゴールドスミスは、私たちが自身を毎日、簡単に省みることができる

「マジック・ブレット」という解決策を、

ゴールドスミスが言うところの「アクティブ・クエスチョン」と関連付けながら説明します。

これは、私たちの結果ではなく、努力を測るための質問です。

達成することと挑戦することは異なっています。

欲する結果を常に得られるとは限りませんが、挑戦であれば誰にもできるものです。

『トリガー』のなかでゴールドスミスは、

6つの「エンゲージング・クエスチョン」について詳細に説明します。

これは、私たちが、自身の至らない部分に気づくための努力を、

責任を持って行えるようになるためのものです。

    
本書は、私たちが人生における変革を起こし、

それを継続させ、なりたい自分になるために書かれた、

ゴールドスミスの個人的な経験に基づく脚本集です。

著者がこれまで仕事を共にした経営者やビジネス界の黒幕たちとの、内情が垣間見られる、

気づきの多いエピソードであふれています。

 


元記事:http://amzn.to/1HlZG5p

(翻訳:角田 健)

起業家にとっての周到さと情熱

ハーバード・ビジネス・レビュー  2015年 6-8月号

 

 

起業を目指す人の多くは、情熱こそが成功のための鍵と思っていることでしょう。

たとえば、クラウドファンディング・サイトでも、

プロジェクトに対する情熱だけは誰にも負けないとばかりに、

起業家同士がお互いに張り合っているのが見られます。

そして、資金集めについて言えば、このやり方でも実際にうまくいくものです。

情熱というものは、芽の出そうな新しいアイディアを探している

ノン・プロの投資家にはアピールするものなのです。

   
ですが、長期的な成功という観点で見ると、話は違ってきます。

何百人もの起業家を対象に新しい研究が行われ、数年単位での未来の成功は、

情熱とは何の関係もないことが明らかにされたのです。問題となるのは、周到さでした。

つまり起業家が、自身の事業のアイディアを具体的に思い描けているか、

狙いをつけた市場を深く理解しているか、

また、障害を乗り越え不測の事態が起こってもそれを利用できるような計画を作成できているか、

ということがポイントだったのです。

Marketing Huddle

   
ライス大学のウトパル・M・ドラキアの研究チームは、

大学レベルを対象にした全米最大の起業コンペの研究を行いました。

参加したプロジェクトは、バイオ技術からライフサイエンス、

消費者向け製品や小売りにまでおよびます。

当初、プロジェクトの成否を判断するポイントを聞かれた参加者は、

情熱の有無をあげていました。

そして研究チームは、その3年後に、まだベンチャーが好調な一部の参加者に同じ質問をしたのです。

研究チームの分析で、プロジェクトの運命を左右する上で、

情熱は何の役割も果たしていないということが明らかになったのです。

全てではないにせよ、ビジネスが飛躍するために必要なのは、周到さだったのです。

   
研究チームはまた、全世界で資金集めに利用されているクラウドファンディング・サイトの最大手、

インディーゴーゴーに掲載されている522のプロジェクトを調査しました。

サイト上の起業家のビデオと文章の声明を、2つの要素から分析したのです。

 

1つ目は情熱の表れ方、例えば「非常に真剣です」や「全てを捧げています」のような言葉で

(「情熱」という言葉そのものはもちろん含めます)、

2つ目は周到さを証明するもの、

例えば、アイディアを実現させるために必要なものやリソースを発見したことが報告されているかなどです。

 

研究の結果、情熱的な起業家は、資金の目標金額に達する可能性が約3倍となる一方、

周到さは、目に見えていても何の影響もないことが分かったのです。

 

