投稿

起業の失敗から学んだ7つの教訓

by キマンジ・コンスタブル

(※この記事は”http://www.entrepreneur.com/article/237129” を翻訳したものです。)

無我夢中のままビジネスを立ち上げたのは、私が19才のときでした。短期間で3つの州に規模を広げで、5人の従業員を雇い、500,000ドルもの総収益を上げるまでになりました。ビジネスは順調でしたが、経営について無知であった私は、すぐにどうしようもない状況に陥ってしまいました。

事業を始めて6年が経ち、ずさんな経理の結果100,000ドルもの借金を抱えました。起業家としての夢は悪夢と変わったのです。私のこの経験から若い起業家が知るべき教訓についてお話ししましょう。

エコプレナーによると、18才から34才までの青年アメリカ人の54パーセントは起業家になりたいとの気持ちを持っているということです。ただ、起業家精神とは素晴らしいものですが、それもビジネスを適切に行うことが条件となります。

1. 顧客が誰であるかを明確にする

もしもあなたが「何でも屋」であるならば、ビジネスを成長させるのには苦労するでしょう。マーケティングなどのご自身の努力はまばらになります。セス・ゴーディンは

世界中の人にアプローチしようとすれば、結局誰にも届くことはない。

と言っています。

理想の顧客像について、明確であるほど上手く行きます。新規顧客を見つけ、アプローチするためのベストな手段を見つけるのに役立つでしょう。新しいビジネスを見つけようというあなたの努力が、焦点化されるのです。

2. 実現不可能な約束をしない

ハフィントンポストのブレント・ビショアーは、

あなたの顧客に奇跡を約束するならば、本当に奇跡を届けるべきだ。

と語っています。あなたのビジネスを成長させるならば、しっかりと約束を守るビジネスを心掛けてください。ビジネスを立ち上げた当初は、自分の限界を感じることもあるでしょうが、気にすることはありません。あなたの強みに焦点を当ててください。

3. 整理整頓

あなたが整理整頓できていないと、まわり人がフラストレーションを抱えることになります。従業員、顧客、そしてあなた自身のメンタル面もです!

整理整頓はビジネスが順調に進む上で重要なものです。整理整頓を怠たれば、顧客はあなたとのビジネスから身を引くでしょう。物事を簡潔化し、ビジネスを整理するようにしてください。

リーン・スタートアップ・モデルは、このシンプルさゆえに成功を収めています。

 4. 自分の税金を把握する

税金について詳細に書かれている本はたくさんあります。プロフェッショナルな人材を雇ってください! 税金の管理を間違えば、多くの事業が失敗するでしょう。過去多くの人たちが犯してきた過ちをあなたのビジネスで繰り返さないでください。

5. ビジネスを成長させる要素に焦点を当てる

企業家にとって重要な教訓の一つに、どのように時間を配分するかということがあります。仕事を成長させることに時間を割いてください。仕事に没頭するということではありません。スマートフォンをもっていれば、世界の知識はあなたのポケットにあるも同然です。ただ、これは幸せなことでもあり、同時に不幸なことでもあるのです。

ビジネスを成長するためにリサーチを重ねることで、情報過多の弊害を被ってしまうこともよくあることです。「起業家がやるべきこと」というタイトルで宣伝されている輝かしい成功談などには、惑わされないようにしてください。

6. 具体化するスピードが重要

起業家は、たくさんの良いアイデアをもっています。しかし、本当に成功する起業家は、良いアイデアを将来性のある製品やサービスに具体化することができます。

あなたが市場には常にベストの商品を出したいと思っていても、ベストな商品を生み出すには、時間が必要であり、顧客からのフィードバックが必要です。アイデアが浮かんだら、そのアイデアを試作品として、市場に出してみてください。

顧客には商品は試験段階にあり、開発中であることは伝えましょう。最初から完璧な商品を作ることにこだわる必要はありません。試験段階の商品を使ってみた顧客のフィードバックは最終的な商品の質を生み出すのに必要不可欠なものです。

7.失敗や逆境からすぐに立ち直る

失敗に対する恐怖は、起業家が抱える大きな不安の一つです。けれども、トーマス・エジソン、スティーブ・ジョブスやその他偉大な起業家たちに共通することは彼らがみんな失敗したことです。

有望な起業家は、自分の失敗を、一時的な後退ととらえ、ビジネスの終りと考えることはしません。失敗を経験するとき世界の終りであると考えるのではなく、この逆境をバネにさらに強くなって戻ってくると決意するべきです。

 

私はこれらの教訓を経験しながら再度復帰し、自分のビジネスを元に戻すことができました。結果的に仕事も上手く行き、借金の支払いもすべて終わりました。現在はハワイのマウイでビジネスを成長させています。

「知ったかぶり」の起業家にはならないでください。
以上の教訓を学べばあなたのビジネスは成長して行きます。

 

 

