本:『失敗の力』

The Power of Failure: Succeeding in the Age of Innovation

『失敗の力 ― イノベーションの時代に成功すること』

著者:フラン・ターケントン

 

「失敗はあなたの成功のカギとなります」

そう語るのはクォーターバックとして、プロフットボールの殿堂入りを果たし、

起業家としても大きな成功を収めてきたフラン・ターケントンです。

けれども、そう言ったからといって彼のことを誤解しないでください。

フランほど競争心が強く、勝つことに情熱を持った人はいないでしょう。

けれども、ターケントンは感動的で洞察に満ちた『失敗の力』の中で、

厳しい現実の実例を引きながら描き出します。

なぜ成功した起業家は、

最終的な成功を成し遂げるまで、何度となく失敗し、

進んで失敗し、しかもうまく失敗することができるのか。

率直で簡潔、引用したくなるようなフレーズにあふれ、現実的。

フラン・ターケントンの本は失敗の力を通して成功を見つけるための

最良のガイドとなるでしょう。

 

 


元記事:http://amzn.to/2049Cc5

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『仕事のルール!』

Work Rules!: Insights from Inside Google That Will Transform How You Live and Lead

『仕事のルール!:あなたの生き方を変革するグーグル社の知恵』

著者 ラズロ・ボロック

 

 ―― グーグル社の創造性に富むピープルオペレーション(人事部)のトップが明かす

仕事の哲学への根源的な探求と、

すばらしい才能をビジネスに引きつけるための青写真、

そうしてベスト・アンド・ブライテストの成功を保証するものは何か?

 

「私たちは、人生の他の何をするより多くの時間を、働くことに費やします。

そんな経験が、モチベーションを下げ、人間性を奪うものであってはなりません」

 

そう語るのは、本社の著者であり、

世界中の人々と知識の関係を根本的に変えていった

グーグル社の人事部門担当上級副社長のラザロ・ボックです。

この洞察こそが、本書『仕事のルール!』の核心です。

本書は、私たちの生き方や働き方を変える潜在能力についての、

驚くほど魅力的で、遊び心に満ちた、マニフェストなのです。

 

行動経済学の最新の研究結果や心理学をふまえながらも、

ボックは幅広い産業界から、豊富な実例を引いていきます。

名の通った会社だけれど、職場としては劣悪と言われるところや、

ほとんど知られてはいないけれど、社員を評価し、社員の声に耳を傾けることによって、

すばらしい業績を上げている会社など。

 

さらにボックは、歴史上もっとも華々しい成功を収めた企業の内部にも、

私たちを連れて行ってくれます。

どうしてグーグル社は世界最高の職場のひとつであり続けているのかという疑問や

単独であるか、千人のチームであるかにかかわらず、

15年間におよぶ社員の集中的な研究と開発を蒸留して、すぐに実行に移せるような、

楽しく、普通人には信じられないような原理へと高めていっていることなどを、

あきらかにしているのです。

 

旧来の経営の行き詰まりを解きほぐすために、『仕事のルール!』 から、

いくつかのレッスンを紹介しましょう。

 

  • マネジャーの支配から社員を解き放とう
  • 最高の社員から学ぶ――最悪の社員からも
  • 見つけるのにどれだけ時間がかかっても、自分より賢い人を雇おう。
  • 給料は不公平に(それがより公平である!)
  • オープンであることをデフォルトにしよう:透明にし、フィードバックを歓迎しよう。
  • 社員には自由を十分与えていると安心しているうちは、十分とは言えない。

 

『仕事のルール!』は、創造性と組織の間にバランスを保つ方法や、

市場占有率だけでなく、生活の質でも成功を判断することで、成功につながることを教えてくれます。

上からではなく、内部から、より良い会社を作るために、

自分のやっていることの中から、喜びをふたたび呼びさますために、

この本を読むことをおすすめします。

 

 


元記事:http://amzn.to/19mdZZE

(翻訳:服部聡子)

 

本:『スティーブ・ジョブズになるまで』

Becoming Steve Jobs: The Evolution of a Reckless Upstart into a Visionary Leader

『スティーブ・ジョブズになるまで 

  無謀で横柄な青年が洞察力に満ちたリーダーへと遂げた進化』

著者 ブレント・シュレンダー、リック・テッツェリ

 