GearUP Sessions: LEAN & TEAM

   
さらに研究では、職業投資家は、ノン・プロの投資家とは全く別の見方をしていることが明らかになりました。

職業投資家は一般的に、起業家の情熱は割り引いて考え、周到さに最も注目するというのです。

ですが、起業家が職業投資家を通さずに一般の投資家に直接アピールするようになっていることを考えれば、

また、一般の投資家が情熱的な起業家を好むというのであれば、起業家がするべきことは自明でしょう。

   
研究チームは、起業家は情熱に頼るべきではないと言っているのではありません。

結局のところ、情熱を前面に押し出さなければ、十分な出資を得られないこともあるでしょう。

ですが、起業家本人の頭の中でも、出資者向けの広報でも、

情熱が過度に強調されるとネガティブ要素となってしまうことが、ままあるのです。

そのかわりに起業家は、情熱を表しながらも、周到さとのバランスをうまく取る必要があります。

適切な人材の確保や、その他、成功を左右する細かい課題にも気をまわしていることを、

明確に伝えていかなければならないのです。

起業家も、起業家を値踏みする投資家も、周到さを欠いた情熱だけでは、

価値は少ないということを意識する必要があるのです。

 

ハーバード・ビジネス・レビュー  2015年 6-8月号)


元記事:http://bit.ly/1Hc3vf9

(翻訳:角田 健)

本:『はみだし者の経済学』

The Misfit Economy: Lessons in Creativity from Pirates, Hackers, Gangsters and Other Informal Entrepreneurs

「はみ出し者の経済学:海賊、ハッカー、ギャング、闇起業家に学ぶ創造力のレッスン」

著者:アレクサ・クレイ、カイラ・メイヤ・フィリップス

 

 

創造力、イノベーション、セールスマンとしての能力、起業家精神は、

どこから学ぶべきなのでしょうか?

本書の著者たちは、驚くようなところから学ぶことができる、と言います。

海賊や密造者、偽造者、詐欺師など、

いわゆる「社会の裏街道」に生きる人々から学べるのだ、と。

世界でもっとも偉大なイノベーターというと、誰を思い浮かべますか?

おそらくスティーブ・ジョブズやトマス・エジソン、

ヘンリー・フォードなどの名前が上がってくるでしょう。

たいていの場合、そうしたものです。

ところが、本書は彼らを取り上げることはありません。

この本が光を当てるのは、誰も聞いたことのないような人々なのです。

それでも読み進むうちに、彼らもジョブズやエジソンやフォードと同様に、

イノベーションをおこない、起業家であり、

新しい世界を夢見るビジョナリストでもあったことがわかってきます。

彼らが活動したのは、人でごった返すシェンチェンのストリートや、

ソマリアの刑務所、洪水で水浸しになったタイの沿岸の街でした。

海賊であったり、コンピューターのハッカーだったり、いたずら者だったり、

元ギャングのリーダーだったりしました。

そんな彼らが世界を股にかけ、暗黒街や裏社会の経済の中で、イノベーションを成し遂げ、

無数の難題を解決していったのです。

こうしたイノベーターたちの実体は、

社会と経済の安定に脅威をもたらす「異端の起業家」像とはほど遠く、

彼らが示した意想外の独創性や、パイオニアならではの方法と実践は、

私たちがおおいに学び、正式な市場においても適用しうるものです。

『はみ出し者の経済学』は、既成の経済の枠からはみ出したところで経済を築き上げた、

非公式なイノベーションの物語です。

隠れた天才たちの姿を検証しながら、問いかけていきます。

未来を見通した、知られざる人々とは、いったい誰なのか?

彼らはどのような働きをしたのか?

彼らはどのように自分たちの組織を創りあげていったのか?

彼らは自分たちのイノベーションの、どのような触媒となっていったのか?

そうして最後に、あなたは、あなた自身の世界に対して、

ここで得た教訓を、どのように活かしていくのでしょうか?

 

 


元記事:http://amzn.to/1SIshWk

(翻訳:服部聡子)

 

 

ビジュアルコンテンツで人を引き寄せる5つのステップ

by レベッカ・ラディス

 

 

