ジェイ・エイブラハムの「戦略」と「戦法」「手法」の違いについて

Q:ジェイさんの文献ではよく、「戦法」と「手法(もしくはテクニック)」が対比されています。この2つの違いを分かり易く教えてください。

 

A:
戦略(strategy):
全体的かつ包括的な行動計画

手法(tactics):
何かを行う方法

両方とも軍事用語ですので、辞書では軍事的な文脈の場合の訳も出てきますが、一般的には上記のような訳になるかと思います。では具体的にビジネスではどのように当てはめられるでしょうか?

例えば次のようなものは、戦略と呼べるでしょう。
「ターゲットは中規模市場で、初回購入の消費者向け商品をオファーします。そして、購入者の期待に120%答えることで信頼を勝ち取り、リピートを通じて更に多くの商品を売ります。マーケティングを駆使して顧客を獲得します。他社よりも良い商品、パフォーマンス、保証などを提供してくれると、購入者に思ってもらうためです。私たちはそれに120%応えます。」

一方、手法とは、このような戦略を市場で達成するための方法やメカニズムです。広告を出す、メールを送る、ウェブサイトを作って情報を載せる、展示会にブースを出す、といった様々な手法があります。ジェイ師は常に、「戦略的であるように」と言います。つまり、包括的な行動計画を先にしっかりと確立させ、それを達成するために手法を吟味して用いていかなければならない、ということです。

ちなみにShimaFuji IEM 翻訳チームでは、いまだにこの「戦略(strategy)」の訳に迷ってしまうことがあります。文脈からよく考えてみるとそれは、「会社の理念」とか「ビジネスを運営していく上での心得」という意味にも捉えられる場合があるのです。

「戦略」が、ビジネスの中心にある柱のような存在であることを、分かって頂けたでしょうか?

ジェイ師はこうも言っています。
「気まぐれに、新しい手法にとびついてはいけない」と。
戦略を達成していくためにどんな手法を選べばよいのか、どのように選べばよいのかも、師はセミナーや著書で詳しく、分かり易く説明しています。

 

______________

a_washiyama (ShimaFuji IEM 翻訳チームメンバー)