ジェイ・エイブラハム事例21:歯科医

ジェイ先生

今から5年前、将来の夫と私は、ジェイ・エイブラハムとアンソニー・ロビンスに刺激を受け、2人を師と仰ぎ、期待を抱きながらある一歩を踏み出しました。

当時、仕事上のパートナーでもあった彼と、歯列矯正も行なう小児歯科医院の移転先を探していました。そして、かつては銀行だったという人気の優良物件を見つけ、借りることができました。そして、そこへ歯科医院を移転しました。アメリカ中西部の中規模の都市にあります。

それまでも、ジェイのマインドセットを学んで実践していましたが、移転後は、収益性が上がるジェイのコンセプトを実践し始めました。歯科医院というビジネスを成長させるため、毎週、新たに7つのアクションをリストアップし、実践していきました

当医院独自の提案を考えたので、名刺などに印刷し、職業別電話帳に広告を掲載し、保護者向けの手紙に書きました。それは、「保護者の方は、必ずお子さんと一緒にいてください」ということでした(抜歯や手術も含め、治療の全過程で子どもと一緒にいるということを許可する、それも強く求めるということは、小児歯科医院では極めて珍しいことです)。保護者の方は、この方針をとても気に入ってくれました。

また、近所にある子ども向けのヘアカット店や子ども靴を取り扱っているお店と関わるようにもなりました。お互いのお店(医院)で使えるクーポンを保護者に渡し、それぞれのビジネスを知ってもらうことにしました。そして、この市内の医院では以前は考えられなかったことが起きました。患者さんが、毎回時間どおりに来てくれるようになったのです。

また、保護者向けに、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、天然水といった飲み物を毎回提供しました。トイレには、トルコ産コットンのタオル、ポプリ、キャンドル、オムツを用意しました。さらに、万が一のときのために、子どもサイズの安価なシャツとズボンを用意しました。待合室では、母親たちにヤマハのピアノの自動演奏を楽しんでもらいました。メモを取って持ち帰ることもできるように、文具も置いておきました。また、通常の検診は6か月ごとなのですが、当医院は3か月ごとに検診のスケジュールを組みました。そして、以上のことがうまくいくか、様子をみました。その結果、四半期ごとにネズミ算式の成長を遂げることができました。人を幸せにする喜び、そして物事がうまく進む喜びをかみしめ、満喫し、味わいました!私たちの手腕を次のレベルに押し上げるためにジェイのセミナーに参加しようと考えており、直接会える機会を楽しみにしていました。

どころが、大変なことが起こりました。ビジネス上のパートナーでもあり愛する人でもあった彼が、突然予期せぬ病気にかかり、まもなく亡くなってしまったのです。私には、2人体制で対応していた診療が残されました。私はただ1人の医師になってしまいました。しかも、それまでの私は、補佐的な役割、2番目の医師としての役割で満足していた女性の医師であり、優秀な男性医師の活性剤の役割を果たしていたのです。

彼が亡くなり、私を待ち受けていたのは、ビジネスの経営、給料を支払わなければならない多くのスタッフ、そして、私たちを慕ってくれる(そして治療に来る)たくさんの患者さんと保護者の方々でした。そして私自身は、言葉に表わせないほど深い喪失感に襲われていました。

その日その日と1日ずつ向き合いながら、すっかりなじんだジェイのマインドセットの中を懸命に探りました。手元にある課題に向かうためのアクションを書き出すことから始めました。患者さんや保護者の方からもらった数多くのお悔やみカード1枚1枚に対して、自分で返事を書きました。これによって、1人1人との関係をさらに強くすることができました。また、世界中にいる数多くの小児歯科医と連絡を取り始め、1人1人に対して、この関係がどれだけ私にとって大切かということを伝えました。歯列矯正セミナーを今後も続けていくことを伝え、セミナーに招待し、若い歯科医たちにも参加してもらいたいと伝えました。