ビジュアルコンテンツの影響力の大きさは、誰にも否定できないほどになっています。

フェイスブック、ツイッター、ピンタレスト、グーグルプラスなど、

ビジュアルマーケティングはオンライン上で大きなブームを巻き起こしています。

それも不思議はありません。

ハブスポットの最近のアンケートによると、

回答者の65%が、ビジュアルから情報を得ていることが明らかになりました。

さらに、こんなデータもあります。

ウィザルの研究によると、視聴者は視覚的に見たものに対しては、

80%を記憶に留めておくことができるのに対して、

読んだことについては20%しか、覚えていなかったというのです。

このことを踏まえても、ビジュアルマーケティングがいかに重要であるかわかります。

あなたも以下のことを覚えておいてください。

・思い出しやすい

・正しく伝わりやすい

・覚えやすい

けれども多くのビジネスにとって、ビジュアルマーケティングをうまく取り入れることは、

いまだ課題であるようです。

ビジュアルマーケティングを実践するには、どこで、どのようにして始めるか、

迷っている人も多くいます。

この悩みを解消し、

ソーシャルメディアにおけるビジュアルマーケティングの影響を理解するために、

ハブスポットのチームとマーケット・ドミネーション・メディアが共同で

以下のインフォグラフィックを作成しました。

このデータは驚かせられる内容となっています。

まだビジュアルコンテンツをオンラインマーケティングに取り入れていないのであれば、

大きな利益を逃していることになるでしょう。

今すぐあなたのマーケティングミックスとして取り入れ、

競争力の変化を感じてください。

 

ビジュアルコンテンツで引き寄せる5つのステップ
ビジュアルコンテンツを使ってソーシャルシェアを増やす

43%のソーシャルメディアユーザーは写真を共有しています

・少なくとも一枚の画像を上げることでフェイスブックのシェアが上がります

????????????? ・フェイスブック上に一枚以上の画像のある平均シェア率:64.9%

????????????? ・フェイスブック上に一枚も画像のない平均シェア率:28%

・少なくとも一枚、画像を上げるだけでツイッターのシェアがあがります

????????????? ・ツイッター上に写真画像のある平均シェア率:20.36%

????????????? ・ツイッター上に写真画像のない平均シェア率:9.67%

・インフォグラフィクスがリンクされている場合シェアは他のコンテンツに比べ3倍以上にもなります。

ブランドがビジュアルマーケティングを早期採用した成功例としてナイキを見てみましょう。

特にインスタグラムに顕著に表れていますが、

ビジュアルコンテンツの効果的利用により活発なマーケットでの動きが生み出されました。

以下の画像を見ると、ブランドイメージ、メッセージ広告、

ハッシュタグが効果的な意図と共に提示されているのがわかります。

open bar

強力なビジュアルコンテンツを作る3つのポイント

1. 色の持つ意味を理解しましょう

色から受ける印象は、

商品や提供されるサービスを受け入れるか否かの判断の60%に関係している

ということを知っていますか?

この割合は大きなものです!

消費者が購入する目的やプロセスに影響を与えるだけでなく、

近年のキスメトリクスによる研究では、

色は物事を判断するプロセスにおいて重要な役割を担っていることが分かりました。

それぞれの色に潜む心理学的要素を理解することで消費者の思考を理解し、効果的な色を選ぶことができます。

・会社のソーシャルメディア宣伝戦略を効果的に表現する

・感覚を共有する

・消費者の行動を促す

▲黄:楽天的 オレンジ:親しみやすさ 赤:興奮 紫:知的・創造的
 青:信頼 緑 穏やかさ グレ-:バランス

 2.メッセージを伝えるフォント

あなたのブランドストーリーを伝えるためには、

フォントはとても必要不可欠な要素です。

ハブスポットは、3種類のフォントを使うことで、読者は読みやすくなる、としました。

フォントサイズ

▲見出し:最大で、個性的なものを
 サブタイトル:新しい情報に注意を向ける
 本文:読みやすいものを

私はこの要素を4つに増やしたいと思います。

それは、あなたがどう感じているか、ということです。

フォントを決める時以下の質問を、あなたも自分にたずねてみてください。

・自分の会社は楽しさや、遊び心や、エンターテイメント性や、真面目さや、好奇心など、

 さまざまな側面を持っているか、それとも単純明快か?

・自分のコンテンツは楽しさや、遊び心や、エンターテイメント性や、真面目さや、好奇心など、

 さまざまな側面を持っているか、それとも単純明快か?