著者:Kimanzi Constable 起業家、著作家、コーチ


この記事は”http://www.entrepreneur.com/article/237129” を翻訳したものです。

訳:服部聡子(ShimaFuji IEM 翻訳チームリーダー)
出産・退職後、在宅で働ける資格を身につけるために翻訳を学び始める。
約5年フィクション/ノンフィクションの下訳、ウェブ・ライターを経て、
『限界はあなたの頭の中にしかない』に巡り合い、深い共感を覚え、弊社に。

 

ビジネスプランの「禅」

by ガイ・カワサキ

 

 

一冊の本ほどにも分厚いビジネスプラン作成に人生を捧げる前に、

ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載された

「起業:最初の一歩を踏み出すために必要な正式事業計画書」

という記事に引用されていた名言をご紹介しましょう。

 

――計画は役に立たない。だが、立案はすべてにまさる。

 ドワイト・D・アイゼンハワー

 

1985年-2003年、バブソン大学の卒業生の起業した116社を

分析した研究結果が発表されました。

成功の指標として、歳入、従業員数、実収入などを導入して比較した結果、明らかになったのは、

起業に際して正式なビジネスプランを準備したか否かは、

のちの成功に統計的な有意差が見られなかった、ということでした……

 

「本当のところ、私たちがやりたくないのは、1年間、

下手をしたらもっと時間を費やして、ビジネスプランを作成することなんです。

現実に顧客が来てくれるかどうかもわからないのに」

と、この研究の著者、バブソン大学のウィリアム・バイグレイヴ氏も言っています。

「でも、やるしかないんです」

と起業家の気持ちを擁護していますが。

 

さらに、起業家は下書きに何ヶ月も費やしたがために、

それが不備のある計画書であっても、しがみつく傾向があることも指摘しています。

 

この研究報告を読んで、計画もビジョンも、

コミュニケーションやチームワークといったものには必要ないのか、

と結論は出さないでください。そんなことはありませんから。

 

確かなのは、ビジネスプランはそれ自体で動き始めるものではない、ということです。

ツールではあるけれども、それ自体が目的ではありません。

 

効果を上げるビジネスプランを書くために学ばなければならないこと。

それが「ビジネスプランの禅」なのです。

 

 1. 実施要項に焦点を当てる

実施要綱は、ほんの1、2ページにすぎないものですが、

ビジネスプランの何よりも重要な部分です。

もしその箇所が、とびきりのもの、目を引きつけ、胸を高鳴らせるようなものでないなら、

投資家はそこから先は読んでくれないでしょう。

たとえあなたのすばらしいチームには誰がいて、

あなたがどんなビジネスモデルを持っていて、

どうしてその製品が新しい地平を開き、パラダイムシフトを巻き起こし、

革命的であるといえるのか、などと書いてあったとしても。

 

仮に、そのプランが純粋に社内向けだったとしても、

努力の80%は、しっかりした実施要綱を書くことに注ぐべきです。

ところが大半の人は、誰も説得できないどころか、理解さえしてもらえない、

膨大なエクセル表を作成することに80%の努力を傾注しているのです。

 

 2. 書くことには意義がある

 

多くの人は、投資家の気を引くためにビジネスプランを書きます。

ところがビジネスプランによって資金を集めようとしている起業家に対して、

大半のベンチャーキャピタリストは、その売り込みの間にGoサインを出すか、やめるか、

本能的に決断しています。

 

ビジネスプランを受け取る(そして、おそらくは目を通す)ということは、

注意義務に基づいた、機械的な段取りのひとつにすぎません。

仮に資金を集められなかったとしても、ビジネスプランを書くことには、

もっと有意義で大切な理由があります。

ビジネスプランには、目的(何を)、戦略(どうやって)、戦術(いつ、どこで、誰が)について、

経営陣を団結させる力があるのです。

 

 3.  作成は一人の手で

 

ビジネスプランの作成は、経営陣をも含めたグループワークではありますが、

実際に書くのはひとり(できればCEOが望ましい)に任せるべきです。

ひとりの筆者ではなく、複数の人間が分担し、コピーペーストで作業を進めた場合、

統一の取れた文書に仕上げることは大変困難になります。

 

 4. 計画の前にキャッチフレーズを

 

多くの人がビジネスプランを作成しますが、そのほとんどはガラクタです。

60ページのうち50ページが統計と、もったいぶった専門用語、略語、

「われわれに必要なのは、市場の1%のシェアである」

といった意味のない文句でできています。

そんなもので売り込もうとするのですから。

 

正しい順番はこうです。

まず完璧なキャッチフレーズの作成をし、

そのつぎにそれをもとにしたビジネスプランを書くのです。

ちゃんとしたキャッチフレーズは、事業計画書を蒸留したのちに出て来るものではありません。

それはなぜでしょうか?

