本:『イーロン・マスク:テスラ、スペースX、すばらしい未来の探求』

 

Elon Musk: Tesla, SpaceX, and the Quest for a Fantastic Future

原題『イーロン・マスク:テスラ、スペースX、すばらしい未来の探求』

著者:アシュリー・バンス

 

奇抜な発想、倦むことを知らない行動力の起業家の素顔とは

 

シリコン・バレーでもとびきり大胆不敵な起業家として知られるイーロン・マスク。

その驚異の半生に、かつてないほど深く切りこんだのが、ベテラン・ジャーナリスト、

アシュリー・バンスです。
著者であるバンスは、マスク本人や家族、友人たちと一対一のインタビューを重ねながら、

南アフリカでの生い立ちから、

グローバルビジネスの世界の頂点に立った今日までの起業家の足跡を、

一歩ずつ、ていねいにたどっていきます。

なかでもマスクとのインタビューは、のべ30時間を超え、

さらに300人を超える関係者との面談を通して、

マスクが築いた世界を変革するための企業、ペイパル、テスラ・モーターズ、

スペースX、ソーラーシティの波瀾万丈の物語と、

大勢を敵に回しながら、アメリカ産業を刷新し、

イノベーションを新たな段階に向けて刺激し続ける人物の素顔を浮き彫りにしていきます。

 

電気自動車、太陽エネルギー、宇宙開発…

バンスはマスクの物語を探求するために、この時代、避けては通れない問いを投げかけます。

「20世紀、世界をリードしてきたインベンターとクリエイターの国は、

地球規模で熾烈な競争が起こっている今世紀、勝ち続けることができるのだろうか?」
著者は、ひときわ非凡で驚異的な人物であるマスクの中には、

アメリカ産業界を形づくった、数々のインベンターや実業家、

具体的にはトーマス・エジソンやヘンリー・フォード、ハワード・ヒューズ、

さらにはスティーブ・ジョブズが混じり合っている、と主張します。
豊かな未来、黄金時代のSFが夢見たような未来に向けて、

おそらくマスクは、今日のいかなる起業家よりも、

みずからのエネルギーと、巨額な資産を捧げているのだ、と。

 

 


元記事:http://amzn.to/1Hgx243

(翻訳:服部聡子)