オンラインで歯列矯正を学ぶグループが生まれ、この機会を通じて小児歯科医と連絡を取り合うこともできるようになりました。また、小児歯科医の会合を探し、すべての会合に出席し、小児歯科医同士のつながりをさらに深めました。地域の開業医グループはマスターマインドを学ぶグループになり、患者ケアをはじめ、口コミやビジネス戦略についても学んでいます。この勉強会は、毎月開催しています。私は今でも、このグループの主催者であり、司会者であり、「お母さん」でもあります。私のオフィスで開催することが多いです。さまざまな開業医とともに学んでおり、高いレベルをお互いに維持することができ、結果としてそれぞれのビジネスを成長させています。

当医院については、スタッフの報酬体系を変更しました。スタッフは、実際に行なった診療数のみに基づいて給料が算出されます。雇用年数に基づき、1期前の四半期の診療数とその期間の労働時間数を乗算して給料が決まります。ベースもなく、利益分配制度もありません。診療による収入だけで給料が算出されます。報酬体系を変更してから、スタッフは予想よりも多くの給料を得ており、このビジネスの成長に強い関心を持っています。この報酬体系を気に入ってくれたようで、変更した翌年も、このままの体系で進めるということになりました。

ウォルターが亡くなった年は、私1人しか医師がいませんでしたので、理論的に考えれば医院の収入は約半分に減ると予想していました。ところが、ウォルターが存命で2人体制の診療をしていた前年よりもわずかに上がっていたのです。そして、亡くなってから2年後は、前年比33%の増収という結果を残すことができました。

現在は、セミナーに加えて、コンサルティング兼コーチングという柱を立てているところです。これによって、医師たちに向けて、ジェイのマインドセット(成功を収めるための戦略)を教えコーチングをするということができます。桁外れの結果を残すことができるように、ビジネスを変革するサポートを提供する予定です。

また、目まぐるしく変化していくIT環境や熾烈な競争に関わるプレッシャーに対応したり、革新的なことを続けるニーズに対応したり、現在の社会経済情勢に起因するストレスに対応したりするためのサポートもオファーする予定です。多くのコンサルティングサービスは、情報を提供しています。私たちは、戦略のほか、具体的な行動や解決策を提供しています。たとえば、私のビジネスを支援し指導してくれた専門家や当医院のスタッフとの関係を構築したり、私や専門家によるコーチングを受けたりすることができます。さらに、さまざまな分野の研修や専門知識をオファーする予定です。たとえば、グラフィックスとマーケティング、IT、診療所の整備や経営、スタッフ研修、診療所のプランニングとデザイン、薬を使わない診療への移行(鎮静剤や薬、全身麻酔を使わない治療)などです。コーチングを希望する医師に対して、当医院で実践している最先端のコンセプトや戦略を伝え、新たなプロフィット・センターを作り出すことができるようにお手伝いします。

プライベートでも仕事でも、悲しみに打ちひしがれていましたが、ジェイの戦略を活用することで、ビジネスの保証、手法、そして喜びを見出すことができました。

ジェイの戦略とテクニックを継続的に取り入れて実践してきましたので、仕事が好きで、好きなことを仕事にしているということが、私には現実のものとなりました。

歯科医院 ドイル・アンド・ベイカー

 

ここではセミナーやオーディオ教材などで、ジェイ・エイブラハムの教えを学んだ人から寄せられた
感謝の成果報告900通の中から、日本人にも取り入れやすい実例を紹介しています。
jay_small職業や経歴、年齢、国籍もさまざまな人々が、それまでのやり方ではどうにもならない問題に直面し、ジェイの教えを自らのビジネスに適用して乗り越えて来た、ありのままの実践の報告です。ジェイ・エイブラハムとは、フォーブス誌選出全米5大エグゼクティブ・ビジネスコーチ。
これまでコンサル先企業に計測できるだけで1兆円の売上増加を導いた、利益増大の巨匠。
ジェイ・エイブラハム
“The Abraham File:Measurable and Tangible Results”より翻訳

翻訳:渡部真紀子(ShimaFuji IEM 翻訳チーム)
アメリカの大学でビジネスを学んだ後、帰国して小売り業界で働くが、
国際的な仕事への想いが募り、翻訳の道へ。
マーケティング関連の翻訳を経て、弊社翻訳チームに加わる。