その理由は計画を修正するより、キャッチフレーズを修正する方が、はるかに簡単だからです。

何通りかキャッチフレーズを作成してみて、使えるかどうかを試し、

そののちにビジネスプラン全体を書き始めるのです。

どんなにおおぜいの人が、全文を仕上げたのちに、要約を書いていることでしょう。

 

10308669376_94d64a69b2_z

 

 5. すっきりと、読みやすく

 

理想的なビジネスプランとは、20ページ前後、これは統計や補遺を含んでいます。

提出する事業計画書は、余計なものがないほうが良いのです。

20ページを超えると、10ページ増えるごとに、

計画書に目を通してもらえる割合は、25%ずつ下がっていきます。

 

多くの人は、ビジネスプランの目的を、

投資家に衝撃を与え、畏敬の念を起こさせ、お金を振り込んでもらおうとするためだと誤解しています。

 

実際は、ビジネスプランというのは、次の段階に進むためのものです。

保証人や顧客の確認といった、投資対象の資産価値・収益力・リスクなどの調査分析が、それに続きます。

考えている内容が煮詰められていればいるほど、計画書は短いものになっていきます。

計画書が短ければ、読む側も簡単に読み終えることができます。

 

 6. 財務計画は1ページ、キー・メトリクスをプラス

 

多くのビジネスプランには、5ヵ年事業として1億ドルという数字が最上段に計上されていながら、

項目欄には、鉛筆の予算といった細かいことが書かれていたりします。

これでは、誰が見てもあてずっぽうな数字を並べているだけだと思われてしまいます。

 

みなさんにお願いがあります。

エクセルの誇大妄想を1ページにまとめて、

事業をキー・メトリクス(※ 総利用時間や 総人口、年齢分布、性別比率などの統計データ)に基づく

予測を出してください。

たとえば、有料入場者数などの数字です。

こうしたキー・メトリクスは、仮説を確かなものにします。

万一あなたが、初年度、

フォーチュン誌が選ぶ500社の20%に製品を購入してもらえると見込んでいるならば、

一度、リハビリプログラムを検討してみた方が良いかもしれませんが。

 

 7. じっくり書け、迅速に行動せよ

 

私はこの言葉を、『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』を著した、

友人のクレイトン・クリステンセンから借りました。

イノベーションのジレンマ

 

つまり、ビジネスプランを書くときは、

自分がこれから何をやるのか、

完全に理解しているように行動せよ、ということです。

熟慮を重ねるべきです。

間違っているかもしれませんが、ベストをつくすのです。

 

とはいえ、どんなに熟考して書いたからといっても、

新しい情報やチャンスに直面しても、計画書に固執してはいけません。

計画の実行においては、迅速さが求められるのです。

すなわち、柔軟性をもってすばやく動く。市場のことがわかればわかるほど、計画は変わっていきます。

 

以下に手順を述べます。

 

キャッチフレーズを決め、それをもとに1-2週間かけてビジネスプランを書く。

チームにも相談しながらビジネスプランを煮詰める。

(ビジネスに対するものの見方考え方が、それぞれ、どれだけ離れているかわかるはずです)。

 

ビジネスプランは、作業のための文書だと考えて、

これで実際のビジネスを動かしていこうなどとは考えないことです。

もしこのようにやっていけば、90%のライバルより、優れたビジネスプランが書けるはずです。

 

 

著者:ガイ・カワサキ


 

元記事:http://bit.ly/1Yqh2W5?

(翻訳:服部聡子)

 

スタートアップのCEOになるというのは一体どんなものですか?

 

 

本記事は、あらゆる質問にベストな答えを提供するQ&Aサイト、クオラからの転載です。

質問をすれば、素晴らしい回答が返ってきます。

専門家に学び、インサイダーの知識を手に入れましょう。

ツイッター、フェイスブックとグーグルプラスでフォローして下さい。

 

回答者:カイル・スタルザー(タックCEO)

 

こういった質問への回答は、一般的に、びっくりするほどネガティブな方向に歪んでしまうものです。

そして、そういったネガティブな回答に多くの共感が集まるのです。

ですが、スタートアップのCEOとなることによって、

業績の良し悪しに関わらず得られるものがあるのであり、

私が思うに、それが無視されているのです。

 

CEOは、在任期間が6ヶ月となっても6年となっても、

退任までにはべき数的な進歩を遂げることになります。

そして、その進歩は、会社の目標をはるかに超えたところまで到達するのです。

CEOであるということは人に成長、順応、学習を強いるものであり、

そのペースとスピードは、他のいかなるキャリア・パス(MBA、コンサルティング業、就職)をも上回るのです。

これは、会社を数百万ドルで売却することになろうとも、

事業縮小の後に店じまいせざるを得なくなっても、同じように起きることです。

下にあげるように、非常に強烈な経験となるのです。

 

89757035-businessman-speaks-on-the-phone-in-londons-financial

 

まず第一に、プレッシャーに応じて体系的に行動することができるようになり、

困難に耐えることができるようになります。

 

