(原題)『誰でも書ける: びっくりするほど良質のコンテンツを制作するための頼りになるガイド』
著者: アン・ハンドリー
優良コンテンツを書くためのガイドブック
『誰でも書ける』は、インターネットで顧客を引き寄せ、離さないための、
頼りになるガイドブックです。
コンテンツ主導型の世界では、事実上、誰もがライターです。
もしあなたがウェブサイトを持っているなら、あなたは出版者。
あなたがソーシャルメディアの一員なら、マーケターでもあります。
ということは、誰もが自分のマーケティング・メッセージを伝えるために、
言葉に依存して生きている、ということにほかなりません。
私たち全員が、ライターなのです。
でも……、誰がいまさら書くことなど、気にしているでしょうか?
このやっかいな世界を牛耳っているのは、短くてぴりっとした言葉。
クリックさせるための見出しや、ツイッターのタイムライン、インスタグラムのフィード、
gifアニメやビデオやスナップチャット、
YOLO(「人生は一度しかない」)や
LOL(「大笑い」)や
#tbt(「木曜日には過去の写真をアップしよう」)などの略語……
書くことに焦点をあてるなど、まるで衒学趣味、さえない話ではありませんか。
ところが実のところ、書くことは以前にも増して重要になっています。
ネットをかけめぐる私たちの言葉は、私たちの通貨です。
言葉は顧客に、私たちが誰なのかを伝えているのです。
私たちの文章は、私たちを頭がよさそうにも、バカにも見せます。
おもしろい人間にも、あたたかい人にも、仕事ができそう、とも、信頼できそう、とも感じさせます。
逆に、凡庸な印象を与えたり、混乱させたり、退屈させたりするかもしれません。
そのため、うまく言葉を選び、すっきりと簡潔な文章、
顧客に対して誠実で、共感が伝わる文章を書かなくてはならないのです。
しかも、これまでコンテンツ・マーケティングで見過ごされてきたスキルを身につけることは、
自分に新しい価値を付与することにもつながります。
どのように書くか。
どのようにほんとうの話を、ちゃんと、しっかり伝わるように、語るのか。
あなたが書いているのがリスティクル(※タイトルとリストだけの記事)であろうと、
スライドシェアのキャプションであろうと、
あなたが今、ここで読んでいるような文章であろうと……。
書くことを通して、コミュニケーションをうまく進行させることは、
もはや、単なる良いことではありません。
必要不可欠なことなのです。
書くスキルは、これまで見過ごされがちでしたが、
コンテンツ・マーケティングの基盤となるものといえるでしょう。
『誰もが書ける』のなかで、一流のマーケターでもあるアン・ハンドリーは、
コンテンツ制作上のプロセスと戦略、コンテンツをどのように公開するか、
すぐに実践できるハウツー、どのようにデザインし、どのように結果を出すか、など
専門家としてのアドバイスと知見を明らかにしています。
これらのレッスンとルールは、あなたのホームページやトップページ、
ランディングページ、ブログやeメール、
マーケティングの提案、フェイスブック、ツイッター、リンクトイン、
その他のソーシャルメディアなど、あらゆるところに適用できるものです。
アン・ハンドリーは、戦略をいったん解体し、
びっくりするほど良質のコンテンツを作成するための実践的なアプローチとして展開しています。
あなたが大きなブランドの一員であろうと、小さなブランドの一員であろうと、個人であろうと、
誰でもネット上のコンテンツを制作でき、発表するための頼りになるガイドとして、書かれているのです。
本書には以下の章が含まれています。
・ もっとうまく書くには
あるいは「大人になって書き始めた人」にとっては「どうしたら少しでも書くことがイヤにならないか」
・楽しくて忘れない、ビジネス向けの簡単な文法と語法
頭が良さそうに見せるけれど、嫌みなほどには見せない
・読者におもしろくて真実の物語という贈り物をあげよう
共感と人間味あふれることがここでのカギ。だから本でもそうしよう
・ジャーナリズムの伝統的なルールに則した、効果的で信頼感を抱かせるコンテンツを制作するための実践
というのも、顧客にコンテンツを公開したり、直接話したりすることは、本来、特別な権利であるから。
・マーケターが書くもの
マーケターが制作すべき基本的な17種類のコンテンツ
・コンテンツのためのツール
手際よくこなすための役に立つツール
伝統的なマーケティング手法では、もはや十分とは言えません。
『誰でも書ける』は、優良なコンテンツが、デジタル世界で成功するためのカギであることを知っている、
頭の良い業界人のためのフィールド・ガイドです。
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元記事:http://amzn.to/1xId95c
(翻訳:服部聡子)