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本:『睡眠革命:一夜で人生が変わる』

The Sleep Revolution: Transforming Your Life, One Night at a Time

著者:アリアナ・ハフィントン

 

私たちは、睡眠不足の危機の真っただ中にいます ― そう警告するのは

ハフィントンポストの共同創設者であり、編集長でもあるアリアナ・ハフィントンです。

そうして私たちの健康や、業績、私たちの人間関係や幸せは、

睡眠に深い関係があるのです。

ハフィントンは大胆に主張します。

いま必要なのは、睡眠革命にほかなりません、と。

睡眠と私たちの関係を変えることだけが、

私たちの手に生活の管理を取り戻させるのです、と。

 

ベストセラー『サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功』

の中で、ハフィントンは、私たちが、幸福、知恵、驚き、思いやりを通して

成功を再定義する必要があることを、主張しました。

 

より充実した生活を送るために、?睡眠は、その入り口として重要だという彼女の議論は、

十分な調査に裏打ちされながら、彼女が理解した睡眠の神秘と、その変革する力について、

力強く語られていきます。

 

その結論は、あらゆる角度から見て、またあらゆる睡眠の歴史から見ても

包括的で、科学的に見て厳密なものです。

私たちの生活に対する夢の役割、睡眠不足の結果や、目覚めが

さまざまな健康の側面、たとえば肥満や糖尿病、心臓疾患、ガン、アルツハイマー病などに

大きな影響を与えているのです。

 

『睡眠革命』の中でハフィントンは、私たちの文化が睡眠を、時間の無駄として、

いかに排除してきたかを明らかにします。

そうして私たちの健康や、意思決定を損ね、仕事や私生活、性生活さえも損なってきたかも。

ハフィントンは、最新科学をもとに、私たちが眠り、夢見ている間に

何が進行しているのかを探求していきます。

また、睡眠薬産業の危険や、睡眠を妨げるテクノロジーへのさまざまな依存を取り上げます。

さらに、最先端の科学者が勧める、私たちの睡眠を回復させ、より良いものにし、

その信じられないほどすばらしい力を活用する方法を教えてくれます。

 

早いペースで進み、常時インターネットに接続され、つねに追い立てられ、

睡眠が奪われる世界では、私たちにとって、

夜の深い眠り以上に大切なものはあるでしょうか。

 

『睡眠革命』は、世界規模の睡眠の危機に警鐘を鳴らし、

私たちの生活やコミュニティ、世界を変革するために役立つ

より良い睡眠と目覚めを教えてくれる、洗練されたロードマップを提供してくれます。

 


 

元記事:http://goo.gl/2JlR8C

(翻訳:服部聡子)

 

 

本:『幸せを超えて』

Beyond Happy: Women, Work, and Well-Being

『幸せを超えて 女性、仕事、幸福感』

著者 ベス・カブレラ

 

 

ポジティブ心理学の権威であるベス・カブレラ博士は、

10年間にわたって1,000人を超える女性にアンケートを取り、面談を重ねて、

仕事と家族の責任をバランス良く取る方法を研究してきました。

その集大成である『幸せを超えて 女性、仕事、幸福感』は、

女性が本当に意義のある人生を送るための、確かな戦略を示してくれます。

多くの女性が共通して経験してきたことを通して

カブレラは、女性が直面する難題を、思いやりをもって調べ、

幸福感を高める単純ではあるけれども強力なモデルを紹介していきます。

幸福感こそが人生を向上させ、変えていくことができる原動力だからです。

本書の自己評価の項目は参考になり、感情と行動を改善する助けになります。

そうして章ごとに提示されている方法は、

女性のさまざまな役割、困難で、時には互いに対立する役割を何とかして果たそうとして、

実際に多くの女性たちが試行錯誤してきた経験に裏打ちされたものです。

自分の価値を高め、強さを伸ばしていき、

そうして何よりも大切な、家族の絆と心の通い合いを強くするための

カブレラの確かな戦略を実行することによって、

ストレスを軽減し、より大きな喜びを味わい、

自分の人生により大きな意味を見つけてください。

 

 


元記事:http://amzn.to/1S8cDCr

(翻訳:服部聡子)

 