会社と評価を左右する決断を、

確信の持てないなかでも下すこと(実際は、そんな場合がほとんどです)を学びます。

良い決断も、ときには悪い結果となる決断もありますが、

経験することでしか、この能力は身につきません。

 

そして、スタートアップのCEOという役割につくことで、

この能力は飛躍的に前進するのです。

 

これは、訓練を通して反射を身につけるようなものです。

シミュレーションしたり、自分以外の経験から吸収することはできません。

 

そして、この能力がその後の人生において、

職業の種類によらず、どれだけ貴重なものとなるか考えてみてください。

人生において、プレッシャーがなくなることはありません。

プレッシャーのなかにあっても冷静を保ち、

状況を十分に吟味した上で判断が下すことができる能力が身についていたならば、

と考えてみてください。

 

また、自分にしかない才能は何か、そして本当に大切にしたいもの、

あるいは仕事として楽しめるものは何か、ということが、すぐに分かるでしょう。

 

また、同じようにすぐに、上の二つとは反対ですが、同じように重要なことが見えきます。

 

すなわち、不得手で苦労するものは何か、

大切にしたいと思いながらも好きになれないものは何の、どんな要素かということです。

これは、引退が近い場合は除きますが、将来の幸福を買うための素晴らしい頭金になります。

 

なぜか?

なぜなら、それ以降の人生を、仕事という面で自分を幸せにするものは何か、

惨めな気分にさせるものは何かを理解したうえで、自分自身を導いていけるようになるからです。

 

そして最も重要なのは、私の考えでは、木々の一つ一つから森全体を見られるようになることです。

 

波は様々な角度から来る要因が重なって起きますが、

波紋の影響まで計算して決断を下すことができるようになります。

そして、スタートアップのCEOであるということは、

この計算と決断の集中的な特訓を受けているようなものなのです。

これは、大企業で役割の決まった仕事やポジションにつくことよりも、余程そうなのです。

 

企業での仕事では、毎年、二つか三つの大きな目標を設定し、

それを一年かけて計画し実行します。

ですが、スタートアップのCEO場合、決定を左右する要因はダイナミックなのであり、

他の人たちや計画、戦略への影響も考慮しながら決断を行なっていく必要があります。

そして、これこそが最も重要なスキルになるのです。

 

なぜなら、人生が進むにしたがって、下さなければならない決断もダイナミックになっていくからです。

家族、子供、家、車、教育などは全て、大きな波紋を生み出す、重大な決断です。

スタートアップのCEOという経験を通して、こういった決断を俯瞰できるようになるのです。

 

要約すれば、スタートアップのCEOであることを通して、

実際の経験なしでは得難い、人生をより良いものにするスキルを身につけることができるのです。

 

 


元記事:http://slate.me/1gm9FgA

(翻訳:角田 健)

 

スタートアップの第2幕

by グレン・ケルマン (レッドフィンCEO)

 

 

F.スコット・フィッツジェラルドによれば、アメリカ人の人生には第2幕がないということです。

ほとんどのスタートアップも同じ問題を抱えています。

私たちは、自分のアイデアを持って、スポットライトの下に行きます。

それから失敗するか、そのアイデアが買ってもらえるか、

ほんの短い間、人目にふれて終わります。
ところが大企業というのは、アイデアがひとつだけではなく、

アイデア・マシーンさながらに、つぎつぎに生まれていきます。

こうした企業は、10億ドルどころではない、100億、1000億ドルもの価値があります。

デスクトップ・コンピューターのイノベーターだったアップルは、

現在作っているものの大半は、ガジェットです。

DVDの郵送サービスを始めたネットフィリックスは、

現在は映画の配信と、映画制作をおこなっています。

アマゾンは、Eコマースのインフラを、クラウド・サービスとして販売するようになっています。

 

 

アイデア・マシーン

 

アイデア・マシーンとなるためには、あなたはアイデアを生み出す構造に、まず投資しなければなりません。

ビル・ゲイツはマイクロソフトの初期の成功は、OSではなく、

ソフトウェア・エンジニアの1/3を、残った2/3のエンジニアのためのツールを制作することに

当てたことにある、と言っています。

当時、マイクロソフトにそんな時間の余裕があるのかといぶかる声もありました。

けれども次の20年間、マイクロソフトより速いソフトウェアを作ったところはありませんでした。

現在は、フェイスブックが同じ立場にいます。

ほとんどのエンジニアを投入して、システム全体に影響を及ぼすことなく、

サイトをすぐに更新できる独自のデータベース・ソフトウェア制作に関わりました。
アイデア・マシーンもまた、自分のアイデアを生成する能力に投資します。

偉大な企業が成し遂げる根底からのイノベーションとは、製品におけるイノベーションではなく、

企業の存在自体をイノベーションし続ける、ということなのです。

 

Ecomaterials Innovation Lab - Boston, MA

留まるためには変わっていかなければならない

 