史上もっとも有名なCEOのひとりであるスティーブ・ジョブズに関しては、

既に大小さまざまな本が、数多く出されています。

けれども、本書はこれまでに書かれたものとは一線を画すものです。

 

『スティーブ・ジョブズになるまで』は、既存のジョブズ神話やステレオタイプ像に

真っ向から立ち向かい、打ち壊そうとするのです。

 

従来の、一次元的ジョブズ像とは、

天才と変人が相半ばする青年であり、

かんしゃくもちで利己的なリーダー、

家族や友人を軽んずる人物、

というものでした。

 

『スティーブ・ジョブズになるまで』では、

アップル社の共同創設者であり、CEOともなった彼の人生とキャリアに対する疑問の核心、

すなわち、向こう見ずで傲慢な青年、自分が作り上げた会社から締め出されるような青年が、

私たちの時代のもっとも強力で、未来を見通す力を持ったビジネス・リーダー、

世界中の何十億という人々の生活を根底から変えていくような人物となっていったのか?

という疑問に対するひとつの回答です。

 

普段は接触できないような人々にまで、驚くほど綿密な取材を重ね、

著者のシュレンダーとテッツェリは、従来とは異なる物語、

長い時間をかけてみずからの欠点に立ち向かい、

強さを極限まで高めていった、リアルな人間のストーリーを語ります。

 

豊かで魅力的な語りを裏づけるのは、これまで語られたこともなかった、

誰よりもジョブズをよく知る人々の数多くの証言です。

 

家族、アップルの側近やピクサー、ディズニーの重役、ティム・クック、ジョニー・アイブ、

エディ・キュー、エド・キャットムル、ジョン・ラセター、ロバート・アイガー、その他にも大勢の人々。

さらに、著者のひとりシュレンダーは、25年にわたってジョブズと個人的に親交があり、

これまで公式・非公式におこなった数多くのインタビューも、同書には盛り込まれています。

 

両著者は、ジョブズの行動を単純に書き記すだけでなく、人間として描き出します。

私たち誰もが経験したテクノロジー革命と、

ジョブズがさまざまな面でこの世界を変えていったことについても、言及されます。

 

シュレンダーとテッツェリは、アップルでのジョブズの驚くほどの成功は、

彼が単に適切な製品を選び出したというより、はるかに複雑なものであったことを浮き彫りにしています。

ジョブズは忍耐心を養い、側近を信頼することを学び、

きらびやかな画期的製品であることを狙うのではなく、

少しずつ会社を発展させることの重要性を見出していったのです。

 

踏み込んだ内容の、数多くの証言によって、私たちのジョブズ像は、大きく様変わりすることでしょう。

『スティーブ・ジョブズの生成』は、私たちの時代の、誰よりも波乱に富んで魅力的な人物が、

倦むことを知らない情熱と、成熟した経営スタイルで、

この惑星でもっとも価値の高い、愛された会社をどうやって作ったかを教えてくれます。

 

 


元記事:http://amzn.to/1DhuYJO

(翻訳:服部聡子)

 

本:『スタートの技術 2.0』

The Art of the Start 2.0:

The Time-Tested, Battle-Hardened Guide for Anyone Starting Anything

『スタートの技術 2.0 :??

  何かを始めようとする人のための 実績に裏打ちされたタフなガイド』

著者:ガイ・カワサキ

 

 

 

完全網羅 起業成功マニュアル

 

2004年に刊行された、

ガイ・カワサキの古典的ベストセラー

新商品やサービス、新しいアイデアをローンチするためのガイド

“The Art of the Start ”

(邦題『完全網羅 起業成功マニュアル』)から10年後、

全面的に改定・拡大された

『スタートの技術 2.0』が登場しました。

 

 

新版 ” 2.0 ” は、10年間で大変動を遂げたビジネスの世界を反映しつつ、

さらに内容も豊かで充実したものになっています。

 

新しい時代、かつてマーケットを牽引していた強力なリーダーたちが悪戦苦闘を強いられている一方、

事業の基盤を立ち上げることは、以前より簡単に、しかも安価に、

その意味でいっそう民主的なものになっています。

 

今日では、事業計画はもはや必要ではありません。

プロモーションでの中心的な方法であったPRや広告は、

ソーシャルメディアにとって代わられました。

また、クラウドコンピューティングのおかげで、

多くのベンチャーにとって、基礎的なインフラは手頃な値段で整備できるようになっています。

 