忙しさを賛美するのはやめよう

by ガイ・カワサキ
元記事:http://linkd.in/1GGDpPG
(※著者の承諾を得て翻訳しています)

自分の人生をどのように生きていくか、という私たちの設計図は、
変革と修繕が必要不可欠となっています。
私たちが価値を置いているものは、私たちがどのように生きていくかということと、
調和がとれなくなっているのです。
そうして、このふたつを一致させた青写真が、いますぐ必要とされています。
――アリアナ・ハフィントン

アリアナ・ハフィントンの新しい本『サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功』は、私たちがどれほど忙しいことをありがたがり、生命を危険にさらして得た代償をありがたがっているかについて、考えさせるものでした。

成功しているかどうか、私たちが判断する基準は、お金と力です。
そうしてそのふたつを手に入れようと、私たちは長時間働き、枕元にまで携帯電話やタブレットを置いて、家族のかけがえのない時間を取り逃がし、健康にダメージを与えています。

アリアナは、成功を測る第三の基準を提案しています。
それは持続可能ということです。
持続可能であるために、人は自分の健康に気を配り、十分に睡眠を取り、仕事のためだけに生きることはしなくなります。
以下にあげるのは、アリアナと『サード・メトリック』から得た10のヒントです。

1. 成功を定義しなおす

誰がもっとも一週間で長く働いたか、大金を稼いだか、ということに対する賞はありません。
生命が終われば誰もが同じ量の塵になってしまうのですから。
問題は、あなたがどれだけの喜びを人々にもたらし、世界をより良い場所にしたか、ということです。

2. バーンアウトを避ける

燃え尽きることやストレス、鬱病は、世界的な問題になっています。
「サード・メトリック・カンファレンス2013」の中で、彼女はバーンアウト症候群が、アメリカだけでの問題ではなく、ドイツやイギリス、中国、その他多くの国の労働者にとっても、共通の問題であることを知りました。
懸命に働くことが、かならずしも良い結果につながるわけではありません。
実際には正反対の結果となることも多いのです。

3. あなたの幸福をはぐくむ

エクササイズ、瞑想、音楽、美術、家族と過ごすこと、こうしたことを通して自分のケアをすることは、利己的な行為ではありません。
むしろ、良識とはこういうもののことです。
私の安全弁は、ホッケーです。
私は週に4-5時間、ホッケーをやることにしています。
そのほかにも、週に何回か、サイクリング・マシンに乗ったり、ヨガをしたりします。
それでも、これで十分、とは、とても言えそうにありません。

4. 睡眠は十分に

もっと睡眠はしっかりとってください。
睡眠不足は健康リスク、より高いストレス・レベルと関係があります。
あなたの人生のさまざまな面が、適度な睡眠を取ることによって改善されるはずです。
罪の告白:この点は私も改善する必要があります。私は毎晩6時間しか睡眠を取っていません。
Smartphones
Photo By:Esther Vargas

5. デジタル・デトックスをしよう

レストランで、向かいにすわっている相手とは、目も合わさないで、スマートフォンのスクリーンに見入っている人を見かけたことは、誰でもあるでしょう。
あなたが携帯電話の電源を切って、一緒にいる人に100%、意識を集中させたのは、いったいいつが最後でしょうか?
あなたももちろんそうですが、あなたの大切な人にも、電源を切って、デジタル機器に邪魔されないよう、頼んでください。
メールはあなたが電源を入れてくれるのを、いつまでも待ってくれます。

6. 学び続ける

私たちは人生から多くのことを学びます。
両親から、配偶者から、そうして子供からも。
両親が授けてくれたレッスンは、すべてをありがたく受け止める、というわけにはいかないかもしれません。
けれども、あなたの記憶の中のアドバイスは、あなたが困難に直面しているとき、光を投げかけてくれるはずです。
学校を卒業したから、といって、勉強を終えてはなりません。
むしろ、そのときから本当の勉強が始まるのです。

7. あなたの内なる声に耳を傾ける

これまで、何か予感を抱いたことはありませんか?
無視したあとに、ふり返って、その予感に従うべきだった、と感じた経験はなかったでしょうか。
つぎにそんなことが起こったときには、あなたの予感に耳を傾け、自分の思考の中に、その予感を織り込んでください。

