ジェイ・エイブラハムは情報商材ビジネスをどのように考えているか

Q:ジェイ・エイブラハムさんは情報商材として自身が金儲けの亡者の代表のように売られてきた経緯があると思うのですが、そのあたりも含め、情報商材に対してどのように考えてらっしゃるのでしょうか?

A: ジェイエイブラハム氏は我々チームに言いました。「情報商材ビジネスを残念に思っている人も多いと思うが、彼ら全部が悪いわけではないんだよ。彼らは正しいビジネスの方法を知らないだけなんだ。誰かが導いてあげないといけないんだよ」と。(2016年12月4日のスタッフ・ミーティングにて)

確かに、「情報商材」はそのまま英語にすると、なんら問題ある用語ではありません。国土が広く、通勤に車を使うことの多いアメリカでは、カセットテープの時代から音声ビジネス教材で学ぶ人は大変多く、親しまれています。ですのでその延長で、動画や音声といった教材をオンラインで提供するような情報コンテンツは、とてもポピュラーです。日本でも例えば英語の音声教材など、オンデマンドやダウンロード教材として馴染みがありますよね。

ところが、日本ではオンラインのメルマガ・マーケティングの黎明期に、「まぐまぐ」などの読者を有料で購入し、その膨大な購読リストに向けて、「儲かる方法」を教えるセミナーを開催。バックエンドで高額商材を売りつけるという手法が一時流行りました。中身のない高額商材を買う人はそんな何万人も存在しませんので、騙されやすい(購入者)リストは売買されるなど、黎明期の無法状態の時に荒稼ぎし、シンガポールや香港で悠々自適の生活を送るアフィリエイターも存在します。無料や低額セミナーに大人数を動員し、「ハイハイ商法」という羽毛布団を売りつけるような手法で、意味もなく高い「塾」や「コンサル」を売り付けてきました。2016年現在時点で、そのような強引な商法は随分下火になりました。もうそんなものにお金を出せる人がいなくなったのです。

あるいは最近医療系まとめサイトで問題になっている、行きすぎたSEO対策も、若いオンラインマーケターのバランスを失った結果至上主義の顛末です。

しかし考えてみると、多くのオンラインマーケターやアフィリエイターは、日本では挽回のチャンスを奪われた才能ある若者とは言えないでしょうか。彼らの這い上がるチャンスを日本社会が奪っているのではないか、あるいは間違った方向に行かないよう、誰かが指導し導いてあげる必要があるのではないか。ジェイ師の指摘を受けて、そんな風に感じるようになりました。

彼らがお金に執着するのは、お金は彼らの自信を裏付ける最もわかりやすい方法だからです。マズローでいうところの「自己承認欲求」が満たされておらず、「落ちこぼれ」のまま精神的飢餓状態で大人になった、青少年のような心の持ち主たちとは言えないでしょうか。だからこそ、彼らにはコーチングや、NLPや、協会ビジネスがハマるのでしょう。いわば、オンラインでのネットワークビジネスです。

しかし、リアルと同様、ネットワークビジネスはビジネスにはなりえません。参入者として他者が作ったビジネスモデルに組み込まれていても、決して豊かになれないのです。ビジネスというのは誰も気づいてない点と点を線で結びつけることで、何もないところに利益のレバレッジポイントを見出し、それを不屈の精神でやり遂げないといけません。

今こそ、私たちは真摯に、丁寧に、ジェイエイブラハムの教える「ビジネスの方法」を広めていかねばならないと考えています。

 

______________

島藤真澄 (ShimaFuji IEM代表)

フォーブス誌選出全米5大ビジネスコーチ,ジェイ・エイブラハムの
東アジアディレクター(交渉代理人)。日本独占エージェント。
ジェイの『限界はあなたの頭の中にしかない』PHP研究所を企画・翻訳。