大きな変化、というのは、むずかしいものです。

会社が成功すればするほど、コンサルタントや役所や流行に乗り遅れまいとする人々が集まってきて

成功するなら自分たちの助力が必要だ、と言い張ります。

 

成長しろ、青臭いやり方を捨てろ、改良しろ、

ほかの大企業のようにふつうのビジネスの慣例に適合しろ、と言って。

こんな連中は、イノベーションを開発研究室の中だけに留めたいのです。

まるで、他とはちがうやり方を取ることなく、他とはことなる製品を作れ、というように。
けれども、最高の会社は、時間を経るにつれて、少しずつ普通になっていくのではなく、

もっともっと特異なものになっていきます。

変わったことをするためには、変人でなければならないということを理解しているのです。

 

この特異性は、アップルの美の文化のなかで誕生し、

フェイスブックにハッキングされ、アマゾンで効率化されました。

アップルのアイデアは、すべてこの美の文化から生まれています。

フェイスブックのアイデアは、ハッキングから。

アマゾンのアイデアは、効率性から。

私が働いているレッドフィンは、こうした巨人と同じリーグではありません。

 

けれども、成功した多くのビジネスの一翼に連なっていればいいと思っています。

私たちの特異性は、私たちが誰であるか、にあります。

不動産業者を大勢雇ったソフトウェア企業、

インターネットと現実社会の垣根を越えて、家の売買のための調査や視察、契約を

ふつうの人に少しでも有利なように、おこなっています。

House/Home Inspection

私たちは、いよいよ第2幕の幕開けを迎えようとしています。

 

第1幕は、既存のプロセスを、もっと消費者のためになるように、

もっと効率的になるように、作り替えていくことでした。

未だに不動産屋というと、客に家を見せに連れて行く人だと考えられていますが、

レッドフィンでは、家はすでに私たちが購入しているのです。

地図上の売り家をすべて、1軒ずつ見せることができる私たちのテクノロジーは、

今日では広く模倣されています。

けれども、私たちも視察の予定を組んだり、取引成立させたり、を

より速く、簡単にするために、そのシステムを使っています。
第1幕は、何億ドルという収益を上げました。

家を売り買いする人が節約できた手数料も、何億ドルにものぼります。
けれども会社をさらに大きくするために、私たちは第2幕を開けなければならないと思っています。

 

第2幕では、家を売買するプロセスを、根本的に変えていきます。

どのようにオンラインや、直接、家を見るのか、

どのようにオファーや条件交渉をやっていくのか、また、売買契約をまとめるのか。

第2幕を開けるには、まだ数年はかかるでしょう。
どんな劇でも、第2幕というのは、ゆっくりしたものです。

最初は第1幕とは一見無関係なところから始まります。

けれども実は深くつながっているのですが。

 

私たちの場合、これまで何百という企業が、

近隣一帯をカバーする十分な業者がいなかったり、

新しい規則を作るには、市場占有率が十分ではなかったり、という

不十分な状態のまま不動産業界を変えようとして、失敗してきました。

レッドフィンがこのゲームへの挑戦権を獲得するために取ってきた、ただひとつの方法は、

まず、ゲームのルールを学ぶということです。

 

フィッツジェラルドが誰よりもよく知っていたように、

古典劇では、第2幕は第1幕のアイデアを、もっと広いテーマとして展開していきます。

ただ、私たちはときどき辛抱できなくなって、

理解したり、筋を追っていこうとするのをあきらめてしまうのですが。

第2幕では、あかあかと燃え上がったり、若くして死んだり、という華々しい展開はありません。

その代わりに、主人公はまだ若い間に何かもっと良い人間になれないか考える、という展開に

時間を取っていきます。
ちょうどスタートアップも同じで、これから先、ふたたびあなたの物語をより大きく展開させるために、

スローダウンが必要なのです。

ビジネスが安定期を迎えたとき、あなたはふたたび危険な橋を渡らなければなりません。

ほんとうにすばらしい演劇は、5幕で上演されます。

最良のフィナーレを迎えるためには、その前にあらゆることをしておかなければなりません。

 

著者:グレン・ケルマン (レッドフィンCEO)


元記事:http://linkd.in/1cZlveM

(翻訳:服部聡子)

 

共同創設者を見つける技術

 

世間では「孤高のイノベーター」というイメージが好まれていますが、

このイメージは正しくありません。

成功した会社の多くは、少なくともふたりの人間の貢献によってスタートを切り、

成功にいたったのです。

 

陰と陽、作り手と売り手、夢想家と現実主義者、なんと呼んでもかまいません。

事が成ってから、世間は一方の創設者だけを 「イノベーター」 と持ち上げるかもしれません。

けれども、新しいベンチャーを立ち上げるのは、チームの仕事なのです。

レコード・レーベルCDベイビーの共同創設者、デレク・シヴァーズは、

このように言っています。

 

最初のフォロワーとは、孤独な変わり者を、リーダーに変える人のことだ。

 