『スタートの技術 2.0』が教えてくれるのは、

こうした新しいツールをどのように配備するか、ということです。

さらに、時代が移っても変わることのない、根本的な問題、

強いチームを作り上げ、

すばらしい製品やサービスを創造し、

ライバルに打ち勝つことを解決していく上でも助けになってくれます。

 

あなたが野心満々の起業家、小さな会社の経営者、

組織内起業家、NPOのリーダーであるかにかかわらず、

本書はイノベーション、新規採用、資金集め、ブランディングといった問題に対するアドバイスが

実に豊富になされています。

 

実のところ、多くのスタートアップを行き詰まらせ、

失敗させるような本や記事、ウェブサイト、ブログ、オンラインセミナーが数多くあります。

『スタートの技術 2.0』は、ビジネス界で誰よりもハードワークをこなし、

大胆な戦略家であるガイ・カワサキの10年間の経験を蒸留することによって、

誰もが直面する問題を解決しているのです。

 

ハフィントン・ポストの創設者であり、編集長でもあるアリアナ・ハフィントンは、

本書について、このように語っています。

 

『スタートの技術 2.0』は、起業家精神の究極のハンドブックです。

ガイ・カワサキの豊富な知識やヒント、ユーモアは、自身の成功と失敗を反映しています。

私たちの誰もが、彼の洞察から多くのものを得ることができるでしょう。

 

 


元記事:http://amzn.to/1EB5wPN

(翻訳:服部聡子)

本:『存在感 最大の試練に最強の自分であるために』

Presence: Bringing Your Boldest Self to Your Biggest Challenges

『存在感 最大の試練に最強の自分であるために』

著者:エイミー・カディ

 

人生最大の難局を前に、どうすれば最強の自分自身であることができるのでしょうか?

就職の面接や、むずかしい話し合い、自分を弁護しなければならなくなった場合など、

私たちは、きわめて困難な情況に立ち向かわなくてはならないことがあります。

そんな際に、不安を抱えたまま臨み、後悔と共にそこを去ることも多いもの。

 

自分が本物であり、自分には力があることを示さなければならない場面なのに、

逆に、自分がインチキ臭く、無力感に襲われることがあります。

そんな状態では、決して最高の自分を発揮することはできません。

ハーバード大学の教授エイミー・カディは、

自分が他人に与える印象のことを思い煩うのをやめ、

自分が自分に与える印象を変えていかなくてはならないと言います。

 

最先端の科学は、私たちが力と強さを反映した行動を取ることによって、

自分を妨害する怖れや疑念から自由になれることを明らかにしました。

私たちの思考や行動、生理機能までもが、方向を変えてやることによって、

最高の自分であるために、自分の思いのままにできるというのです。

エイミー・カディはTEDの講演「ボディ・ランゲージが人を作る」

で世界中の人に刺激を与えました。

本書でカディはこうした科学を基礎に、

互いに影響を及ぼし合う、身体と脳の働きについて、多くのことを説明してくれます。

そうして、プレッシャーがかかる時でも、自信を持って対処できるように、

この科学を利用する方法を教えてくれるのです。

情熱的な語り口と簡潔にまとまった研究が一冊の本になった『存在感』は、

現実の障害に直面し、強い抵抗に遭いながらも成功した人々のストーリーも

数多く紹介されています。

読者はストレスに満ちた場面に直面しても、

怖れも後悔もなく、それを乗り越えていく方法を学ぶことでしょう。

 

 


 

元記事:http://amzn.to/1NO2ZGM

(翻訳:服部聡子)

本:『超予測能力』

Superforecasting: The Art and Science of Prediction

『超予測能力 予知の技術と科学』

著者:フィリップ・E・テトロック、ダン・ガードナー

 

株を買ったり、法律を作成したり、新製品を発売したり、

あるいはただ、来週の献立を立てるだけでも、

未来を知ることができれば、

誰もが大きな利益を得ることができます。

 

残念ながら、人間の予知能力というのは、お粗末なもの。

ウォートン校の教授であるフィリップ・テトロックは、

2005年に行われたこの分野での画期的な研究でも、

専門家の予測さえ、偶然をわずかに上回るに過ぎなかったことを明らかにしています。

 

ところが、その研究の結果報告ではほとんど触れられていなかった、重要な事実があったのです。

それは、専門家の中には、真の予知を達成した人がいたということです。

テトロックは10年間を費やして、その理由を突き止めようとしました。

なぜある種の人々は、正しく予測ができるのか?

