理想的な投稿(ポスト)のためのチェックリスト

 

ソーシャルメディアを揺るがすほどの影響力を与えたくありませんか?

以下に挙げる10のチェックリストに従えば、あなたの投稿もまちがいなく効果をあげることでしょう。

 

1.シェアからシェアへと広げよう

    
あなたの投稿は、毎回「シェアテスト」に合格しなければなりません。

つまりその投稿は、あなたのフォロワーが、それぞれ自分のフォロワーと

シェアしたくなるほどすばらしい、ということです。

これは誠意のこもった「お世辞」です。

「いいね!」を押すのは、レストランでウェイターにチップを払うようなもの。

記事をシェアするのは、人にそこで食べてみて、と伝えることです。

 

2. NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)を見習おう

    
ナショナル・パブリック・ラジオが提供するコンテンツは、

情報、考えさせる番組、エンタテインメントなど、さまざまなものです。

NPRは1年に数回、番組を中断して、寄付の呼びかけをおこないます。

多くの人が、番組の中断を受け入れ、しかも寄付を行う人も多いのは、NPRが役に立っているからです。

NPR Headquarters Building Tour 33165

あなたが商業的な目的でソーシャルメディアを使いたいなら、

販促活動を行ってもいいほど、すばらしいコンテンツを投稿する必要があります。

 

3. 大胆であれ

    
もしソーシャルメディアでうまくやりたいのなら、ノイズを突破しなければなりません。

そのためには、あなたにとって重要な問題を取り上げる場合は、大胆であることです!

あなたの投稿を好ましく思わない人は、フォローを外すでしょう。

ブランドは、個人とはちがって、その代償を払わなくてはなりませんが、

それでも、セールスフォース・ドットコムや、アップルは、

たとえばゲイの権利などの問題について、大胆に立場を表明しています。

 

4. 手短に

    
これまで、短かすぎる投稿というのを見たことがありません。

たいていの投稿は長すぎます。

ツイッターには、はっきりとした140字という制限がありますが、

他のプラットフォームに投稿する際は、もう少し文章が長い方がいいでしょう。

けれども、5文を超える長さが書きたかったら、

ブログに記事を書いて、そこに誘導するために、ソーシャルメディアを使ってください。

あなたがほんの数秒間で、人の注意を引きたいなら、

イーハーモニーではなく、ティンダーを考えるように。

 

5. ソースにリンクする

     
ひとつの投稿を短くした方が良いのは、ソーシャルメディアは創造の場ではなく、

情報を収集し、つなぎ合わせるキュレーションの場だからです。

あなたはフィルターであり、

既存のすばらしいコンテンツを、もっと多くの人に見つけてもらうための案内人なのです。

制作者にお礼をし、もっと詳しく知りたい人をそこへ誘導するためにも、

リンクを張ることは、効果的であり、倫理的なことでもあります。

 

6. グラフィックを加える

     
読者を引きつけ、交流を増やすために、投稿ごとにグラフィックを入れてください。

そのような単純なことだけで、契約を倍にすることもできるのです。

私はキャンバのチーフ・エバンジェリストになるずいぶん前から、

ソーシャルメディアにグラフィックを載せるために、

キャンバのツールは、簡単で、シンプルで、費用が安く、

しかも法的にも問題のないものだと思っていました。

私たちは、もっと世の中の人に、キャンバで学んでほしいと思っています。

ですからlynda.com「キャンバと一緒に動きだそう」というコースを作りました。

 

Canva

7. 最適なサイズのグラフィックを使う

     
グラフィックの話が続きますが、かならずそれぞれのプラットフォームで

最適なサイズのものを使用するようにしてください。

完璧な世界なら、すべてのプラットフォームが同一サイズのグラフィックを

サポートしてくれるでしょうが、ここは完璧な世界ではありません。

それまでは、それぞれのガイドラインに従って、グラフィックを作成しなければなりません。

ツイッター(1024 x 512)、フェイスブック (940 x 788)、ピンタレスト (735 x 1100)、

グーグル+ (800 x 600)、インスタグラム (640 x 640)です。

(キャンバはそれぞれのサービスに合わせたテンプレートを提供しています)

 

8. 投稿はひんぱんに

     
ソーシャルメディアでもっともありふれた失敗は、回数が少なすぎることです。

私は、ツイッターのアカウントで、だいたい1日当たり75回、投稿をおこなっています。

フェイスブックとグーグル+のアカウントでは、それぞれ1日あたり5から10回の投稿を。

あなたの読者が全員、同じ時間に起きているというわけではありません。

仮にそうであっても、人によってコンテンツの消化の仕方はさまざまです。

私はツイートを3回、8時間ごとに繰りかえしています。

そのことで文句を言う人もいますが、ソーシャルメディアでは、

一部の人をいらだたせるのは、正しく使っている、という証拠なのです。

twitter - What are you doing

9. フェイスブックでネイティブ動画を使ってみよう

     
これはフェイスブックのヒントです。

私の経験では、ネイティブ動画をフェイスブックにアップロードすれば、

ユーチューブのビデオをフェイスブックに埋め込んだ場合より、3倍のビューを得ることができます。

もしあなたがフェイスブックを使っているのなら、ネイティブ動画と、グーグルやユーチューブのビデオを比較してみませんか?

これを実際にやるとなると、あなたの手間は2倍になりますが、

ソーシャルメディアは、そもそもが楽なものではありません。

 

10. 「匿名」で行こう

     
ほとんどのブラウザで、あなたが「匿名」でウェブサイトを訪問することができるようになっています。

つまり、クッキーを残さない、ということです。

ウェブサイトの側では、あなたを認識できないか、あなただと特定はできず、

あなたのアカウントで自動的にサイン・インすることはありません。

また、あなたの投稿が、ほかの人からはどのように見えているかを再確認することもできるので、

ソーシャルメディアでは、ぜひ実行したいことです。

完璧な投稿をどのように作ったら良いのか、実際にわかっている人はいません。

けれども、実験を繰りかえすことによって、完璧に近づけることはできるはずです。

タイミング、長さ、グラフィック、テーマ、さまざまな要素を変えて、試してみてください。

そうして、実験を通して、何が一番効果があったかを、私(guy@canva.com)まで知らせてください。

 

 

著者:ガイ・カワサキ


元記事:http://linkd.in/1BIzQCt

(翻訳:服部聡子)