8. 子供のようにふるまう

あなたの子供や孫と一緒に博物館や美術館へ行って、彼らの目を通して、命というものを眺めてください。
あなたがずっと行きたかった場所、「生きているうちにやっておきたいこと」リストの場所へ旅行してください。
やることなすことをすべて、お金を稼ぐ能力を高めたり、運動能力を向上させたり、という目的に、
関連づける必要はありません。

Spring Light Meditation
Photo By:Hartwig HKD

9. 孤独を味わう

瞑想は、ストレスをやわらげ、私たちの内なる声を解き放ちます。
自分ひとりでいるのが好きでないのなら、どうしてほかの人があなたと一緒にいることを、好きでいてくれるでしょうか?
私のアイデアのうち、最高のものの多くは、ひとりきりで車に乗っているときに得たものです。
最近、以前のようにひんぱんに長時間のドライブをすることがなくなったせいで、自分の創造力が衰えたと思っているほどです!

10. あなたのコミュニティに恩返ししよう

思いやりがあり、他者を助けることができる人は、大きな社会問題を解決するための一助となっています。
地域のシェルターや、高齢者施設、また、あなたの子供たちの学校で、あなたのユニークな才能や時間を分かちあう方法を見つけてください。
 
このように、第三の基準(サード・メトリック)を私たちの内に導入することは、自分自身を成長させ、生命にふれることにつながっていきます。
正直言って、私自身がどれだけできているかと聞かれたら、10段階評価でいうと、せいぜい7というところです。
けれども誰もがどこからかスタートしなければならないのです。
 
問題はここにあります。
あなたは忙しさを賛美することをやめ、成功を再定義する準備ができていますか?
 

 


元記事:http://linkd.in/1GGDpPG

(翻訳:服部聡子)

なんでもできる時間を作る5つのステップ

by ペネロペ・トランク

 

望むものすべてを手にしている人とは、

実は、みずからすすんで手放すものを、はっきりさせている人のことです。

 

あなたは自分が月に行けないことを、悲しく感じますか?

おそらくそんなことはないでしょう。

それは、自分が生涯、月に行くことはないことを、受け入れているからです。

 

ところが私たちは、自分が最高の生活を送っていると思いたい一心で、

そこまで現実離れしていないことを、ふと考え始めてしまいます。

 

それでも、たとえばタイに旅行に行くことを、

月に行くことと同じカテゴリーに入れてしまうこともできます。

そうすればタイに行けないことを、残念に思わないですみます。

自分には、なんでもやりたいことをする時間がある、と考えることもできるのです。

「なんでも」の中身をはっきりと定義しさえすれば。

 

1. 自分があきらめるもののリストを作る

 

重大なものごとのほとんどは、自分の手には入らない、

自分はそれをあきらめなければならない、と納得すれば、

人生はずいぶん対処しやすくなります。

 

その秘訣は、あきらめる何かに代わるものはないか、

試行錯誤を重ねることです。

あることをあきらめ、何かを試し、

それからまたほかのことをあきらめ、また何かを試してみる。

 

あなたは自分があきらめようとしていることの多くが、

かつては譲れないと思っていたことであったことに驚くはずです。

友だちを作ること、本を読むこと、大都会に暮らすこと……。

 

私にもそうした多くのあきらめなければならないことがありました。

実際に、多くをあきらめてきて(皮肉なことに、そうなると今度は

自分が何もあきらめてはいないような幻想が生まれます)、

やがて私は、何かをあきらめるたびに、お祝いをしようと思うようになりました。

それは、あきらめるごとに、私が自分の目標に少し、近づいていることがわかったからです。

 

2. 大きいものを手に入れることは、大きいものをあきらめること

 

私はかつて、妻は自分のキャリアの補完物だと考えているような

多くの男性とデートしてきました。

ところが、新しい時代のトロフィー・ワイフ

(※年配の男性が自分の権力を誇示しようとして結婚する、若く美しい女性)は、

頭脳明晰で自分の華々しいキャリアを、男性のために断念する女性に変わってきています。

(アマル・アラマディンはまさにジョージ・クルーニーのためにそのことをしようとしています)

 