この才能は、教えられて身についたものなのか?

 

『超予測能力』の中で、テトロックと共著者のダン・ガードナーは、

10年間にわたる研究と、政府資金による大規模な予測トーナメントの結果を明らかにします。

 

この「予測プロジェクト」には、何万もの一般人が参加しました。

その中にはブルックリン在住の映画制作者や、引退した配管工、

過去、社交ダンスのダンサーであった人なども含まれています。

 

ところが、こうしたボランティアの中に、驚くほど予測能力の高い人がいたのです。

彼らは基準値をはるかに上回っただけでなく、挑戦者や予測市場をも上回りました。

彼らは機密情報を入手できる情報アナリストさえも打ち負かしたのです。

彼らは「超予測能力者」でした。

 

この画期的で、しかも入手しやすい本の中で、

テトロックとガードナーは、予測のエリート集団から、

私たちがどのように学ぶことができるのかを明らかにしていきます。

 

また、成功した予測(オサマ・ビン・ラディン一派への急襲)と、

失敗した予測(ピッグス湾事件)や、

元陸軍大将であるデヴィッド・ペトレイアスや、財務長官を務めたロバート・ルービンなど、

高い地位で政策立案に当たった人々とのインタビューを織り交ぜながら、

正しい予測には、巨大なコンピューターも、不可解な方法も必要ないことを明らかにしていきます。

 

予測とは、さまざまな情報源から証拠を集め、確率論的に思考を重ね、

チームとして取り組み、スコアを記録し、

誤りや、方針の転換を認めることが必要なのです。

 

『超予測能力』は、それがビジネスであろうと、財政的なものであろうと、

政治や国際情勢、あるいは日常生活であろうと、

私たちの将来を見通す能力を向上させていく効果的な方法を示した画期的な本です。

 

おそらく本書は現代の古典となっていくでしょう。

 

 

 

 


元記事:http://amzn.to/1Wq6BQs

(翻訳:服部聡子)

本:『未完の仕事』

Unfinished Business: Women Men Work Family

『未完の仕事:女性 男性 仕事 家庭』

著者 アン=マリー・スローター

 

男性と女性 仕事と家庭の平等に向けた長い闘いに

終止符を打つ?力強く説得力のあるビジョン

 

アン=マリー ・スローターが2009年、

夢の仕事ともいえるアメリカ国務省政策企画本部長の職を、女性として初めて引き受けたとき、

彼女はワシントンD.C.での仕事と、ニュージャージー州郊外の自宅での家庭生活での責任を、

両方ともうまくこなしていく自信を持っていました。

夫と、まだ幼いふたりの息子たちも、彼女が仕事を続けることを、応援してくれていました。

しかも上司のサポートはこの上ないもの。

なにしろ当時の国務長官は、ヒラリー・クリントンだったのです。

ロースクール時代から注目を集めていた彼女は、出世コースを順調に走っていました。

ところがそこに生活が介入してきたのです。

結局、子育てのために、彼女は国務省を去る決心をしました。

そうして家族のためにもっと時間を取ることができるよう、大学での研究生活に戻っていったのです。

 

子育てのためにワシントンを去るという彼女の選択は、

彼女も属していたはずの、フェミニズムの思想に疑問を投げかけるものではないか、

という反応も見られました。

 

アトランティック誌に寄稿した彼女の記事

「なぜ未だに女性はすべてを手にすることはできないのか」は、

アメリカ中で激しい議論に発展し、

アトランティック誌の歴史をさかのぼっても、

もっとも読まれた記事のひとつとなりました。

以来、アン=マリー・スローターは、前進を続け、

仕事、生活、家族に対する長年の考え方から、自由になっていきました。

多くの女性のために「ガラスの天井」や「母親の育児ペナルティ(※注)」の解決策が

模索されてきましたが、トップクラスの女性と底辺の女性の収入の格差は、広がるばかりです。

(※注:スタンフォード大学社会学部准教授のシェリー・コレルらの研究によって、
男性にとって父親となることは、社会的に賞賛され、昇進にもつながる「育児ボーナス」
として働くのに対して、女性は出産・育児に伴って仕事を辞める場合が多く、
子供を持つことが「育児ペナルティ」として働くことがあきらかになった)