あなたの要素はブランディングに要約されます。

フォントはあなたが他人からどのように見られるかを決めるのにとても重要なのです。

 

 3.ソーシャルメディアテンプレートの活用

ソーシャルネットワークはそれぞれ独自のスタイル、テンプレート、デザインを持っています。

各サイトの長所を参考にして、あなたのコンテンツを作成してください。

ソーシャルネットワークそれぞれの、ブランドカバーイメージと

グラフィクスのイメージサイズを参考にしてください。

テンプレート

 

成功するビジュアルコンテンツを作るには

ウェブサイト閲覧者の平均閲覧時間が15秒以下というオンラインの世界では、

どうすれば目に留まるかを知る必要があります。

だからこそ、ビジュアルコンテンツなのです。

あなたももう、ビジュアルコンテンツの必要性が、よくお分かりでしょう?

ではその方法を紹介します!

1. 最高の話題を見つける

オーディエンスの注目を集めたくはないですか?

そのためには、多くの人の関心や、ニーズにピッタリと当てはまるビジュアルコンテンツを、

あなたの専門を強調しつつ、作成してください。

話題になるアイデアのソース:

・キーワード研究

・販売とサポートの裏側

・人気を集めている業界ブログ

・あなたが集めたデータ/リサーチ結果

・専門家の意見

2. 最適なコンテンツの種類を選ぶ

観衆を惹きつけるために最適なコンテンツの種類を選ぶには、以下の点を考慮してください。

インフォグラフィクス

・静止画、動画、インタラクティブなどの3種類があります

・消費者は活字中心のコンテンツよりもインフォグラフィクスを用いたコンテンツを

 30倍も読む傾向があります

・定番のブログ投稿よりもアクセス数を生み出します

画像

・361%の割合で画像が動画よりもツイッター上でツイートされています

・画像は動画よりも128%の割合でリツイートされています

動画

・動画によりビジターが商品やサービスの購入する傾向は64%です

・動画による商品やサービスに対するビジターの理解の向上率は74%です

・ランディングページに動画がある場合は、会話が86%増加します

3. 魅力的で効果的なデザインを考える

以下の要素をよく考えてみてください。

これらの要素は、あなたのビジュアルコンテンツがどのように消費され、

シェアされるかに、大きな関係があります。

・タイポグラフィー

・色彩

・空白

・イラストレーション

・アイコン

・正確さ

・レイアウト

・比較

・コールアウト

・シンプルさ

4. 潜在的なコンテンツ・プロモーターを見つける

あなたのコンテンツをシェアし、宣伝に協力してくれるサポーターは誰でしょうか?

仲間を見つけてください!

サポーターの対象となる人物:

・既存のソーシャルメディア・オーディエンス

・ビジネスパートナーや販売業者

・インフルエンサー

・関連業界のサイトやブログ

・顧客

5. 宣伝戦略を考える

私は一貫して、統合宣伝戦略を主張してきました。

このことには理由があります。

56%のマーケターは何も計画のないままに行動してしまいます。

ノープラン=失敗のはじまりなのです。

▲プランがなければ、コンテンツ・マーケティングの56%が失敗に終わる

戦略アイデア

・ユーザーとの共有

・ブランディング(共同経営や共同ブランディング)

・アウトリーチ(メディア発信源との関係を築く)

・有料ネットワーク網(アウトブレイン、タブーラ)

・ゲストによる投稿

 

最後に

ただコンテンツを作るだけでは十分ではありません、

インパクトを与えるにはマーケティングにビジュアル要素を取り入れる必要があります。

どこに、どうやってビジュアルコンテンツを取り入れるとしても、

今すぐに行動を起こすべきです。

あなたのビジネスの利点とは何でしょうか?

 

 


元記事:http://bit.ly/1AGIsP2

翻訳:横手祐樹

 

働きがいのある職場を作るために

by ブライアン・ソリス

 

 

先ごろ行われたギャラップの調査によると、

アメリカ人の従業員のうち、仕事にやりがいをもって打ち込んでいる人々は

31.7%でしかないことがあきらかになりました。

この衝撃的な結果と、結果が与えたインパクトは、

すでに多くの人の知るところとなっています。

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けれども、私たちはそれが深刻な事態であるらしい、とは思っていても、

そこから先へは進んでいません。

仮に、従業員のわずか13%しか会社のことを気にかけなくなってしまったら、

その会社のビジネスは、果たして成功の見通しを立てられるのでしょうか?

