棚ぼた式利益の事例

Q:ジェイ先生が見たことのある、棚ぼた式利益とはどんなものでしたか?

 

A:
たくさんの事例を見てきましたが、ここでは2つほどお話ししたいと思います。

サタデー・イブニング・ポストは長年、月刊誌の表紙のために、画家のノーマン・ロックウェルにカスタム注文の絵を描いてもらっていました。その絵は当時、フィラデルフィアにあった、サタデー・イブニング・ポストの事務所に保管されていました。

その後、この雑誌社が倒産したとき、ある人物がこの会社を買収しました。一見何の価値もないように思われた絵も一緒です。彼が買収後に最初にしたことは、まず弁護士を出来高制の契約で雇ったことです。その弁護士をライセンス専門家として全国至るところに送り、ノーマン・ロックウェルの絵を、カレンダーやコーヒーカップ、カードなどに印刷して使いたい会社を探させ、ライセンス契約を結ばせました。ノーマン・ロックウェルの絵を使いたい人は使用料を払うことになり、この人はただ自分が手にした資産を再利用しただけで、1年に数百億円の利益を得ました。

もう1つは私自身の経験です。「アントレプレナー・マガジン」が1976年に出版され始めたころのことです。本来その雑誌は会費1万円で毎月発行され、生まれたばかりの小さなビジネス・チャンスについて情報を届けていました。フランチャイズについてとか、人を雇うための方法とか、25ページに興味深い内容が掲載され、そのあとはアーカイブに保存されました。私はアーカイブにあったそれらの内容を集めて、組み立て直し、スタートアップ・マニュアルをつくりました。200の主題に分けて、1つ3,900円ほどで売ったところ、9か月で3,000万円ほどの売上になりました。その情報を再度、違うカテゴリーで組み合わせ(例えば業種ごとに内容をまとめて)また売ったところ、ビジネスは1年間で9倍に成長しました。

持っているものを再利用するだけで、大きな利益を得られる場合がたくさんあります。私はそのような機会に目を向けるように訓練を受けてきました。あなたのビジネスにも、眠っている資源があるかもしれません。
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a_washiyama (ShimaFuji IEM 翻訳チームメンバー)

 

 


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