そんな中、アン=マリー・スローターは、男性と女性が、本当の意味で対等であるとは

どういうことか、そうして、私たちはどのようにしてそれを実現できるのか、

彼女は自分のビジョンをひっさげて、私たちの前にふたたび現れたのです。

彼女は女性解放運動を、ふたたび団結させ、

同じ旗の下、男性と女性が共に前進し、成長していくために

失われたピースの断片を見つけます。

アン=マリー・スローターは、私たち全員が、

自分の物語や、個々人の行動計画、変革に向けての広汎な輪郭を行動に移すことで、

女性と男性、仕事と家族の平等という「未完の仕事」を終わらせることができることを

明らかにするのです。

 

 


元記事:http://amzn.to/1iP6xeg

(翻訳:服部聡子)

本:『はい、そして』

Yes, And: How Improvisation Reverses “No, But” Thinking and Improves Creativity and Collaboration?Lessons from The Second City

『はい、そして ― どうして即興レッスンが 「いいえ、でも」 思考をひっくり返し、創造性と協調性を伸ばすのか セカンド・シティに学ぶ』

 

セカンド・シティとは、シカゴに本拠地を置く世界最高のコメディ劇団であり、

インプロビゼーション(即興)を教える学校でもあります。

そのセカンド・シティの重役である著者が、本書で明らかにするのは、

即興の助けを借りて、

さまざまな組織でイノベーターや、順応性のあるリーダーを育て、

また、ビジネスを転換させていくテクニックです。

 

コメディ劇団でつちかった即興のメソッド

 

50年以上にわたって、シカゴのコメディ劇団、セカンド・シティは、

ジョン・ベルーシやビル・マレー、ギルダ・ダドナー、マイク・マイヤーズ、

スティーヴ・カレル、スティーブン・コルバート、ティナ・フェイなど、

数多くのコメディアンを輩出してきました。

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それだけでなく、セカンド・シティは同時に、最先端の企業や、非営利的団体、公共機関に向けて、

ユニークなリーダーシップ・トレーニングを提供しています。

それらはすべて、創造力や協力すること、チームワークを高めることを目的としたものです。

 

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時代の移り変わりとともに、リーダーシップやチームワークのルールは、変わってきました。

一世代前に「専門的スキル」として通用していたものは、もはや通用しなくなりつつあります。

 

そんな時代に、セカンド・シティは、個人および組織に向けて、新しいツールキットを提供してきたのです。

ますますスピードを増し、ソーシャルコミュニケーションと脱中心化が進む世界で生き残るためには、

このツールキットが大きな助けになっています。

 

即興を学ぶことによって得られるもの

 

即興の8つの原則をもとにした本書『はい、そして』は、

ポテンシャルの高いリーダーとチーム作りに向けて、

以下にあげるスキルを伸ばすのに役立ちます。

 

  • さまざまな場面で、連携しながら、共同で創造する力を会得すること
  • 仕事への「はい、そして」アプローチを促進すること
  • パフォーマンスを高めるために、失敗を受け入れること
  • あとに続くことによって、聞く能力、学ぶ能力を引き上げること
  • 何もないところから何かを作りだすことで、イノベーションを学ぶこと

 

『はい、そして』は、プロフェッショナルと組織にとって、必読の書です。

今日成功するために必須のリーダーシップ・スキルを身につける助けになることでしょう。

 


元記事:http://amzn.to/1uF8aQF

(翻訳:服部聡子)

本:『馬で空を飛ぶ方法』

How to Fly a Horse: The Secret History of Creation, Invention, and Discovery

『馬で空を飛ぶ方法:創造、発明、発見の秘められた歴史』

著者 ケビン・アシュトン

 

MITにおけるテクノロジーのパイオニアとして、

また3つの成功したスタートアップのリーダーとして、

ケビン・アシュトンは、新しいものを創造する苦闘を、身をもって経験してきました。

 

ものづくりに20年間携わってきたアシュトンが、

今度は 『馬で空を飛ぶ方法:創造、発明、発見の秘められた歴史』 の中で、

人類のもっとも偉大な創造の裏にある、驚くべき真実を、私たちに見せてくれます。

 