おそらく私たちは、そのことを真剣にとらえようとしていないか、

間違った方向に焦点を当てようとしているのでしょう。

2015年、従業員が感じる「仕事のやりがい」は、

アメリカにとって、そうして未来の仕事にとって

もっとも重要でありながら、誤解されたままになている中心課題のひとつです。

そもそも「仕事のやりがい」とは、実際のところ、何なのでしょうか。

おそらく「エンゲージ・フォー・サクセス」の定義が、一般的なものと言えるでしょう。

 

仕事のやりがいとは、

従業員が組織の目標や価値を高めるために努力をし、

組織の成功に向けて主体的に貢献し、

そのことが同時に、自分の幸福感を強化することができるような

職場のアプローチである。

感動的? いいえ。

つまらない? そのとおり。

別にこの文章を書いた人を悪く言うつもりはないのですが、

これではまるで何かの委員会か機械、ひょっとしたらその両方が書いた文章のように

思えてしまいます。

おそらく言葉の順番、または言葉そのもののせいで、そんな印象を抱くのでしょう。

とはいえ、この定義を見ていると、私たちがインパクトを与えるために、

立ち上がらなければならないことは明らかでしょう。

…人間的なインパクトを。

この定義によれば、「仕事のやりがい」とは

・職場のアプローチ であり、

・従業員が組織の目標や価値を高めるためにする努力 であり、

・組織の成功に向けて主体的に貢献すること であり、

・同時に、自分の幸福感を強化することができる

もののようです。

こうやって文章をバラバラにしてみると、ひと目見ただけで

どうして従業員の多くがこんなにも「仕事のやりがい」を抱くことができないのか、

その根底にある理由がよくわかります。

すべては組織のためであって、人間のためではないからです!

Track Work Near Clark/Division - 2/1

仕事のやりがい、もしくはその欠如とは、もっと大きなもの、

少なくとも、もっと大きくあるべきものの一部にすぎません。

私たちが仕事のやりがいを通して、実際に問題にしなければならないのは、

文化、従業員を中心に置いた、従業員の力となっていくような文化についてなのです。

スタン・スラップは新著

『ボンネットの下で:従業員文化に点火し、ファイン・チューニングしよう』

の中で、この文化のことを、以下のように定義しています。

「文化とは、あなたの従業員が共に抱いている、

生き延びるための、そうして精神的にも幸福であるための信条のことである」

人々が同じ基本的生活状態にあるときはいつでも、

生き延びるためにはどうするのが最適か、信じるところを分かち合い、団結する、

と著者は指摘します。

確かにどの職場でも、従業員は、1日に8-12時間、少なくとも週に5日、毎週、共に働いています。

これは筋の通った話です。

と同時に、人々は、自分が何か重要なことに貢献していると、実感できることを求めています。

さらに自分たちの仕事が、そうして自分たち自身も、経営陣に評価されることをも望んでいるのです。

さまざまな意味で、職場はそこに所属する人々によって、息を吹きこまれるコミュニティです。

そうして、繁栄するコミュニティは、共通の願望や、構成員の利益をはぐくみながら、

共通の理想に力を注ぐところなのです。

ビジョン、目標、そうして目標に到達するために何をし、誰を求めるか、

こうした問題にしっかりと照準を合わせた指導部のいるコミュニティは、

強く、賢く、粘り強く、愛着を持てるところに育っていきます。

Participants in discussion at Social Mediating: Why Integrate Social Media Into Everyday Work?