私の夫は、生まれてからずっと必死で働いて、大富豪になりましたが、

その富とは土の中にあるものです。

ですから私も、農場と家が手に入ったものの、

生活費のために、仕事は続けなければなりませんでした。

私はそうした生き方を選び、いまの生活に満足しています。

けれども、私にそういうことができたのも、サポートしてくれる夫がいたからでした。

 

仕事で成功を収めている人は、配偶者のサポートがあることを、多くの研究が証明しています。

サポートとは、たとえば、家で家族のために、実際にあれこれする、ということです。

 

上にあげた写真が、私が一日、家を空けて仕事ができる理由です。

この写真を撮った日は、私は平和と静寂を求めて、町の図書館に出かけたのです。

(そこから抜け出したくても、農場にはコーヒー・ショップも、シェアオフィスも、

おしゃれなホテルもありません)

私が図書館にいる間、夫が子供たちとその友だちの面倒を見てくれていました。

 

夏の終わりの暑い日のことでした。

子供たちはブタの泥浴び用のどろの中で泳ぎたい、と言いだし、

夫もそれにO.K.を出したのです。

 

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3. 仕事と生活は、バランスではなくブレンドするもの

 

現実を簡単にチェックしてみましょう。

私の夫はいつも近くにいて、一日中農場で働いています。

しかも喜んで子供の世話をしてくれます。

それでも子供たちの面倒や、家事のほとんどをやっているのは、私の方です。

 

しかも、最新データに基づいた本” Overwhelmed (原題「圧倒されて」)“の著者

ブリジット・シュルテによると、

男性と女性が、オフィスや自宅で、どのように仕事を分割しているかの実態は、

私の状態が、まったくの標準だというのです。

 

男性にとっても、女性にとっても、ワークライフバランスという考え方自体が茶番なのは、

すでに明白なことでしょう。

そこにはバランスなどないのです。

全部ひっくるめてやっていくしかないのです。

知人の中の誰よりも機能的な人でさえ、

プライベートと仕事との両方にまたがるリストを持っています。

配偶者が専業主婦/主夫の、極端なワーカホリックだって、

月にひとつやふたつは私的な用件を、勤務時間中に片づけることはあるはずです。

 

在宅で仕事をする知人は、やることリストのすべての用件に

A、B、Cとランク付けしています。

あるときは、家のことがAランクのトップに、

また別の日には仕事がその位置に来ています。

やることリストというのは、生活全般のためのものであって、

生活の一側面だけのためにあるものではありません。

ひとりの人間として、統合されているという感覚は、気分の良いものですし、

しかも、リストだってひとつだけでいいのですから、

時間を大きく使える良い方法でもあります。

 

4. 時間全体に焦点を合わせたり、時間の一部に注目したり

 

私が考え出したことの中でも、なかなか賢明なことのひとつに、

仕事を「ひとりの時間にする仕事」と、「複数で処理する仕事」という観点から見る、

というものがあります。

 

私たちは、集中せずにものごとをやると、あまりうまくいきません。

ところが集中して仕事ができる時間は、きわめて限られています。

一方、多くの時間、私たちは注意をあちこちに分散させながら過ごしています。

ですから当然、そこまで集中を要さない仕事なら、

もっとたくさんする時間があるはずなのです。

 

さて、複数で処理する仕事というと、

なんでもかんでも人まかせにしようとしているのではないか、と、

当然の反論が返ってきそうです。

事実、人に仕事をまかせようとをすると、

君は他人に押しつけようと必死なんだな、などと言われかねません。

自分の手元からよそへやってしまうということにはちがいないのですから。

 

けれども、あらゆることを人まかせにすることはできないので、

まかせられないことは、「どこででもやる」ことに移していくことを

学ばなくてはなりません。

 

たとえば、子供がいる人は、ほんの少ししかない自分ひとりの時間に、

わざわざエクササイズなどしたくありません。

そこで、なんとかエクササイズを、ほかのことをしている時間にねじこもうとするのです。

 

オリンピックの有望な候補でもあるサーシャ・パチェフは、

彼の子供たちと一緒に走り始めたので、

自分ひとりの時間を苦労して捻出する必要はありませんでした。

彼は今、クロックスをはいて走っているのですが、

それは彼の5人の子供たちがクロックスをはいて走ったら速かったからなのです。

 