それを作ったのは、ほんとうは誰だったのか。

そうして、彼らはどのようにそれを成し遂げたのか。

 

DNAの秘密が最初に解き明かされたのは、結晶学の研究室で、

長く忘れ去られていた女性によってだったことから、

ステルス爆撃機は、25セントの賭けで選ばれた、電磁気の部屋で誕生したことや、

オハイオの自転車屋でライト兄弟が「馬を飛ばす」準備をしていたことまで。

 

アシュトンは、見たところどうということもない人間が、

数え切れないほどの失敗をしながら、一歩ずつ前身を重ねていくようすや、

特筆することのない、地味で目立たない行動が、

私たちを仰天させるようなブレイクスルーにつながっていくさまを描き出します。

 

クリエイターとは、日常のごくあたりまえの、

私たちの誰にでもできるような思考と、

小さな一歩の何千という積み重ね、

無限に続くかのような問題と解決の繰り返しを、

ある特定の方法で作用させる人のことである、とアシュトンは言います。

 

どうしてイノベーターは抵抗に遭うのか。

そうして彼らはそれをどうやって克服するのか。

なぜほとんどの組織が、クリエイティブな人を窒息させてしまうのか。

逆に、クリエイティブな組織がどのように成果をあげていくのか。

 

アシュトンは探索していきます。

芸術や科学、ビジネス、発明から実例が採られ、

モーツアルトから映画『ザ・マペッツ』まで、アルキメデスからアップルまで、

カンディンスキーからコーラの缶まで、と、

本書は「新しい」ものは、どのように現れるのか、について、

熱く、読み応えのある考察がなされています。

 

 


元記事:http://amzn.to/1yF7x5c

(翻訳:服部聡子)

 

本:『データクリズム (誰にも見られていないときの)我々は誰なのか?』

Dataclysm:Who We Are (When We Think No One’s Looking)

 『データクリズム:(誰にも見られていないときの)我々は誰なのか?』

   著者 クリスチャン・ラダー

 

私たちの個人的なデータは、私たちをスパイし、雇用したり解雇したりし、

必要もないものを売りつけたりもしています。

『データクリズム』のなかで、クリスチャン・ラダーはデータを使って

私たちのほんとうの姿を見せてくれます。

 

◆ データは何を教えてくれるのか

 

過去何世紀にもわたって、私たちは世論調査や、研究室での実験を通して、

人間の行動を研究してきました。

 

ところが今日では、まったく新しいアプローチの仕方が可能になってきたのです。

 

私たちの生活の多くが、インターネットを媒介したものになるにつれて、

直接、膨大な数のデータを、フィルターなしに、直接観察できるようになっています。

データ科学者は、新時代の人口統計学者になろうとしているのです。

 

この大胆で独創的な本の中で、ラダーは、フェイスブックの「いいね」が、驚くほど正確に、

人の性的傾向や、知性さえも予測できることを説明します。

魅力的な女性が、どれほど数多くのインタビューの依頼を受けるようになるか、

どうしてあなたはキライな人が、ますますキライにならずにはいられないのか、などということも。

 

ラダーはグーグル検索を通して、アメリカでもっとも酷評された言葉のグラフを作成し、

ツイッター上で、大勢の人が共同作業でかき立てていく、怒りの新しいダイナミクスに目を向けます。

そうして、人々が、個人的に、また公的に、どのように自分を表現するのかを明らかにしていくのです。

あなたがアジアに関することで、ほとんど知らないのは何ですか?

バーモント州とニュージャージー州、入浴をする回数が多いのはどちらですか?

黒人女性がサイモンとガーファンクルについて、何を考えていますか?

(ヒント:彼女たちはサイモンとガーファンクルについては考えない)

 

ラダーは、長期にわたって人類が移動してきた、その跡もたどっていきます。

そうして、人間の集団が、世界中の小さな町から同じ大都市に集まってくるかを

鮮やかに示すのです。

 

そうして、こうした探求を可能にしている、今日の世界のプライバシーを、

どうやって守っていけばよいのか、

ラダーはそんな挑戦にも取り組んでいきます。

印象的な図表や、機知と洞察にあふれた『データクリズム』は、

新しい見方で私たちの姿を明らかにしてくれます。

人間と数が現代の物語となる、数学の錬金術といえるでしょう。

 


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(翻訳:服部聡子)