私は以前、コミュニティのことをこのように定義しました。

 

コミュニティとは、人々がそこに属する、ということを超えて、

人々の所属意識を強めるような活動を、共同でおこなうところである。

職場はコミュニティです。

職場の文化は、そこに所属する人々によって決まっていきます。

人々の抱く一体感から生まれた目標を、みんなが分かち合い、

その向かっていく先に、理想が形づくられるのです。

だからこそ、仕事のやりがいは経営者の側からではなく、

従業員のリーダーシップの中から生まれるのです。

仕事のやりがいとは、私たちの職場をリーダーがどのように形づくるか、

私たちは何をするのか、なぜ私たちはそれをするのか、それにはどういう意味があるのか、

私たちひとりひとりがどのような役割を果たすのか、

今日も、明日も、どんな価値を生み出すのか、という文化なのです。

 

 


元記事:http://linkd.in/1FyGgJw

(翻訳:服部聡子)

 

 

 

 

 

本:『ボンネットの下で』

Under the Hood: Fire Up and Fine-Tune Your Employee Culture

『エンジンフードの下で:エンプロイー・カルチャーに点火し、ファイン・チューニングしよう』

著者 スタン・スラップ

 

中で売れないものは、外でも売れない

あなたは最高の業績を望んでいますか?

であるなら、エンジンフードを開けて、中をのぞいてみてください。

そこにあなたの会社の従業員文化が見えてくるはずです。

 

企業というエンジンを駆動するのは従業員文化の力です。

地響きを立てながら進む力を利用して、

あなたは従業員文化とは、実際どのようなものなのか、

どうしたら車を前に進ませることができるのか、

こうした謎を、解き明かさなければなりません。

この本は、あなた自身の手で、従業員文化を正しく作動させるためのカギなのです。

ビジネス・カルチャーのエキスパートとして名高いスタン・スラップは、

従業員を理解することと、従業員文化を理解することのちがいを知っています。

その区別は、単に言葉がちがうだけにはとどまりません。

そのちがいこそが、あなたの戦略の成否を分けるのです。

Tuned pontiac under hood

従来の神話を打ち砕くこの本は、

なぜ従業員文化が、それ自身の規則や信念、モチベーションを備えた、

独立した有機体であるのかを明らかにしていきます。

さらに経営計画の成否を(どんな経営者よりもやすやすと)左右する力さえ、備えているのです。

説明責任をうまく果たすことやイノベーションをおこなうこと、

柔軟さ、レジリエンス、エネルギー、ロイヤリティ、信頼などを獲得すること。

スラップは、従業員文化はあなたが望むものをなんでも得ることができる、

として、その方法を教えてくれます。

本書の中で、遠くメソポタミア時代の最初の農民が手伝いを雇ってからというもの、

ずっと経営者を悩ませ続けた難問が解き明かされていきます。

従業員文化が変化に抵抗する本当の理由は?

従業員文化がお金より大切にするものは何なのか?

なぜ従業員文化は、経営者ではなくリーダーに応えるのか?

従業員文化は、どのようにおのずから明らかになるのか。

また経営者にそれが見えてこない、というのは、どういう意味なのか。

なぜ企業が信頼を獲得しようとすることが、最大の脅威となっていくのか?

Hacking Culture Bootcamp @ Waag Society

もしあなたの会社にすばらしい従業員文化がはぐくまれているなら、

この本はそれを拡大するのを助けてくれるでしょう。

もしあなたの会社の従業員文化に問題が起こっているのなら、

この本はそれを改める手助けをしてくれることでしょう。

あなたの会社の従業員文化が、プレッシャーを受けているのなら、

この本は、そのプレッシャーを和らげる助けとなるでしょう。

あなたが会社に投資しているなら、この本はあなたの資産を守ることにつながっていくでしょう。

     
『ボンネットの下で』は、世界中、15,000人を超える従業員に対するアンケートなど、

数多くの調査結果が報告されています。

多くの組織の経営実績を上昇させてきた、独創的な戦術についても、述べられています。

さらに、サムスンやオラクル、プログレッシブ、戦時下のCNN、

ポール・マッカートニーが率いるバンド、スーパー・ボウル撮影班など、

さまざまな組織の従業員文化が描かれた裏話には、

驚かされることでしょう。

それが奥深く、挑発的で、心を打ち、時に感情にまかせて、

スタン・スラップらしいスタイルで、語られていきます。

 

これは単なる経営書ではありません。

人間のビジネス・ケースなのです。

確かに、どんな経営に対するアドバイスより、そちらの方が現実的、

あるいは重要なものなのかもしれません。

 

関連記事:「働きがいのある職場を作るために」


元記事:http://amzn.to/19z5qeB

(翻訳:服部聡子)