以前、娘を連れたお母さんと、同じホテルに泊まったこともあります。

その娘は、母親が走ることができるように、

ランニングマシンの脇でバイオリンの練習をしていました。

私は最初、このお母さんは頭がおかしいのかと思ったのですが、

すぐに、自分に必要なものをなんとしても手に入れようとする、

すばらしい解決策を編み出したのと思うようになりました。

 

こうした親は、かつては「ひとりの時間にすること」にリストアップされていたことを、

「子供たちと一緒にすること」のリストに移す方法を思いついたのです。

 

私は「ひとりの時間」リストから何かを移動させることができるたび、

とても幸せな気持ちになります。

というのも、人にはさせない仕事のために時間を作ることは、

私にとっては、ひとりになれる時間を作ることでもあるのですから。

 

5. ほかの人からどう思われるか、自分が気にしていることを認める

  ―― それが気にするのをやめる第一歩

 

同僚からのプレッシャーが気になって、それが生産性にあらわれることがあります。

カレン・ホーは “Liquidated(原題「解体」)” の中で、

「ウォールストリートでは、ハードワークはかならずオーバーワークになる」

と書いています。

 

この風潮は、私の起業家としての生活にも、忍び寄ってきています。

自分の勤務時間をチェックしてみると、怖ろしいことに、

農場に引っ越してくる前は、週に80時間近くも働いていたのです。

いったいどのように働いていたのか、

どう考えてもわかりません。

 

いまでも自分には、正気の沙汰ではないほど働かなくても、仕事でうまくやっていくことはできる、

と言い聞かせなくてはならないのです。

自分が自分に大きなプレッシャーをかけているのは、

カレン・ホーが取り上げたような人たちに、軽く見られたくないからにほかなりません。

 

ジェームズ・スロウィッキーは「ニューヨーカー」でこんなことを書いています。

「オーバーワークは成功の証明書となった」

もし自分が長く働かなければ、失敗者だと思われる、という危惧が生じる理由を、

この言葉はまさに言い当てています。

もっとも筆者は、多くの知識労働者の生産性は、

9時から5時まで働く労働者の生産性にくらべて定量化するのが非常にむずかしい、

ということも書いているのですが。

そうして、このことこそ、時間についての私たちの強迫観念の根本にあることです。

 

 

さて、もうひとつ。

私は自分がその場には居合わせなかったので、

ここにあげた写真を使わずにいるところでした。

私は一日の多くの時間を子供たちと一緒に過ごしているのですが、

それでもまだ、多くのことがらを見逃しています。

きっと多くの人はこう考えるでしょう。

「それでいいじゃないか。

誰も、24時間、子供のすべてを見ているわけじゃない」

 

でも、こんなキャプションのついた子供たちの写真を見た人はいないはずです。

「私が仕事をしているあいだ、子供たちはこんなことをしていた」

 

インターネットには、自分がどれほどすばらしい人生を送っているか、

語る人であふれています。

どれだけすばらしい仕事をしているかについて、語る人も。

自分が世界で最高の親である、と語る人も。

ついでに自分たちが仕事も、親としても、最高である、と語るばかな人たちもいます。

 

私は、理想的に見えたとしても、そんなものには意味がないということを、

なんとか理解しようとしているところです。

そうして私がすばらしいと感じるものこそがすべてだという方向に、

自分を持っていこうとしています。

 

結局のところ、私は選択をする人間なのです。

そうして、私は極めて多くのものを選択することができます。

ただ、すべてではない、というだけ。

 

だから、私は時間を完璧に管理している、と考えることにしているのです。

というのも、ここには私が図書館で仕事をしていた日に撮った、

もう一枚の写真があるからです。

私はみんながブタの泥浴び場の泥を、庭で洗い落としているさなかに、見事に帰ってきました。

そうしてこの美しい情景、泥の痕跡さえない情景を、目の当たりにできたのです。

 

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著者 Penelope Trunk :4つのスタートアップを起業。彼女のキャリア・アドバイスは、全米200の新聞に掲載されている。


元記事:http://blog.penelopetrunk.com/2014/09/29/5-steps-to-making-time-for-everything/

Penelope Trunk

(翻訳:服部聡子)