状況によっては、最初のフォロワーが最初の顧客であるケースもありますが、

多くの場合、最初のフォロワーとは、会社の2番目の従業員、

すなわち共同創設者のことなのです。

 

会社が成功をおさめ、楽しく大きくなっていくためには、

すばらしい共同創設者以上に重要な要因は、ないといってよいでしょう。

逆に、無能だったり、怠惰だったり、誠実さに欠ける共同創設者以上に、

会社をうまくいかず、悪化させ、情けない事態に陥らせる要因も、まずありません。

 

このコラムでは、どうやって共同創設者を選べばよいのか、

その方法を明らかにしていきましょう。

 

Finding a Co-founder2

 


 ■□ 共同創設者が分かちあわなければならないもの


 

会社を成功に導くために、共同創設者には、共通点と相違点がなければいけません。

まず、あなたと共同創設者が一致していなければならない点をあげていきましょう。

 

◆ ビジョン

ビジョンという言葉は、夢想家のおかげで濫用される傾向にありますが、

共同創設者というソウルメイトにおいては、

スタートアップと市場がどのように進化していくか、

お互いが同じような直観を共有していることを意味します。

 

たとえば、創設者のひとりは、コンピューターのことを、

今後も大きな組織のビジネスの道具であり続ける、と考えていて、

もうひとりが、これからは小さく、安価で、誰もが使うようになる、と考えていたなら、

ふたりのビジョンがマッチしているとはいえません。

 

◆ 求めるものの大きさ

誰もが帝国を築きたいと考えているわけではありません。

また、誰もがライフスタイル・ビジネスを望んでいるわけでもありません。

何かを求めることに 「正しい」 も 「間違っている」 もありません。

求めるものは、一致するか、一致しないか、しかないのです。

創設者が最初から、自分たちが何を求めているかわかっているわけではありませんが、

それでも、少なくとも大筋で合意できているならば、心強いものです。

 

◆ どこまで深く関与するか

創設者は、同じレベルで関与していなければなりません。

スタートアップか、家族か、バランスの取れた生活か、どれが最初に来るでしょうか?

創設者の優先順位が異なっていたら、スタートアップの成功は、むずかしくなります。

 

創設者のひとりが、2年間働いたあとは、

そのスタートアップをさっさと売り払おうと考えているのに、

他の創設者は何十年と持ちこたえる会社を作ろうとしている…

というのでは、問題はかならず生じます。

 

理想を言えば、創設者はともに最低でも10年間は、

そこにとどまることで合意しておいてほしいものです。

 

Finding a Co-founder3

 


 ■□ 共同創設者に必要な相違


 

逆に、スタートアップが直面する、多くの困難を思えば、望ましい「ちがい」もあります。

異なるスキルやものの見方が、必要不可欠になってくるからです。

ここであなたと共同創設者が異なっていた方がよい点を、あげていきます。

 

◆ 専門分野

スタートアップには、最低限、製品を作る人(スティーブ・ウォズニアック)と

それを売る人(スティーブ・ジョブズ)が必要です。

立派な組織を築くためには、創設者たちがお互いを補っていかなければなりません。

 

◆ 方向性

細部を詰めることを好む人もいれば(マイクロスコープ)、

細部を無視し、大きな問題に頭を悩ますことを好む人もいます(テレスコープ)。

成功するスタートアップには、両方のタイプが必要なのです(ジャイロスコープ)。

 

◆ 視点

視点が多彩であればあるほど、ものごとは楽しくなります。

若い人と老人、裕福な人と貧しい人、男性と女性、都会人と地方に住む人、

エンジニアと販売員、技術屋と感情的な人、ムスリムとクリスチャン、

ストレートとゲイ、アンドロイドとiOS、マッキントッシュとウィンドウズ、

というふうに。

 

Finding a Co-founder4

 


 ■□ 忘れてはならないこと


 

共同創設者を選ぶプロセスは、リスクに満ちたものです。

というのも、共同創設者と袂を分かつことにでもなれば、

つらく、時間のかかる筋道を経なければならないからです。

 

これは多くの面で、結婚相手を選ぶことと似ています。

離婚の危機を孕んでいる、という面でも。

以下にあげるのは、念頭に置いておいてほしいことです。

 

◆ 急がない

創設者は何十年も一緒に働くことになる相手です。

あなたも結婚相手を追加したりはしないでしょう?

もちろんあなたが離婚の常習者でなければ、の話ですが。

 

結婚と同様、一緒になるのは早すぎるよりは遅すぎる方が良いのです。

解消は、きわめてむずかしいことなので、時間をしっかりかけてください。

 

◆ 資金力を強化する目的で、創設者を増やさない

創設者を追加する理由、従業員ではなく、特に創設者を加える理由があるとすれば、

あなたのスタートアップを、よりしっかりしたものとし、成功の見込みを増やすためでしょう。

 

けれども、自問してみてください。

「もし資金が必要でなければ、ほんとうにこの人を雇うだろうか?」

もし答えがノーなら、その人を雇うのは愚かなことです。

 

◆ 最高を想定し、最悪に備えた計画を

いつの世も、創設チームは空中分解するものです。

あなたのスタートアップは例外かもしれませんが、その場合に備えて、

誰もが(あなたも含みます)自分の持ち株を、長期的に保有しておくようにしてください。

こうすれば、大量の資産を所有している人が、四年以内に離れていく事態を防ぎます。

これは起業家的な意味でいう、婚前契約に当たるものです。

 

Finding a Co-founder5

最後に、実践的な戦術をお教えしましょう。

私が「ショッピングセンター・テスト」と呼んでいるものです。

 

あなたがショッピングセンターにいると思ってください。

そこであなたは共同創設者となるはずの誰かと会うことになっているのですが、

その相手はいまだ現れません。

 

あなたには選択肢があります。

こちらに向かって来る人の中から、ひらめきを頼りに駈けよって、こんにちは、と声をかけるか。

それとも、別の店に行くか。

 

もしあなたが出会った誰かに対して、強い第一印象を受けたとしても、

その人を共同創設者にしてはいけません。

これは、あなたが人生で結ぶことになる、2番目に重大な絆なのです。

実際には、もっとも重要かもしれません。

ですから焦らず、誤らず、できればただ一度だけ、その決定を下してください。

 

 

 

著者:ガイ・カワサキ?

(翻訳:服部聡子)

社内起業家として成功するために

 

大企業で働きながら、同時に起業家として働いている人もいます。

彼ら社内起業家も、会社に属さない起業家と同じように、

革新的な製品を作りだすことを夢見ています。

 

彼らもまた、試作品を作り、宣伝し、売り込み、自力で立ち上げ、人材を募集し、

資金集めをし、パートナーを探し、販売し、サポートしなければなりません。

このコラムでは、企業の一員でありながら、なおかつ起業を考えている人のために、

何をしなければならないか、説明したいと思います。

 

皮肉にも、名の知れた会社の社員をうらやましく思っている起業家は、少なくありません。

ラッキーな連中は、莫大な資金と、大規模な営業部門、フル装備の研究室、

いくらでも拡張していける工場、確立されたブランドを好きなように使えるじゃないか、

おまけに医療と歯科治療の給付まで……。

そんな贅沢な環境で新製品の開発ができるなんて、どれほどすばらしいだろう。

ガレージで開発を続ける起業家たちは、そのように思っているのです。

 

でも、もう一度、考えてみてください。

そんな最新設備の中で新しい製品を作りだすのは、簡単なのではなく、ただ、違うのです。

私はこの点に関して、ニール・アナリティックスのデータ・サイエンス所長、ビル・ミードと共同で分析しました。

その上で私たちは、社内起業家に向けた提案リストを考案しました。

 

 1. 優先するのは会社である

 

社内起業家の第一の(唯一ではないにしても)モチベーションは、

つねに自分を雇っている会社の業績アップでなければなりません。

 

社内起業家制度は、自分が注目を浴びたり、帝国を築いたり、

会社から全速力で飛び立つためのカタパルトを設置するためのものではありません。

 

あなたが製品の良いアイデアを持っていれば、最初から大勢の同僚を引きつけることができます。

あなたが自分の個人的な利益のためではなく、会社のために働いているならば、

同僚はみんなあなたを応援してくれるでしょう。

 

Beth concepting ideas for the Health Axioms

 

2. 金の卵を産むニワトリは殺してしまおう

 

会社にありのままをぶちまけて、敵を作る必要はありません。

ですが、あなたの任務は新しい製品を作りだすこと。

そのために、いまある製品が用済みになってしまうことも、起こりうる事態です。

 

たとえば、マッキントッシュ・コンピューターは、アップルIIを殺すことになりました。

アップルにとっては、競合している会社がマッキントッシュを開発した方が良いことだったのでしょうか?

それとも、マッキントッシュなど、決して開発されず、その道が閉ざされてしまった方が良かったのでしょうか?

とんでもないことです。

 

3. こっそりと行動しよう

 

ガレージで開発していたふたりの男にとっては、できるだけ大きな注目を集めることが、重要でした。

努力の成果を知ってもらえれば、資金調達も容易になるし、

パートナーシップを結ぶことも、取引を成立させることも、従業員を雇うことも、簡単になります。

 

けれども、社内起業家にとっては、その逆が真なのです。

あなたのプロジェクトが、誰も無視できないほど、先に進んでいるか、

会社全体が、それが必要だと認識してもらえるようになるまで、

経営陣からは放っておいてもらえるようにしておきましょう。

 

4. ゴッドファーザーを見つけよう

 

多くの会社に、「ゴッドファーザー」的な存在がいます。

しかるべき何かを支払っておけば、日々のちょっとした政治的な力関係から、

私たちの身を安全に保ってくれるような存在です。

彼らはどちらかというとアンタッチャブルで、経営陣からも気を使われています。

 

社内起業家は、そうしたゴッドファーザーを見つけ、アドバイスや、技術的・経営的な面からの意見をもらい、

いざというときには自分たちのプロジェクトを守ってもらわなければなりません。

 

5. 別のビルに部屋を持とう

 

社内起業家が大企業のメインストリームで仕事をすることは、死を意味します。

あらゆる部署の上司が、こんなアイデアは無駄だと主張して、切り刻まれてしまうからです。

 

ピーター・ドラッカーはこのように言っています。

「現実に進行中の堅固な仕事の前では、

新しいことはいつでも、取るに足らない、見込みのないものに思える」

 

Correspondance visuelle 5

 

6. 夢を持っている人に希望を与えよう

 

どんな会社にも

「こんなばかでかくて間抜けな会社じゃ、イノベーションなんて起こせない」

と考える、シニカルな人はいるものです。

 

実は彼らは、イノベーションが現実のものとなるのを見たい、理想家でもあるのです。

大企業には、無視され、忘れられ、屈辱を感じつつ、服従を強いられている、有能な人がいます。

彼らは踏みつけにされているかもしれませんが、死んではいません。

 

そんな人々に、あなたが体制の中心部に杭を打ち込もうとしていることを知らせれば、

かならず物心両面の助けが得られるでしょう。

こうした人々のイノベーションを求める気持ちが、あなたを助け、実を結んだとき、

あなたのゴールは、彼らの昇進につながります。

 

7. 社内の転換を予測し、うまく利用しよう

 

会社が変化することを、社内起業家は歓迎しなければなりません。

市場の変化などの外部要因や、新しいCEOの就任などの内部要因によって会社の構造が転換するときは、

あなたにとって、チャンスかもしれないのです。

 

有能な社内起業家なら、こうした変化を予想し、いざその段になれば、新製品を公開できるようにしておくべきです。

「これが私たちが取り組んできたことです」 と。

 

それが、社内に巣食う愚か者だと、こんな具合。

「配置転換を今、知ったところです。

6ヶ月間の猶予とアナリストのお許しがいただければ、新製品戦略を作成いたします」

 

8. いまあるものを足がかりにしよう

 

大企業の内部でイノベーションをおこなおうとすることのマイナス面は、

明確に文書化することを求められる点です。

 

イノベーションを少しでも簡単にするために、

会社のいまあるインフラを有効活用することを、躊躇しないでください。

設備だけではなく、ほかの部署にいる社員までもが、チームの一員であると感じられるように、

友だちの輪を拡げていくのです。

 

9. データを集め、共有しよう

 

経理担当者や法律家の呼び出しを受け、あなたのプロジェクトの存在理由を問われる日が来るでしょう。

運が良ければ、そんな日が来るまで、もう少し時間の余裕があるでしょうが、いずれにせよ、やってくるのです。

 

その日のために、

(1) 使用した金額と、得た金額のデータを集めておく

(2) そのデータを公開し、シェアする

 

大企業では、データを公開していれば、反対勢力の出現を抑えることができます。

けれどもひとたび反対勢力が登場してから、データを入手しようとしても、手遅れになりかねません。

 

9. 副社長にお越し願おう

 

副社長にプロジェクトを賛同してもらうことが、第一歩でしょうか?

 

いいえ、ちがいます。

賛同は、最後の一歩です。

 

副社長には、あなたのアイデアを「自分のもの」にしてもらい、

支援というより自分が「発見し」、

自分が後ろ盾となってあなたにやってもらうのだ、と思いこませるのです。

 

機が熟したら、あなたは確実に、副社長に「偶然」発見してもらわなければなりません。

これは、プロジェクトのスタート許可を求めることとは、まったくちがうものです。

 

10. 完了後は解散しよう

 

社内起業の利点は、社のメインストリームより早く、新製品を開発できる点にあります。

起業家グループがもし、全体から切り離され、超然としたままで存在し続けると、

あれほど効果をあげたはずのグループ内部の一体感が、不幸なことに、

グループの失墜を招くことになりかねません。

 

11. 脳を再起動しよう

 

ここで説明した実践は、社内起業家の多くがこれまでに経験したり、学んだりしてきたこと、

時には大企業で教えられてきたりしたこととも、異なっているかもしれません。

ほんとうのことは、既存の会社の内部で要求される新しい行動パターンを編みだしながら、

何か新しいことを始めることによって明らかになります。

何より大切なことは、あなたの脳を活性化することなのです。

 

 

このコラムはガイ・カワサキの最新刊『スタートの技術 2.0』(原題)の一部分を元にしたものです。

ご一読後、飛躍されんことを。

 

著者:ガイ・カワサキ


元記事:http://linkd.in/1EOuQlD

(翻訳:服部聡子)